「ジャージー種」の版間の差分
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[[Image:Jersey cow.png|thumb|ジャージー種(メス)]]
[[File:Hiruzen-Bos taurus.jpg|thumb|蒜山高原で飼育されるジャージー牛]]
日本では[[1877年]]([[明治]]10年)に官営牧場である取香種畜場(のちに下総御料牧場と改称)が[[アメリカ合衆国|アメリカ]]より牝3頭・牡2頭を輸入したのが最初である<ref name= jyaj01>{{Cite web|url=http://hcaj.lin.gr.jp/html2/06/6-1.PDF|title=わが国のジャージーの歴史 |publisher=日本ジャージー登録協会|accessdate=2018-08-02}}</ref>。その後、神津邦太郎は、[[1887年]]([[明治]]20年) 12月に洋式の牧場として神津牧場を[[群馬県]]甘楽郡[[下仁田町]](西牧村 当時)に創設し、[[1905年]]([[明治]]38年)8月にアメリカに渡り、当時の農商務省より委託された北米酪農業の調査に従う傍ら、各地の牧場を訪ね、ジャージー種牡牛4頭、牝牛20頭を購入。
カナダに赴いて、フレンチ・カナディアン及びエアシャーの牝・牡17頭、総計45頭の大量の優秀な純粋種を輸入した。これらのジャージーはいずれも当時世界的に名声を博した系統であり、これを基礎とした改良繁殖により、わが国ジャージー改良の先鞭がつけられた<ref name= jyaj01/>。その後国内では[[群馬県]]において小規模に飼育される程度であまり増えなかったが、専業搾乳業者が飲用乳の乳脂率を調整するために少数飼育していた。
戦後は、[[1954年]]([[昭和]]29年)には食糧自給のための畜産振興を企図した[[酪農振興法]]の制定により、原料乳生産地帯に本種が奨励され、[[オーストラリア]]、ニュージーランド、アメリカから[[1960年]](昭和35年)頃までに12,
2016年現在の中心的な産地は、[[岡山県]][[真庭市]]([[蒜山高原]]など。[[2016年]](平成28年)3月末で岡山県内で2393頭、全国の19パーセント)、[[熊本県]][[小国町]]・[[南小国町]](小国郷[[2016年]](平成28年)3月末で熊本県内で1338頭、全国の11パーセント)、[[北海道]]には3,148頭いるが飼養戸数が558戸と全国で一番多くなっている、登録頭数の多い農家一覧からみると、[[岩手県]]二戸郡[[一戸町]]、[[秋田県]][[にかほ市]]、[[群馬県]]甘楽郡[[下仁田町]]などに比較的集中している<ref name= jyaji/>、また、ホルスタインより濃厚な牛乳が取れるため、高脂肪・高品質を特色とした製品作りや、[[バター]]・[[チーズ]]・[[アイスクリーム]]・[[ヨーグルト]]の直販を行う小規模な牧場が数頭単位で飼育する例として、[[こどもの国 (横浜市)|こどもの国]]園内牧場などスケールメリットが望めない都市近郊の牧場に散見される。
== 脚注 ==
{{reflist}}
== 外部リンク ==
* [http://hcaj.lin.gr.jp/html2/01/1-1.html 日本ジャージ登録協会]
{{agri-stub}}
{{デフォルトソート:しやあしいしゆ}}
[[Category:牛の品種]]
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