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[[File:Dutch woonerf.jpg|300px|thumb|ボンエルフとして設計された道路。駐車スペースや意図的な蛇行といったボンエルフの特徴を具備している。|alt= ボンエルフ]]
 
'''ボンエルフ'''({{lang-nl|woonerf}})とは、[[生活道路]]において、車道を蛇行させるなどして[[自動車]]の[[速度]]を下げさせ、[[歩行者]]との共存を図ろうとする[[道路]]のこと。[[1972年]]の[[オランダ]]の都市[[デルフト]]がその始まりとされる{{Sfn|福田正|1994|p=17}}。ボンエルフはオランダ語で「生活の庭」を意味し{{Sfn|福田正|1994|p=17}}、オランダでは短く[[:nl:Erf (verkeerswetgeving)|Erf]]と呼ばれることも多い。
 
== 目的 ==
ボンエルフの目的は住宅地における人と車の共存である。[[1960年代]]後半、[[ブキャナンレポート]]などにより、都市計画に「歩車分離」の概念が浸透した。歩車分離の手法としては、意図的に袋小路を作り、住宅地を通過するだけの車両交通を排除する「ラドバーン方式」{{Sfn|福田正|1994|p=13}}や環状道路に囲まれた地区を複数の小地区に分割し、小地区間の車両交通を規制することにより、環状道路へと車両を逃がす「トラフィックゾーンシステム」{{Sfn|福田正|1994|p=14}}などが存在する<ref group="註">日本では、ニュータウンなどにおいて[[ペデストリアンデッキ]]や[[跨道橋]]、[[地下道]]を利用し、完全な歩車分離が施されていることがある。</ref>。しかしこれらの手法を完全な形で既存の道路に適用することは実際上困難である{{Sfn|福田正|1994|p=16}}。
 
ボンエルフは自動車の速度制限を行うことで、費用及び地形上の制限を軽減し、歩行者の安全という目的を果たすことを意図している。
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== 脚注 ==
<references group="註"/>
 
== 出典 ==
<references />
 
== 関連項目 ==
* [[コミュニティ道路]]
* [[交通静穏化]]
* [[ハンプ]]
* [[宮脇檀]]
 
{{DEFAULTSORT:ほんえるふ}}