「ディオネ (衛星)」の版間の差分

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Matryosika (会話 | 投稿記録)
m WP:BOTR パスカル_(単位) 改名および曖昧さ回避
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| 金属量 =
| 年齢 =
| 大気圧 = 2.9×10<sup>-7</sup>[[パスカル (単位)|Pa]]
| 大気 = {{天体 項目|[[酸素]]| 100%}}
}}
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ディオネは土星の衛星では4番目に大きく、密度は[[タイタン (衛星)|タイタン]]、[[フェーベ (衛星)|フェーベ]]に次ぐ。岩石を含む[[氷]]が主成分であると見られている。公転方向前側の半球は[[クレーター]]が多く明るい。後側の半球は暗くクレーターは少なく網目状の線があり、これは形成直後の内部活動で生じたと考えられている。これらの性質は[[レア (衛星)|レア]]に似ている。
 
2011年の[[カッシーニ (探査機)|無人探査機カッシーニ]]の観測により、極めて薄いながら、[[酸素]]を主成分とする大気が存在することが分かった<ref>{{Cite web|url=http://www.astroarts.co.jp/news/2012/03/08dione/index-j.shtml|title= 土星の衛星ディオネで酸素を検出 |accessdate=2015-01-06|publisher=AstroArts|date=2012-03-08}}</ref>。これは土星の荷電粒子が表面の氷を分解して生じさせていると考えられている。気圧は2.9×10<sup>-7</sup>[[パスカル (単位)|Pa]]という極めて低いものであり、これは地球の483kmの高度に相当する。
 
また、同じくカッシーニのデータから、ディオネの北半球に存在する長さ約800kmの隆起地形である Janiculum Dorsa を調べた結果、氷の湾曲の度合いから、その場所が過去に高温になっていることが推定された。このことから、氷を主体とする他の衛星と同様、地下に海が存在することが示唆されている<ref>{{Cite web|url=http://saturn.jpl.nasa.gov/news/cassinifeatures/feature20130529/|title= Cassini Finds Hints of Activity at Saturn Moon Dione|publisher=NASA|date=2013-03-29|accessdate=2015-01-06}}</ref>。