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=== メンバー ===
; ゼムナス (Xemnas)<ref>KHFMでは謎の男として登場。声優はなし。</ref>: [[声優|声]] - [[若本規夫]] / [[ポール・セント・ピーター]]
: 機関員ナンバー1。称号は「狭間の指導者」。XIII機関のリーダーを務め、[[エネルギー|エアリアルブレード]]を武器とする<ref>「集積の庭園」でのシンボルマークは「ノーバディのマークの周りに12個の大小の十字架が配置された魔法陣」。</ref>。キーブレードの力によってハートレスを倒した際に解放されるハート(人の心)を集め、キングダムハーツを完成させ完全な存在になるのを目的とする。そのために機関ではロクサスを利用し、さらに「レプリカ計画」でキーブレード使いの確保を目論んでいる。その他にも、ホロウバスティオンの地下深くにある「眠りの部屋」にある鎧に会いに行ったり、この部屋と対を為し忘却の城に存在すると言われている「目覚めの部屋」を探していたりと、機関全体の目的からは外れた誰も知らない思惑を内に秘めている。自身の片割れである「闇の探究者アンセム」とは協力関係にある訳ではないようである(他のノーバディ達は片割れとなるハートレスの存在が明言されていないが、彼はその片割れがシリーズ中で明確に登場している数少ないノーバディである)。
: 名前の由来は'''アンセム(Ansem)にXを足したもの'''で、彼のノーバディ化する前の姿はアンセムと名乗ったゼアノート<ref>XIII機関の中で唯一、偽名にXを足して名前にしている機関員。ロクサスの「名前を聞いた」と言われ、「そんなものに意味はない」と答えた</ref>だが、そのゼアノートも元を辿れば[[テラ (キングダム ハーツ)|テラ]]がマスター・ゼアノートに憑依された姿である。そのため、厳密に言えばゼムナスは「テラとマスター・ゼアノートのノーバディ」とも言える存在であり、二人の記憶が混合している節がある。ゼアノートのハートレスがマスター・ゼアノートの影響を強く受けているのに対し、ノーバディであるゼムナスは[[アクア (キングダム ハーツ)|アクア]]の鎧を「友」と呼び、[[ヴェントゥス (キングダム ハーツ)|ヴェントゥス]]が眠る「目覚めの部屋」を探し求めているなど、言動にはテラだった頃の面影が垣間見える。ソラの記憶改竄の影響を受けて昏睡状態に陥ったロクサスを、かつて同じように眠りについていたヴェントゥスと重ねて見ていたようであり、シオンの姿は時折ヴェントゥスに見えることがあるとレポートで語っていた。自身を「本来の姿」と称しており、これが「マスター・ゼアノートを排除して体を取り戻した」という意味なのか、「計画通りにテラの体を支配することに成功した」ことを指すのかは不明。
: ソラがハートレスとなった時に生まれ落ちたノーバディ・ロクサスを機関のメンバーに加え、その6日後、ソラの力量を計るために単身ホロウバスティオンを訪れ、ソラたちと剣を交えた。グーフィーに「アンセム?」と問われ「懐かしい響きだ」と答えていた。この戦いの後に闇の海岸でロクサスに「彼に会ってきた。彼は君に良く似ている」「君が機関に入ってもう6日が経った」と伝えている。ソラが1年間の眠りから目覚めた後、機関メンバー5人を引き連れてホロウバスティオンに顔見せに現れている。またホロウバスティオンに大量のハートレスとノーバディが襲来した際に再び現れており、ハートレスがソラたちによって倒されているのを見届けて姿を消した。その後、存在しなかった世界でキングダムハーツが完成間近となり、用済みとなったソラを始末しようと機関のメンバーを次々と仕向ける。ソラと機関の戦闘の隙に賢者アンセムの手によりキングダムハーツを分解されてしまい、不完全なキングダムハーツと一体化し、鎧を身にまとったり、巨大なドラゴンを操るなど幾度も戦いを挑んでくるも、最後はソラとリクのコンビネーションの前に敗れて消滅した。
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: 元の姿は'''イェンツォ (Ienzo)'''。賢者アンセムの弟子時代は少年であり、親をなくしていたところをエヴェン(ヴィクセンの人間時代の姿)らに引き取られ、賢者アンセムの下で育てられていた。当時は寡黙であったのか、『BbS』作中では一言も喋ることはなかった。アンヴァースに襲われたところをヴェントゥスに助けられている。シークレットムービーにて、賢者アンセムに手を引かれながら、すれ違ったゼアノートとブライグの後ろ姿を見つめていた。後に、レイディアントガーデンにて人間として再生(見た目はゼクシオンそのもの)。彼もエレウスと同じく容態や意識は安定しており、散らばった部屋を掃除していた。更にリアに対し、心奪われた人間が再生する際の現象を事細かに教えるなど研究者としての博識な一面を見せた。また、狡猾な性格だったゼクシオンと違い、幾分か穏やかな人物を思わせる口調を見せていた。
; サイクス (Saix): 声 - [[佐藤銀平]] / [[カーク・ソーントン]]
: 機関員ナンバー7。称号は「月に舞う魔人」。眉間に×字の傷跡、青長髪という外見。機関の初期メンバーではないのにも関わらずゼムナスの補佐役を務めている。ソラに「かつて心があったという記憶が我々の強みだ」と語り、カイリやナミネを追い詰め「俺に心があれば大笑いしているところだ」を嘲るなど心に対する執着心が強い様子が見られた。ゼムナス曰く「心を惑わす方法もよく心得ている」とのこと。'''変形する[[クレイモア'''と呼ばれる長さ1m以上で刀身が幅広い特殊な形の[[剣]]を逆手かつ片腕で振るい、攻撃力を上げる魔法「バーサク」を使う。
: 機関に加入したのはアクセルと同時期であり、その理由も二人である計画を達成するためであったが、その計画が何かは判明しておらず、またアクセルと疎遠になっていったことで絵空事になったと語っている。アクセルが自分を離れロクサスたちと行動を共にするようになり、度々邪魔までされるようになってからはアクセルを変わったと評しているが、アクセルによれば変わったのはサイクスであり、サイクス自身もアクセルだけでなく自分も変わったと認めている。また、アクセルをかつての名「リア」と呼ぶこともあった。「レプリカ計画」についても詳しく聞かされていたため、ノーバディではないにも関わらず機関員として活動していたシオンを毛嫌いしており、最後までシオンの「顔」は見えなかった。
: ソラたちとはトワイライトタウンで初めて相対するが、計画に必要な駒であるソラには敵対心を見せておらず、ハートレスを倒せと言い残して消えていった。機関の反逆者であるアクセルを始末するという任務を受け、ホロウバスティオンに大量のハートレスとノーバディが襲来した時にもアクセルを追って姿を見せる。その際にXIII機関の真の目的、「ソラのキーブレードでハートレスを倒させる真実」をソラに明かし、ソラたちを追い詰める。存在しなかった世界にて、用済みになったソラを始末しようとするが敗北。敗れた後も最後までキングダムハーツに心を求めながら消滅した。
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: 『Re:coded』HD 2.5 リミックス版の追加ムービーにて、リアや賢者アンセムの弟子たちと同じくレイディアントガーデンの研究室で復活していたことが判明したが、彼らが目覚める前に青年ゼアノートと先に目覚めていたブライグによって連れ去られた模様<ref>ブライグの「誰を連れていくんだ?」という問いに対し、青年ゼアノートが「サ」と言いかけたところでムービーが終わっている。</ref>。
; {{Anchor|アクセル(キングダムハーツ)|アクセル (Axel)}}: 声 - [[藤原啓治]] / クイントン・フリン
: 機関員ナンバー8。称号は「踊る火の風」。赤い髪と目の下の[[フェイスペイント]]が特徴。口癖は「記憶したか?」。炎魔法の使い手で武器は[[チャクラム]]と呼ばれるオリジナルの大型[[手裏剣]]。機関の意思とは別に自らの思惑を優先させる節があり、単独行動を執ることが多い。手段を選ばず狡賢く、他の機関メンバーも彼の動向には注意を払っていた。ロクサスがノーバディとして生まれ落ちた時に彼の世話をしたのがきっかけで親友となり、ロクサスといると自分にも心があるような気がしていたという。サイクスと二人である計画を達成するためXIII機関に同期として加入、自らが機関内で邪魔者を消し、サイクスを機関のトップに着かせようとしていたがロクサスとシオンと交友を深めるにつれサイクスと疎遠になっていった。
: 忘却の城ではマールーシャ、ラクシーヌと地上階の管理を担当。ソラを手中に収め機関を牛耳るというマールーシャらの計画に加担する態度を取るが、その真の狙いはマールーシャらの機関への反逆の証拠を握ることにあり、マールーシャの信用を得るため、ソラに真実を明かそうとしたヴィクセンを消滅させており、一方でソラの消滅を阻止するために幽閉されていたナミネを解放し、結果としてマールーシャの陰謀を挫きながら、リク=レプリカを口車に乗せてゼクシオンの消滅を促すなどの不可解な行動を見せていた。結局彼は反逆を企む地上のマールーシャ側にも、それを阻止せんとする地下のゼクシオン側にもつかず、結果忘却の城にいた機関メンバーで唯一生き残った。マールーシャに信用されるためにヴィクセンを、サイクスとの目的のためにゼクシオンを消滅させたことで、一番の裏切り者は自分だとも感じていたようである。忘却の城では裏切り者の抹殺の他に「目覚めの部屋」の探索も任されており、『COM』での出来事のあとも約20日にわたり城に留まっていた。機関の進める「レプリカ計画」について知らされていなかった一人だが、自力で計画の全容を調べ上げた。
: その後、ソラに会いに行くために機関を裏切ろうとしたロクサスを止めることができず、さらにロクサスの脱退の手助けをしたと見なされ、機関から謹慎を命じられた。3日後、ロクサスがデータ上のトワイライトタウンに送られたこと、さらにゼクシオンのコンピュータでデータ上のトワイライトタウンにいくことが可能ということを利用し、ロクサスを奪還するという任務に就く。しかしその時のロクサスはディズによって記憶が改変されており、記憶が戻らないようなら始末するという命令を本人は拒否したため、ゼムナスから圧力を掛けられ従うことになってしまう。仮想トワイライトタウンにてロクサスを呼び戻そうとするも失敗し、最終的に真剣勝負を仕掛けるも真の力に目覚めたロクサスに敗退。ソラを再びハートレス化させればロクサスに会えると考え、機関から離脱して単独行動を開始する。そのためにデスティニーアイランドで親友の帰りを待つ[[カイリ (キングダム ハーツ)|カイリ]]の誘拐を企て、一度は成功するもののサイクスの介入により彼女を奪われてしまう。機関の計画にとって邪魔者となっていたアクセルは、この時からソラを助けるために行動するようになる。ホロウバスティオンで一度ソラ達の前に現われてXIII機関の目的を明かした後でカイリの事を謝るが、ゼムナスより彼を始末するよう命じられたサイクスが現れたためその場を去る。その後、存在しなかった世界へ続く道中でソラ達が大量のノーバディに囲まれた際、息も絶え絶えの状態で現れ<ref>小説版では、城に捕らわれているカイリを助けようとしたが、待ち構えていたサイクスに致命傷を負わされたとされている。</ref>、全存在を掛けた攻撃で道を切り開いた。最後はカイリの事を改めて謝罪し、「存在しなかった世界」への道を開くことで力を使い果たし、静かに燃えながら消滅していった。親友であるロクサスの本来の姿であり、敵であるソラが見守る中で消滅していった彼は、どこか満足した様子だった。
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; {{Anchor|ロクサス(キングダムハーツ)|ロクサス (Roxas)}}: 声 - [[内山昂輝]] / [[ジェシー・マッカートニー]]
: 機関員ナンバー13。称号は「めぐりあう鍵」。『KH2』のプロローグ部分におけるプレイヤーキャラクター、および『Days』の主人公。『KH2』では彼の過ごす夏休みが物語のプロローグ兼チュートリアルとなっている。
: かつて'''[[ソラ (キングダム ハーツ)|ソラ]] (Sora)'''がハートレス化した際に誕生したソラのノーバディで、キーブレードが武器(メインはキングダムチェーンで、二刀流時には右手に過ぎ去りし思い出、左手に約束のお守りを持つ。「集積の庭園」でのシンボルは、後者の二刀を交差したものになっている)。ソラがハートレス化していた時期が極端に短かった上に、ロクサスを残したままソラがカイリの心を媒介に人間に再生した為、人間(ソラ)であった頃の記憶を持っておらず、誕生直後は会話も少ない。生れ落ちたトワイライトタウンでゼムナスに名前を与えられ、アクセルに引き連れられて機関のNo.13として迎え入れられた。デミックスに仕事を押し付けられ、アクセルやシオンと親しくなっていき感情や知識を身につけていく。やがて機関への不信感や、仄めかされる「ソラ」の存在、次第に募る自分は何者かという疑問の答えを見いだすために、機関を裏切り脱走する。リクとの戦いに敗れたことでディズの元へと送られ、記憶を改変された上で、ロクサスの記憶で形成されたデータの世界<ref>野村哲也インタビュー『キングダム ハーツ 358/2 Days アルティマニア』P.487より。</ref>へ移される。
: 仮想トワイライトタウンではごく普通の少年として、友達と夏休みを満喫していたが、ナミネとの出会いや、機関より送り込まれたアクセルとの接触により、ロクサスは自分の過去を思い出す。ソラと同化する際には「俺の夏休み、終わっちゃった」と涙を見せ、姿を消した。ソラと一体になった後もロクサスの意識が消えた訳ではなく、アクセルの消滅に立ち会ったことによりソラの中のロクサスも強く影響を受け、ソラしか見ることの出来ない姿で現れ、[[一騎討ち]]を挑んだ。そしてゼムナスとの一応の決着が付いたのちに再びナミネと共に現れ、闇に消え行く筈の自分たちが本体であるソラやカイリの中でこれからも生き続けると告げて、完全にソラと同化した。『KH2』のエンディングではソラとカイリがデスティニーアイランドで再会を果たした時、ソラの中のロクサスもカイリの中にいるナミネとの再会を喜ぶ描写が見られた。
: 本来『KH2』ではロクサスもボスとしてソラと戦う予定であったが、結局ムービーだけの戦闘となってしまい、彼とのバトルが実現するのは『KH2FM』である。