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語源
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* [[肘筋]]<ref name="mori345" />
 
== 語源 ==
英語など欧州諸語で使用されている ulna は、もともとラテン語で「肘」という意味である。
 
古い[[中国医学]]では、清代の『[[医宗金鑑]]』に(現在で言う)橈骨とまとめて「臂骨(ぴこつ)」と言われ、狭義では尺骨を「臂骨」(つまり総称と区別しない)と、橈骨を「輔骨」(俗に纏骨)と呼んだ<ref name="li-2014">
{{Cite journal ja-jp
|author = 李 強
|year = 2014
|title = 解剖学骨名「尺骨」の由来を巡って - 医学文化史の世界を瞥見する
|journal = 大阪物療大学紀要
|volume = 2
|publisher = 吉川弘文館
|url = https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180818064249.pdf?id=ART0010267911
|pages = 53-61
}}
</ref>。
[[杉田玄白]]もこれを踏襲し、『[[解体新書]]』では尺骨を「橈臂骨」と、橈骨を「直臂骨」と訳している<ref name="li-2014" />。
現在の「尺骨」という訳語は、『[[重訂解体新書]]』で[[大槻玄沢]]が義訳(意訳のこと)として初めて用いたもので、古代ローマでも[[周]]制でも肘が長さの単位([[身体尺]])として用いられたことから名付けられたものである<ref name="li-2014" />。
== 脚注 ==
<references/>