「スピノサウルス」の版間の差分
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日本での化石の公開や寄贈について加筆しました。 |
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=== 食性 ===
[[バリオニクス]]や[[スコミムス]]等の近縁種から想像されるその頭部はやや細長く、現生の魚食性[[ワニ]]である[[インドガビアル]]を思わせる。歯も、魚食性ワニのような“鱗が張り付きにくい表面構造のもの”に類似しており、[[魚]]を主食としていた可能性が高い。近年の[[化石]]に対する[[コンピュータ断層撮影|CT]]検査では鼻腔には細孔が無数にある。ワニ
白亜紀の現アフリカ大陸北部に当たる地域では[[カルカロドントサウルス]]、[[デルタドロメウス]]、そして本種の3種類の肉食恐竜が存在していた。これらは主食となる獲物の対象を異にしていたが、時にはカルカロドントサウルスに襲われることもあったらしく、カルカロドントサウルスに棘突起を噛みちぎられたと思われるスピノサウルスの脊椎も見つかっており、競合しつつ共存していたことがうかがえる(この事例は、スピノサウルスが四足歩行であったか、二足歩行だとしても従来考えられていたよりも脚が短かったと思われ、後述の説を補強する間接的な証拠にもなっている)<ref name=bbc/>。
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