「女性映画」の版間の差分
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[[File:Henry Fonda and Bette Davis in Jezebel trailer.jpg|thumb|250px|典型的な女性映画のひとつである『[[黒蘭の女]]』(1938)。[[ベティ・デイヴィス]]と[[ヘンリー・フォンダ]]が主演をつとめる。デイヴィスは慣習に逆らったせいでフォンダ演じる[[フィアンセ]]と社会的名声を失う[[サザン・ベル|南部美人]]を演じる。ヒロインは自己犠牲により名誉を回復する。<ref>Basinger, Jeanine. ''Jezebel''. Audio commentary, 2006 DVD re-issue.</ref>]]
'''女性映画'''
このジャンルのはじまりは[[D・W・グリフィス]]のサイレント映画にまで遡る。[[映画史]]研究者や[[批評家]]は回顧的にこのジャンルとそこに含まれる正典と考えられる作品を定義するようになった。1980年代に「女性映画」というジャンルが批評における概念として確立するまでは、多くの古典的女性映画は「[[メロドラマ]]」と呼ばれることが多かった。
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女性映画の中には高い評価を得たものもある。[[アメリカ国立フィルム登録簿]]に「文化的、歴史的、芸術的に重要」な作品として登録され、保存のために選出された女性映画としては、『[[或る夜の出来事]]』(1934)、『[[模倣の人生]]』(1934)、『[[黒蘭の女]]』(1938)、『[[風と共に去りぬ]]』(1939)、『[[ザ・ウィメン]]』(1939)、『[[レディ・イヴ (映画)|レディ・イヴ]]』(1941)、『[[情熱の航路]]<ref>LaPlace, Maria. "Producing and Consuming the Woman's Film: Discursive Struggle in Now, Voyager". In ''Home is where the Heart is: Studies in Melodrama and the Woman's Film'' by Christine Gledhill, London: British Film Institute, 1987, ISBN 978-0-85170-199-8.</ref>』(1942)、『[[ミルドレッド・ピアース]]』(1945)、『[[忘れじの面影]]<ref name="modleski" />』(1948)、『[[アダム氏とマダム]]』(1949)、『[[イヴの総て]]』(1950)、『[[天はすべて許し給う]]』(1955)などがある<ref>National Film Preservation Board. [http://www.loc.gov/film/titles.html "Films Selected to The National Film Registry, 1989–2010"]. ''[[Library of Congress]]'', accessed October 28, 2011.</ref>。
==関連項目==▼
*[[ベクデル・テスト]]▼
*[[チック・フリック]]▼
==脚注==
{{reflist|2}}
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| isbn = 978-0-313-39111-8
}}
▲==関連項目==
▲*[[ベクデル・テスト]]
▲*[[チック・フリック]]
==外部リンク==
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*Laing, Heather (2000): [http://wrap.warwick.ac.uk/2320/ ''Wandering minds and anchored bodies: music, gender and emotion in melodrama and the woman's film''].([[ウォリック大学]]博士論文)
*Nash, Melanie Leigh (1994): [https://circle.ubc.ca/handle/2429/5684 ''The woman's film, the new women's cinema, and the women's buddy film'']([[ブリティッシュコロンビア大学]][[修士]]論文)
{{DEFAULTSORT:しよせいえいか}}
[[Category:女性映画|*]]
[[Category:映画史]]
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