「プレーリードッグ」の版間の差分

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== 人間との関わり ==
その姿の可愛らしさから日本では人気があり、一時期[[ペット]]として輸入されていたが、[[ペスト]]、[[野兎病]]などの[[感染症]]を媒介するおそれがあり、[[2003年]]3月から輸入は禁止されている(現在、日本国内で販売されている個体は、輸入禁止以前の個体から国内で繁殖されたものである)。ただし、これらの感染症に対してプレーリードッグは弱く、感染してから発症、死亡に至るまで長くとも数週間である。そのため、感染源から隔離されている状態で、その期間以上健常な個体からは感染の危険はない。そのため、[[2008年]]8月に米FDA[[アメリカ食品医薬品局]]にて輸出禁止を解除する方針が示された。ただし、日本国内への輸入に関しては未だ禁止の状態である。
 
[[アメリカ合衆国|アメリカ]]などでは、牧草地において家畜が巣穴で足を折るなどした事故や、入植者たちの畑を荒らしたことなどから[[害獣]]扱いされてきた。また、町外れに作られた野球場が巣穴でぼろぼろになったなどの話が各地に残る。そのため、アメリカなどでは駆除対象として扱われる種もある。大規模な駆除の多くは毒物により行われ、現在でも毒ガスが用いられることがある{{要出典|date=2013年9月}}。駆除によりプレーリードッグを捕食してきた[[クロアシイタチ]]が絶滅寸前に追い込まれ、現在レッドリストへ登録されている。生きたまま駆除する場合には、巣穴にホースを差し込んでプレーリードッグを吸い出す[[掃除機]]のような機械が開発されている。その機械の影響で、手足を失ったり、死亡する個体も多い。また最近では草原の生態系の重要な一部を成す存在として保護が進んでいる地域もあるが、そもそも崩れたバランスの中での保護のあり方に模索が続いている。