「トリクロロ酢酸」の版間の差分

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{{Infobox 有機化合物
[[image:Trichloroacetic-acid-skeletal.png|right|thumb|構造式]]
| name=トリクロロ酢酸
'''トリクロロ酢酸'''(trichloroacetic acid)は、[[酢酸]]の[[メチル基]]の[[水素]][[原子]]3個を[[塩素|塩素原子]]に置換した[[カルボン酸]]。[[示性式]]はCCl<sub>3</sub>COOH。
| 構造式=[[image:Trichloroacetic-acid-skeletal.png|right|thumb160px|構造式 トリクロロ酢酸]]
| IUPAC=Trichloroethanoic acid
| 別名=
| 分子式=C<sub>2</sub>HCl<sub>3</sub>O<sub>2</sub>
| 分子量=163.4
| CAS登録番号=76-03-9
| 形状=白色固体
| 密度=1.6 | 相=
| 相対蒸気密度=5.6
| 融点=58 | 融点注=
| 沸点=198 | 沸点注=
| SMILES=ClC(Cl)(Cl)C(O)=O
| 出典=[http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0586c.html 国際化学物質安全性カード]
}}
 
'''トリクロロ酢酸'''(trichloroacetic acid)は、[[酢酸]]の[[メチル基]][[3つの水素]][[原子]]3個[[塩素|塩素原子]]に置換した[[カルボン酸]]である。[[示性式]]はCCl<sub>3</sub>COOHである
== 性質 ==
常温で白色・[[潮解]]性の結晶。[[分子量]]163.39、融点57.5℃、沸点197.5℃。カルボン酸としては[[酸性]]が強く、酢酸の約1万倍の強さである。
 
常温で白色結晶である。[[潮解]]性、[[腐食]]性を持つ。[[水]]によく溶けるほか、[[エタノール]]・[[エーテル]]類にもよく溶ける。
 
常温で白色・[[潮解]]性の結晶。[[分子量]]163.39、融点57.5℃、沸点197.5℃。カルボン酸としては[[酸性]]が強く、酢酸の約1万倍の強さである。
 
触媒の存在下、酢酸に[[塩素]]分子を反応させることで合成される。
{{sci-stub}}
:CH<sub>3</sub>COOH + 3Cl<sub>2</sub> &rarr; CCl<sub>3</sub>COOH + 3HCl
[[category:有機化合物|とりくろろさくさん]]
 
生化学の分野では[[デオキシリボ核酸|DNA]]や[[リボ核酸|RNA]]、[[タンパク質]]等の沈殿剤として利用されることがある。またナトリウム塩は除草剤としても用いられることがある。
 
日本では[[毒物及び劇物取締法]]により[[劇物]]に指定されている。
 
[[category:有機ハロゲン化合物|とりくろろさくさん]]
[[category:カルボン酸|とりくろろさくさん]]
 
{{chem-stub|とりくろろさくさん}}
 
[[de:Trichloressigsäure]]