「蜂窩織炎」の版間の差分

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'''蜂窩織炎'''(ほうかしきえん、cellulitis, phlegmon[e])とは、[[好中球]]の浸潤が限局せず組織内にびまん性に広がり、[[細胞間質]]を広範囲に融解し細胞実質を[[壊死分解|壊死]]させている、進展性の[[化膿性炎症]]である。'''蜂巣織炎'''(ほうそうしきえん)、'''[[蜂巣炎]]'''(ほうそうえん)、'''フレグモーネ'''ともいう。
 
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== 概要 ==
蜂窩織炎は基本的に[[連鎖球菌]]、[[黄色ブドウ球菌]]<ref>[https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル/14-皮膚疾患/皮膚細菌感染症/蜂窩織炎 蜂窩織炎] MSDマニュアル プロフェッショナル版</ref>
[[クロストリジウム属]]菌<ref>[https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル/13-感染性疾患/嫌気性細菌/クロストリジウム軟部組織感染症 クロストリジウム軟部組織感染症] MSDマニュアル プロフェッショナル版</ref>、[[ビブリオ・バルニフィカス#感染症|ビブリオ・バルニフィカス]]などによる皮膚感染症である。感染部位は[[真皮]]から皮下[[脂肪組織]]である。表皮に感染した場合は[[伝染性膿痂疹]]となる。顔面、四肢に好発し、境界不明瞭な局所の発赤、腫脹、疼痛、熱感が急速に拡大する。発熱、頭痛、悪寒、関節痛を伴うこともある。ここまでいくと血液検査でも炎症所見がとれるが、基本的には局所感染であるため、血液検査で炎症所見はとれないことが多い。深層の感染であるため、[[伝染性膿痂疹]]と異なり飛び火はしないと考えられている。関節周囲に生じたときは[[化膿性関節炎]]との鑑別が難しい。化膿性関節炎では関節穿刺を行うが蜂窩織炎の場合は化膿性関節炎を医原性に作ってしまうため関節穿刺が禁忌となる。
 
== 鑑別診断 ==
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* [[炎症]]/[[化膿性炎症]]
* [[ひょう疽|&#30253;疽]]
 
<!--関連性?:*[[ゲンゴロウ]]-->
== 出典・脚注 ==
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== 外部リンク ==
* [http://www.js-lymphedema.org/?page_id=704 蜂窩織炎] 一般社団法人 日本リンパ浮腫学会
 
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