「アデリーペンギン」の版間の差分

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南極大陸の海岸部および周辺の島々に、大きな[[コロニー]]を形成する。{{要出典範囲|なお南極大陸内におもな繁殖地をもつペンギンは、アデリーペンギンとコウテイペンギンのみである|date=2018年3月}}<!-- コウテイペンギンは南極大陸内陸部でも少なくとも3ヶ所の繁殖地は確認されているが、主な繁殖地は南極大陸周辺の棚氷上 -->。
 
繁殖地は海岸にほど近い岩場で、夏になると雪が解けて岩石が露出する場所に限られています。[[ロバート・スコット|スコット]]探検隊が越冬した[[ロス島]]には約50万羽からなる巨大なコロニーが存在する他、[[日本]]の[[昭和基地]]付近にも営巣地があります
 
南極の初夏にあたる10月になるとアデリーペンギンが繁殖地に集まり、小石を積み重ねて[[火山]]のような形の巣を作ります。南極では夏といえども冷たい雨や雪が降り、卵が冷たい雪解け水に浸ると死んでしまいます。このため親鳥たちはできるだけ高い巣を作る必要があります。しかし岩が露出する場所は少なく、巣材の小石は貴重品である。よって巣作りの頃には繁殖地のいたる所で小石の奪い合いが発生する。
します。
 
メスが産卵するとまずはオスが抱卵し、メスは海へ採餌に向かいます。ヒナが[[孵化]]するまでは約35日間かかるが、途中で一度だけオスとメスが交代しま
 
ヒナは茶色い産毛に包まれ、3週間から4週間ほどは巣にとどまって両親から給餌を受けます。なお、卵やヒナの天敵は寒さの他にも[[オオトウゾクカモメ]]や[[サヤハシチドリ]]、[[オオフルマカモメ]]などがいます。これらの鳥も繁殖期を迎えるため、繁殖地では卵やヒナをめぐる必死の攻防が繰り広げられることとなります
 
ヒナが成長すると、ヒナ同士が集まる「[[クレイシュ]]」が形成され、親鳥はオスメスとも海へ採餌に向かうようになります。クレイシュにやってきた親鳥は、鳴き声で自分のヒナを判別し給餌を行います。クレイシュは3週間から4週間ほど続きます。ヒナが換羽し、成鳥と共に海に入るのは夏の終わりの[[2月]]頃である
 
== 人間との関係 ==