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2008年(平成20年)4月以降は一部先行商品を除き、環境保護の観点から発泡[[ポリエチレン]]断熱皮膜加工の紙製カップ(通称・エコカップ)へと切り替わっている。また、これまで包装フィルムに印字されていた[[賞味期限]]の年月日表記が容器の底に印字されるようになり、製造工場<ref group="注">[[:ファイル:Nissin-foods_Kanto_factory.jpg|関東工場]] ([[茨城県]][[取手市]])や下関工場([[山口県]][[下関市]])など、一部工場の煙突は当商品の容器を模した形状になっている。</ref>(例:関東工場製造、静岡工場製造、滋賀工場製造、下関工場製造、札幌日清製造)の表記も付くようになった。
 
発売当初から長期間採用された発泡スチロール製の容器は乾燥麺の封入で容器自体の強度を上げたりと、梱包方法一つをとってもさまざまな工夫の積み重ねと試行錯誤の繰り返しにより決定された。麺は「[[瞬間油熱乾燥法]]」と呼ばれる方法で製造されている。一般の袋入り[[インスタントラーメン]]の麺塊は厚みが3cm程度であるのに対し、当製品の麺塊はカップの形状に合わせた円錐台形である。そのことから厚みが4cmほどあり、普通に揚げると中は半生に、油温を上げると中が適度な状態になるが外側が黒く焦げるなど、開発時にはなかなか麺全体にうまく熱が行き渡らず苦心したという。この問題の解決にも、チキンラーメンと同じく天ぷらからヒントを得た事が大きく貢献したとされる。
 
また、カップの底に空洞があるのは「出荷時の麺割れを防ぐ(中間保持構造)と同時に、湯をそそいだ時に対流を発生させ、時間の経過とともに徐々に麺の重心が下に移動することにより、3分後の完成時には何もしなくても全体が自然とほぐれ食べやすくなり、その時にスープの水分も密度の高い上部と下部でまんべんなく行き渡るように計算されている(疎密麺塊構造)」というのがメーカー側の説明<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/knowledge/madeby/cupnoodle/wisdom.html カップヌードルの知恵] 日清食品 {{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref><ref>[http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/06/12/1210.html 即席めんに4つの秘密] 日本テレビ系列「[[所さんの目がテン!]]」 2006年12月10日放送分</ref>である。これら中間保持構造と疎密麺塊構造については、日清食品が関係する特許を取得し保持していた<ref>日本国特許「容器付スナック麺の製造法」(特公昭50-38693号)、アメリカ合衆国特許「[http://www.google.com/patents?id=Xx47AAAAEBAJ Instant-cooking cupped noodles and a method of producing the same]」(特許番号 3,997,676)</ref>が、既にその権利に関する大部分は期限が切れている。
 
上記麺塊構造は当初粉末スープが底入れであったため、縦長のカップ容積いっぱいに麺が詰め込まれているとスープが全体にまんべんなく行き渡らず、普通にお湯を注いだだけではカップ底部に溶けきらない粉末スープがほとんど残ったままになるという欠点があった。この点においては粉末スープの場所をカップの底から麺の上へ変更することで改善されたが、発売されてから20年以上経ってからの改良だった。
 
=== 具材 ===
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この「エビ戦略」は、[[航空機]]の[[機内食]]に見られる豪華さと簡便性の両立というテーマに沿ったものである。
 
この他の具材としては、見た目を重視し、[[ラーメン]]にも使われている[[ネギ]]や、[[スクランブルエッグ]]に類似した[[タマゴ]]、味の濃い[[#ダイスミンチ|ミンチ肉]]([[成型肉]])という組み合わせ<ref>[http://www.excite.co.jp/News/bit/00091109306583.html カップヌードルの具の数を数えてみた] - [[エキサイト]] 2005年3月1日<br/>[http://portal.nifty.com/2009/11/25/c/ 日清カップヌードルを自作してみた] @nifty:デイリーポータルZ 2009年11月25日</ref>である。

==== ダイスミンチ ====
具材としてサイコロ状の[[ミンチ]]肉(正式名称は『ダイスミンチ』<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?yr=2010&mn=4&nid=1882 「2010年04月12日 <リニューアル発売のご案内>」] 日清食品公式発表{{リンク切れ|date=2017年9月}}<br/>[http://getnews.jp/archives/8158 【日清さんに聞きました】カップヌードルの “昔の” 肉の名前が判明!] ガジェット通信 2009年3月30日</ref><ref>[http://portal.nifty.com/2009/04/16/c/3.htm カップヌードルのあの肉に別れを告げる。 / 世界をつなぐあの肉] @nifty:デイリーポータルZ 2009年4月16日</ref>)が入っている。作り方は食材の豚肉のミンチと大豆、野菜などを混合した後にフリーズドライ加工している<ref>[http://digimaga.net/2009/04/whats-dice-mince 日清さんに聞きました。それで結局あの謎の肉“ダイスミンチ”って何の肉なんですか?] デジタルマガジン 2009年4月1日</ref><ref name="shirushirusunday" /><ref>{{Cite web|url=http://www.cupnoodle.jp/nazo/|title=【謎肉祭×コナンの“犯人”】謎肉の正体|publisher=日清食品|accessdate=2017-09-18}}</ref>。独特の不思議な食感などで一部に人気があり、[[2ちゃんねる]]など一部ネット上では『謎の肉』『あの肉』『謎肉』『[[2ちゃんねる用語|ぞぬ肉]]』などと、[[2ちゃんねらー]]から呼ばれた<ref>[http://www.j-cast.com/2009/03/28038368.html?p=all 日清カップヌードルの肉変更「あの食感消滅は残念」が相次ぐ] J-CASTニュース 2009年3月28日<br />[http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2010/01/post_497.html カップヌードルの以前の「謎肉」と「コロチャー」どっちが好き?] マイナビニュース 2010年1月12日{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。
 
2009年4月20日より、品質向上・具材強化の一環として、小さな角切りのチャーシュー『コロ・チャー』へレギュラーサイズから変更し、これ以降も各サイズ・種類の具材が順次変更された<ref>[https://www.nissin.com/jp/news/1577 新・うまい! カップヌードル - カップヌードル具材強化について 新開発「コロ・チャー」が入って、おいしさ さらにUP] 日清食品 2009年3月25日</ref>。
 
2015年4月の再リニューアルにより、カップヌードル・カップヌードルビッグ(オリジナル)にも、再びダイスミンチが入るようになった<ref>[https://www.nissin.com/jp/news/4245 リニューアル発売のご案内「カップヌードル」 シリーズ6品(4月下旬よりリニューアル発売)] 日清食品公式 2015年4月13日</ref>。従来のコロ・チャーも入っている。

2016年7月27日には公式[[Twitter]]アカウントが「CUP NOODLE なぞにく」と書かれたカップヌードルと同じ外装の[[コンビーフ]]缶を開缶する写真の付いたツイートを投稿したほか<ref>[https://twitter.com/cupnoodle_jp/status/758148607623041025] カップヌードル (Twitter) 2016年7月26日</ref>、同年9月12日には「カップヌードルビッグ "謎肉祭" 肉盛りペッパーしょうゆ」が発売されるなど<ref>{{Cite web|url=https://www.nissin.com/jp/news/5479|title=「カップヌードルビッグ "謎肉祭" 肉盛りペッパーしょうゆ」(9月12日発売) |publisher=日清食品グループ|accessdate=2016-09-05|date=2016-09-05}}</ref>、日清食品側が『謎肉』の呼称を使うようになった。

=== マーケット設定 ===
当時すでにインスタントラーメンは現在のスタイル、すなわち、3分程度加温し粉末スープを加えるものが主流だった。チキンラーメンは[[関東地方]]では市場には流通していなかったため、熱湯を注いで3分で食べられるというスタイルは、発売地域外の若者にとっては物珍しかった。また、チキンラーメンを知る世代に対しても、どんぶりをカップに替え、具材も豊富な「完全調理済食品」であり、あくまでラーメンではなく「ヌードル」という新しい食品であるイメージを強く押し出していた。
 
当初、問屋を通した正規ルートで[[希望小売価格]]100円での展開を目指していたが、当時約25〜35円だった袋入りインスタントラーメンの3〜4倍程度の設定であったため、関係者の反応は悪く、注文の入らない日々が続いた<ref name="nissinworld">[http://web.archive.org/web/20090419075803/http://www.nissinfoods.co.jp/knowledge/madeby/cupnoodle/world.html Made by 日清食品|カップヌードルの話|世界に広がるカップヌードル]</ref>。
 
そこで、全く新しいスタイルの商品であることもあり、[[マーケティングリサーチ|市場調査]]も兼ねて従来と違った特殊なルート(野球場([[東京スタジアム (野球場)|東京スタジアム]])や遊園地、警察署や消防署などといった夜勤の多い職場など)での試験販売が行われ、関東地方では東京スタジアムが初めて販売された場所であるといわれている。最初の大口顧客となったのは「簡便性」「完全調理済食品」という点に目をつけた[[自衛隊]]であった<ref>[https://web.archive.org/web/20050207003823/http://www.nissinfoods.co.jp:80/world/town/cup2_2/index.html 日清食品 : ラーメンワールド :なぜなぜタウン]</ref>。
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1971年(昭和46年)11月21日<ref>[http://web.archive.org/web/20140213235930/http://www.cupnoodle.jp/story/index.html カップヌードル 誕生秘話と歴史] 日清食品</ref>には、東京・[[銀座]]の[[歩行者天国]]で大々的な宣伝販売を行い、4時間で2万食を販売した<ref name=nissinworld/>。当時はパッケージにプラスチック製フォークが添付されていた。
 
発売翌年の1972年(昭和47年)2月、[[あさま山荘事件]]が起きた際に、[[機動隊]]員達が食べる場面が日本全国に[[生放送]]され、[[視聴者]]の注目を集めた<ref name=nissinworld/>。事件当時の現場は、-[[摂氏]]マイナス15度前後の寒さで、警察官たちに配給された[[弁当]]も凍ってしまったため、熱湯を注いて3分ですぐに食べられる当製品が非常食として導入されたものであった。
 
これをきっかけに認知度は飛躍的に高まり<ref name=nissinworld/>、各地域から販売希望が多数寄せられ、その要望に応えて後に全国発売となった。また、日清食品一社提供番組の『[[ヤングおー!おー!]]』([[MBSテレビ|毎日放送]])でも大々的に宣伝された。
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==== デザイン ====
[[ファイル:Cup Noodle.jpg|thumb|250px|<center>日本国内に設置されている看板</center>]]
パッケージの基本的なデザインは、1970年の[[日本万国博覧会]]のシンボルマークをデザインした[[大高猛]]によるもので、1971年の発売当初から継続して踏襲しており、どの国で発売されているものでも企業ロゴ・“CUP NOODLES”のロゴ(日本のみ“CUP NOODLE”と表記)とキャタピラ(帯状の点線)<ref>[https://www.nissin.com/jp/news/2164 「発売40周年記念デザイン カップヌードル」3品 (3月7日数量限定新発売)] 日清食品グループ 2011年2月28日</ref>を入れるきまりになっている<ref>{{Cite book|和書|author=渡部千春|authorlink=渡部千春|title=これ誰がデザインしたの?|accessdate=2009-06-23|publisher=美術出版社|isbn=4-568-50269-1}} </ref>。この通称キャタピラは、安藤百福がデパートで見かけた洋皿の柄が原点であり、[[2018年]][[4月6日]]に位置商標として商標登録された(登録番号:第6034112号)<ref>[https://www.nissin.com/jp/news/7083 ロゴやブランド名のない "のっぺらぼう" でも「カップヌードル」と認識できます!「カップヌードル」の "キャタピラ" が「位置商標」として登録] 日清食品グループ 2018年7月2日</ref>。
 
容器における表現では「'''カップヌー<sup>ド</sup>ル'''」と「ド」が小さく表記されているが、これは「ヌードル(noodle)」の正確な発音{{refnest|group="注"|'''noodle'''の音節は'''noo・dle'''、発音記号は'''núːdl'''で、日本語で詳細に表現すると『ヌー'''ドゥ'''ル』に近い<ref>[http://ejje.weblio.jp/content/noodle noodle] Weblio辞書 英和辞典</ref>。}}に合わせて「<small>ド</small>」を小さく表記したデザインにしたためである<ref name="shirushirusunday">2010年9月19日放送『[[シルシルミシル|シルシルミシルさんデー]]』([[テレビ朝日]])[http://web.archive.org/web/20160304225922/http://www.tv-asahi.co.jp/shirushirusunday/contents/sun_bk/0011/ テーマ1 / 日清食品]</ref><ref>[https://faq.nissin.com/faq/faq_detail.html?id=557 Q. 「カップヌードル」のパッケージの「ド」が小さいのは、なぜですか?] 日清食品 よくあるご質問</ref>。一部に『当時「ヌードル」という言葉が日本に定着しておらず、この商品を見て「[[ヌード]]」と勘違いされ、購入を敬遠されるのを避けるため』という説も存在していたが、『[[キングコングのあるコトないコト]]』([[キングコングのあるコトないコト#放送リスト|2010年8月2日放送、第40回テーマ]]「インスタントラーメン」)にて日清食品広報部はこの説を否定し、前述の理由を示した<ref>[http://kakaku.com/tv/channel=10/programID=23411/episodeID=433178/ 「キングコングのあるコトないコト」2010年9月12日(日)放送内容] 価格.com</ref>。
 
[[1975年]](昭和50年)には、米国プラスチック協会の[[デザインに関する賞|デザイン部門グランプリ]]を受賞している<ref name="ayumi">[http://web.archive.org/web/20050509103556/http://www.nissinfoods.co.jp/world/museum/history/1971.html 日清食品アーカイブ:製品のあゆみ:1971〜1980] 日清食品(2005年5月9日時点でのインターネット・アーカイブ)</ref>。
 
日本向け製品のシュリンクフィルム包装のカップ底面にある「開封口」にはシール(透明、かつては[[バーコード]]印刷)が貼ってあり、そのシールを剥がすことによりフィルムを開封する。また「カップに湯を入れた後、フタにこのシールを貼って閉じることができる」という利便性も兼ねている。凹凸が少ないこの容器に、包装フィルムが密着しており、突起状の道具で突き刺して切り裂かなければ開封しづらかったという、他商品にない特有の欠点を、容器に大きな改良をすることなく対処がなされている。
 
地域限定パッケージも存在し、2016年には[[北海道限定品|北海道限定]]で「CUP NOO道(カップヌードウ)」デザインの製品が発売されたことがある<ref>[https://rocketnews24.com/2016/11/07/822312/ 【なにそれ】日清カップヌードルの激レア仕様「カップヌードウ(CUP NOO道)」が北海道で発売開始!] - ROCKETNEWS24・2016年11月7日</ref>。中身は通常のカップヌードル・シーフード味・カレー味と同じ。
 
==== 保存方法 ====
直射日光の当たらない常温の場所で保管する。また、パッケージ注意書きに「移り香注意」とあり、臭いの強いものとは一緒に保管しないこと<ref>{{Cite web|url=https://faq.nissin.com/faq/faq_detail.html?id=527&category=7&page=1|title=カップめんの容器や袋めんの注意書きに「移り香注意」とありますが、「移り香」とは何ですか?|publishe=日清食品|accessdate=2016-09-17}}</ref>。買って放置
 
2008年(平成20年)10月23日、当製品を食べた消費者が嘔吐や舌のしびれを訴える事件が発生した。スープからは[[防虫剤]]「[[パラジクロロベンゼン]]」が検出された。10月25日には4月以降、相次いでパラジクロロベンゼンなどの防虫剤成分が検出されていたことと、日清食品の実験で「防虫剤の近くでカップヌードルを保管すると、成分が容器を浸透し麺に付着すること<ref>{{Cite web|title=環境化学物質の食品への移行と異臭苦情-パラジクロロベンゼンによる食品の汚染|publishe =(一財)食品分析開発センターSUNATEC|url=http://www.mac.or.jp/mail/100801/01.shtml|accessdate=2016-09-17}}</ref>を確認した」と発表。4月から導入したエコカップが特に臭気を浸透しやすいと判断し、改良型のエコカップ仕様の製品に順次置き換えられることも発表された<ref>{{Cite news|title =日清食品カップめん、4月以降で防虫剤成分検出26個|newspaper=読売新聞|date=2008-10-25|url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081024-OYT1T00667.htm}}{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.nissinfoods.co.jp/utility/cupnoodle/index.html|title=お客様へ大切なお願い|publisher=日清食品|accessdate=2016-09-17|archiveurl=http://web.archive.org/web/20081031211037/http://www.nissinfoods.co.jp/utility/cupnoodle/index.html|archivedate=2008-10-31}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.nissinfoods.co.jp/utility/cupnoodle.html|title= 自主回収のお知らせ|publisher=日清食品|accessdate=2016-09-17|archiveurl=http://web.archive.org/web/20081027040817/http://www.nissinfoods.co.jp/utility/cupnoodle.html|archivedate=2008-10-27}}</ref>。
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=== 国外への普及 ===
{{右|[[ファイル:TS3H0052.JPG|thumb|190px|none|米国[[コストコ]]社の[[プライベートブランド|PB]](カークランド・シグネチャー)、OEM商品(2008年6月撮影)]]}}
1973年の米国発売から始まって世界80カ国以上に普及しているが、各国ごとの事情に合わせ、味はさまざまなものが販売されている<ref name=nissinworld/>。広告も盛んに行われ、とくにニューヨークでは、ランドマークとして1996年から2006年までタイムズ・スクエアビルの頂上付近に約16メートルの立体看板が鎮座していた。同ビルが伝統的に湯気を出す広告を設置していたためである<ref name="nyc" />。
 
=== 自動販売機 ===
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[[ファイル:Instant noodles vending machine (14157927172).jpg|150px|サムネイル|none|現在のカップヌードル自動販売機の例]]
}}
日本には、発売当時から[[自動販売機]]による商品販売が行われている。第1号機は、東京・[[大手町 (千代田区)|大手町]]にある[[日本経済新聞社]]東京本社に設置された<ref name=nissinworld/>。湯を供給する機能(無料・有料)もついており、主に高速道路のサービスエリアや幹線道路沿いの[[オートレストラン|終夜営業の自動販売機コーナー]]、フェリー、企業、学校の休憩施設内、あるいはサウナ、カプセルホテル、漫画喫茶などの軽食コーナーなどに設置されている。当初はすべての製品にフォークが添えられていたが、後に割り箸に切り替えられ、現在箸の添付は自動販売機向け限定になった。希望小売価格よりも割高な料金で提供されることが多い。

1975年に姉妹商品として同様の容器を使用し、自販機販売にも対応していた[[インスタント食品|ライス加工食品]]「カップライス」が発売されたが、短命に終わった([[#カップライス|後述]])<ref name="cuprice">[http://sts.kahaku.go.jp/sts/detail.php?no=101710211014&c=&y1=&y2=&id=&pref=&city=&org=&word=%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9&p=2 カップライス] 国立科学博物館</ref>。

[[どん兵衛]]、チキンラーメン、[[日清焼そば]](基本的にUFOの名前は使われていないが、一時西日本地域ではUFOの名前を使ったものも見られた)も容器を当製品と同規格にしたタイプが、基本的に自動販売機専用で売られている。一般店頭ではほぼ手に入らないが、[[シジシージャパン|CGC]]グループのスーパーマーケットの一部など限定した販路で流通しているほか、ネットショッピングで購入できる場合がある。逆にそれらの通常版の製品の給湯が可能なタイプの自動販売機も提供されている。自動販売機版どん兵衛は容器サイズの関係上具が小さく、それによる顧客の不満を解消することが可能になる。
 
== 日本での主な種類 ==
※2018年8月現在
=== レギュラー ===
* [[カップヌードルしょう油|カップヌードル]] - 別称・[[カップヌードルしょう油|「しょう油」「オリジナル」]]。2009年4月下旬出荷分より具材のひとつである従来のダイス状の[[#その他|ミンチ肉]]からダイス状の[[チャーシュー]](通称「コロ・チャー」。コロっとした(正確にはサイコロ型)チャーシューの略)に変更された<ref group="注">他に豚肉と鶏肉の合挽きミンチもわずかながら加えられている。ただし「コロ・チャー」は2010年時点ではレギュラーとビッグに採用されており、ミニ、ライト、リフィル等では従来通りミンチ肉の具材が封入されている。なお、[[木村拓哉]]出演のTVCM「コロ・チャー編」(2009年5月 - 6月)にて、木村と同じ[[SMAP]]メンバーの[[稲垣吾郎]]の写真が「コロ・チャー」と「吾郎ちゃん」を引っ掛けて出てくる他、『[[ゴルゴ13]]』の主人公・[[デューク東郷]]の絵が同様に「ゴルゴちゃん」を引っ掛けて出される(稲垣の写真は2種類使用されている)</ref>。しかし日清食品による消費者調査ではダイスミンチの復活を要望する声も多く、2015年4月からは以前のチャーシューと豚ミンチに加えてダイスミンチが復活する組み合わせとなった<ref>[http://college.nikkei.co.jp/article/38503311.html カップヌードル、6年ぶり「謎肉」復活で若者開拓] 日経カレッジカフェ 2016年6月1日</ref>。
* [[シーフードヌードル]] - 2009年7月上旬出荷分より具材に[[イタヤガイ]]の[[貝柱]]が追加されたが2015年7月出荷分より再び廃止。
* [[カップヌードル カレー]] - 2009年9月中旬出荷分より具材のひとつである従来のダイスミンチからダイス状のチャーシューに変更された(カレーヌードル専用「コロ・チャー」)<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?yr=2009&mn=8&nid=1700 「カレー専用コロ・チャー」が入って、おいしさ さらにUP-「カップヌードル カレー」具材強化について] 日清食品ニュースリリース 2009年9月2日閲覧{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。
* [[チリトマトヌードル|カップヌードル チリトマトヌードル]] - 2010年(平成22年)8月2日に数量限定で食玩商品を発売([[#食玩|後述]])。2001年ごろ、店頭販売の希少性により日清食品のオンラインショップで首位を取っていたことがあり、ネットによる消費者の反応の例として[[東洋水産]]の「俺の塩」とともに日本経済新聞の記事になったことがある。発売以来、根強い人気があるが、日清食品のお膝元である関西圏では長らく一般販売が行われていなかった。関西圏でコンビニなどの店頭に並ぶようになったのは2010年代に入ってからである。1982年に発売開始。また、2017年4月出荷分より具材のひとつであるチキンダイスから白いダイスミンチ(「白い謎肉」)に変更された。
* [[カップヌードルしお|カップヌードル SiO]](しお)- 2012年3月出荷分から具材および調味料にオリーブオイルとチキンが追加。
* [[カップヌードルミルクシリーズ|カップヌードル ミルクシーフードヌードル]] - 「シーフードヌードルに牛乳をかけるとクラムチャウダーの味になる」という口コミから生まれた商品。毎年冬季限定発売。2017年には発売10周年を記念してリニューアル。
* [[トムヤムクン]]ヌードル - [[タイ王国|タイ]]の日清の協力により、現地で発売されている味を再現した。
* カップヌードル [[シンガポール]]風[[ラクサ]] - シンガポールの日清の協力により、現地で発売されている味を再現した。
* カップヌードル [[ミーゴレン]] - シリーズでは珍しい(インドネシア風)カップ焼きそばであり、食べる前に上蓋に穴を空けて湯を切る必要がある。ただし、容器自体は他製品と同じ形状である。
* カップヌードル パスタスタイル - [[ボロネーゼ]]、和風タラコ、[[ボンゴレ]]。カップ焼きそばのように湯を切る形式。
* タイ カップヌードル - トムヤムクンとミンスドポーク。タイで販売されている商品を逆輸入したもの。
* カップヌードル リッチ 無臭にんにく卵黄牛テールスープ味&贅沢とろみ[[ふかひれ|フカヒレ]]スープ味 - 45周年の限定発売商品で、高級食材を使用した「カップヌードル リッチ」シリーズの第2弾(フカヒレスープ味は第1弾でも販売)。
* カップヌードル 香辣海鮮味(しゃんらーかいせんあじ。スパイシーシーフード) - 45周年企画として2016年5月に行われた「世界のカップヌードル総選挙」で1位になった香港の製品。当初は「ビッグ」として販売され、2017年にレギュラーサイズで復活した。
* カップヌードル [[抹茶]]仕立てのシーフード味
* クリーミートマトヌードル - パッケージには「CHEESE TOMATO」と書かれている。
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=== ビッグ ===
当初は「Dカップヌードル」の名前で発売。麺量を袋麺と同等の重さに増量したタイプで、内容量99g麺量85gとレギュラーより多い。
* カップヌードル ビッグ - 2010年4月26日のリニューアル版より、従来のダイス状のミンチ肉からダイス状のチャーシュー(「コロ・チャー」)に変更された。
* シーフードヌードル ビッグ - 2010年4月26日のリニューアル版より、具材にイタヤガイの貝柱が追加された。
* カップヌードル カレー ビッグ - 2010年4月26日のリニューアル版より、従来のダイス状のミンチ肉からダイス状のチャーシュー(「カレー専用コロ・チャー」)に変更された。
* カップヌードル チリトマト ビッグ - 2017年4月出荷分より具材のひとつであるチキンダイスから白いダイスミンチ(「白い謎肉」)に変更された。
* カップヌードル 帰ってきた謎肉祭W 2種の謎肉ペッパーしょうゆ味 - 従来の「謎肉」のほかに「白い謎肉」が同時に楽しめる"謎肉祭" の改良版。
* カップヌードル チーズピザポテトマト味 ビッグ
 
=== キング ===
「ビッグ」よりもさらに内容量が大きい。2012年1月23日に発売された40周年記念商品。麺は従来品より太く、量は105g全体は120gと過去最大の重量を誇る(レギュラーサイズの約1.6倍)<ref name="king">[http://www.nissinfoods.co.jp/product/p_4005.html カップヌードル キング] 日清食品{{リンク切れ|date=2017年9月}}<br />[http://nikkan-spa.jp/133633 カップヌードルキングを試食! 具材も麺も笑えるデカさ【検証画像】] 日刊SPA! 2012年1月21日</ref>。具材はネギ・タマゴはレギュラーサイズとほぼ同様であるが、エビはやや大き目で、コロ・チャーではなく大き目の「ダイスミンチ」を採用している<ref name="king"/>。
* カップヌードル キング
* カップヌードル キング シーフード - 具材とスープ以外はしょうゆ味と同じ。
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* カップヌードル カレー ミニ
* シーフードヌードル ミニ
* カップヌードル Si(SiO(しお) ミニ
* カップヌードル 味噌 ミニ
 
=== ライト ===
[[メタボリックシンドローム]]などに代表される[[生活習慣病]]問題を危惧するユーザーを対象にした機能性重視のもの。ノンフライを基本とするミスト・エアードライ製法が用いられており、中心層に[[食物繊維]]を練りこんだオリジナル3層麺に植物油を吹き付けて、高温度の熱風を当てて乾かしたもの。そのため、油と[[小麦粉]]の利用を極力抑えられ、麺重量が40g(カップヌードルの2/3)、カロリーが198kcalに抑えられている。開発開始は2008年頃<ref name="msn20100923">[http://web.archive.org/web/20101007023645/http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/100923/sty1009230739001-n1.htm 【こうして生まれたヒット商品の舞台裏】日清食品「カップヌードルライト」] 産経新聞 2010年9月23日</ref>。2009年3月19日より全国発売開始。2009年度は当初の計画を30%上回る売れ行きを記録した<ref name="msn20100923"/>。購入層は当初想定された[[ダイエット]]に関心のある40代前後の男女を中心に、普段はカップ麺をあまり食べない若い女性にも広がった<ref name="msn20100923"/>。なお、後述するカップヌードル ナイスが発売後も多くの味のバリエーションが存在していたが、2018年のカップヌードル ナイスのリニューアル実施に伴い、当シリーズは発売当初のカップヌードル ライトとシーフードヌードル ライトのみに整理された。
 
* カップヌードル ライト
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* ブイヤベース風シーフードヌードル - 2012年8月発売、[[錦織圭]]監修。「ライト」の表記はないが、ライト方式で製造されている。
* カップヌードル ライト [[そうめん]] - 2014年7月7日発売。既存のカップヌードルシリーズとしては1973年から1977年まで発売されていた'''カップヌードル 天そば'''以来、およそ37年ぶりの投入となる和風カップ麺であり、購入層は60代前後の年配層を想定している。なお、後述するカップヌードルごはん、カップヌードルおにぎりを除く既存のシリーズとしては唯一、[[日本農林規格|JAS規格]]非認定商品となっていたが2017年のリニューアルよりJAS規格認定商品に変更された。
* カップヌードル ライトプラス トマトそうめん - 2016年7月発売。これまでの「そうめん」を「旨だしそうめん」としたうえで新たな味を加えた。
* カップヌードル ライトプラス - [[ラタトゥイユ]]、 [[バーニャカウダ]]、蟹のトマトクリーム、ビーフと野菜の[[ボルシチ]]
 
=== カップヌードル ナイス ===
2017年4月10日から発売開始。前述の「ライト」を改良した商品で、通常のカップヌードルの“こってり感”はそのままに、麺には[[レタス]]4個分の[[食物繊維]]を配合。小麦粉と食物繊維の配分を見直し、麺重量を「ライト」と同じ40gに据え置いたまま脂質50%オフ・糖質40%オフ・カロリー178キロカロリー(カロリーはレギュラーサイズ版のカップヌードルしょうゆ味の約半分)を実現したノンフライ麺。パッケージは通常のカップヌードルのデザインに、「CUP NOODLE」のロゴを[[8ビット]]調にしたもの。
* カップヌードル ナイス 濃厚!ポークしょうゆ - カップヌードル(オリジナル)ならではのペッパーを利かせたオリジナル醤油スープに、ポークエキスを加えてコク深い味わいに仕上げた濃厚なスープが特徴。
* カップヌードル ナイス 濃厚!クリーミーシーフード - シーフードヌードルならではの魚介の味わいはそのままに、クリームシチュー風のクリーミーでコク深い味わいの濃厚なスープで仕上げている。
* カップヌードル ナイス 濃厚!キムチ豚骨 - クリーミーな豚骨スープをベースに、唐辛子の辛みとキムチのうまみを利かせた、ピリ辛で濃厚な味わいに仕上げている。2017年9月11日から発売。
 
=== スープヌードル → あっさり少なめ カップヌードル ===
レギュラーサイズ版カップヌードルの廉価版として日清食品が2006年3月20日から日本全国で発売している<ref name="soup">[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_948_2006_1.html 2006年1月13日「新発売のご案内」] 日清食品ニュースリリース{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>カップ麺の名称。日清食品が、日本の社会環境や生活構造の変化から、カップ麺の愛用者の拡大のために、低価格のカップ麺として発売。オープン価格であるが、一時期は<!--2012年1月出荷分より-->希望小売価格が設定されていた。本製品発売前は100円ショップやディスカウントストアで、あるいは一般の店舗での安売りとして、100円前後の価格で販売されることも珍しくはなかったが、本製品の発売後は低価格での販売については多くの店舗でこちらに切り替えられた。
 
レギュラー(しょうゆ味)、カレー味、シーフード味の3種類で、パッケージデザインはロゴが「'''SOUP NOODLE'''」と表記されている点以外は、「カップヌードル」とほぼ同じである。「スープ感覚」を謳い、麺の重量は50グラム(発売当初は55グラム)と、カップヌードル(60グラム)より少なく、具材の量は、カップヌードル・ミニとほぼ同じ量<ref name="soup"/>(後発のスープヌードル キムチを除く)であり、必要なお湯の目安量はカップヌードルの300mlに対しスープヌードルは320ml(後述するあっさり少なめ カップヌードルは310ml)で多い。レギュラーの肉は旧来のダイスミンチでありコロチャーは入っていない。なお容器は2011年12月出荷分までは発泡スチロール製を採用していたが2012年1月出荷分より既存のカップヌードル(ミニは除く)同様、紙製への変更を経て、2018年4月9日のリニューアルを期に商品名を「'''あっさり少なめ カップヌードル'''」に改称された。
 
仕様は似ているが、カップヌードル商品を買うことで景品が当たるキャンペーン等では対象外商品になる。
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ハリオ社の直販サイト他で「ハリオイースタイルレンジカップ」として、同様の商品(こちらは蓋添付)が入手可能である。シンプルなカラー、デザインで「カップヌードル」の意匠は使われていない。
 
ガラスカップだけでは、調理直後は熱くて素手で持てないため、プラスチック製の外カバーが付属。日清eショップサイトでは数種のカラーバリエーションや、どん兵衛、ひよこちゃん柄が販売されているが、店頭では数量限定のコラボ商品も販売されることがある。
 
また、当初のプラスチックカップでは、特にカレーのリフィルを使うとカップにカレーの黄色が残ることがあったが、ガラスカップではその心配がない。さらに磁器製/樹脂製で電子レンジ調理に対応して持ち手をつけたマグカップ状のカップも発売され、各種リフィル(チキンラーメン、どん兵衛うどん/そば)と合わせて“'''eco style'''”シリーズとして展開している。
 
2014年にはチタンクッカーも限定数量で発売された。
* カップヌードル リフィル
* カップヌードル カレーリフィル
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* チリトマトヌードル リフィル
 
=== カップヌードルごはん マイ・レンジタイム ===
水を容器に注いで電子レンジで煮込んで調理することを可能にしたもの。2008年10月20日より「'''カップヌードル レンジスタイル'''」の名称で発売開始。前述のとおり水を容器に注いで電子レンジで煮込んで調理する以外に、これまでのカップ麺同様、熱湯を容器に注いで調理する事も可能である(熱湯を容器に注いだ場合、電子レンジ調理は不可)。カップヌードル レンジスタイルの容器の体積と麺の質量に関してはレギュラーとビッグの中間に値する大きさである。2009年5月11日、当商品名を「'''カップヌードル マイ・レンジタイム'''」に改名。これに伴い容器の体積と麺の質量をレギュラーとほぼ同等にした。
2010年8月16日より近畿地区2府4県で発売開始。2倍以上の注文で生産が追いつかず2010年8月21日には一時出荷休止となった<ref>[http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100821-OYO8T00261.htm カップヌードルごはん 出荷を休止…日清] 読売新聞 2010年8月21日{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。同年9月27日から「カップヌードル味」が発売開始され<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?nid=2013&yr=2010&mn=9 電子レンジ調理専用・即席カップライス「カップヌードルごはん」販売再開のご案内] 日清食品ニュースリリース 2010年9月6日{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>、翌2011年3月7日には「シーフードヌードル味」も発売再開された<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?nid=2132&src_type=D&yr=2011&mn=2&x=37&y=13&p=2 カップヌードルごはん シーフード 近畿地区販売再開] 日清食品ニュースリリース{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。その後「カップヌードル味」は2011年7月25日から、「シーフードヌードル味」は同年11月21日から日本全国で販売開始された<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?yr=2011&mn=10&nid=2472 カップヌードル シーフードヌードルの味をごはんで再現!! いよいよ全国発売!!] 日清食品ニュースリリース 2011年10月27日{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。
* カップヌードル マイ・レンジタイム [[クリームシチュー]]ヌードル
* カップヌードル マイ・レンジタイム [[ビーフシチュー]]ヌードル
* カップヌードル マイ・レンジタイム [[タコス]]風ヌードル
* カップヌードル マイ・レンジタイム [[トムヤムクン]]ヌードル
 
=== カップヌードルごはん ===
当シリーズの風味に味付けしたカップ麺ではなく、カップ[[飯|ライス]]商品。2009年に発売された[[日清GoFan]]同様、[[ポン菓子|パフライス]]に水を注ぎ電子レンジで約5分半加熱して調理する<ref>{{Cite web|url=http://web.archive.org/web/20100728141910/http://www.cupnoodle.jp/gohan/story/2nd.html|title=開発秘話 第2話 - 日清カップヌードルごはん |publisher=日清食品|accessdate=2011-07-17}}</ref>。2010年8月16日より近畿地区2府4県で発売開始。2倍以上の注文で生産が追いつかず2010年8月21日には一時出荷休止となった<ref>[http://osaka.yomiuri.co.jp/eco/news/20100821-OYO8T00261.htm カップヌードルごはん 出荷を休止…日清] 読売新聞 2010年8月21日{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。同年9月27日から「カップヌードル味」が発売開始され<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?nid=2013&yr=2010&mn=9 電子レンジ調理専用・即席カップライス「カップヌードルごはん」販売再開のご案内] 日清食品ニュースリリース 2010年9月6日{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>、翌2011年3月7日には「シーフードヌードル味」も発売再開された<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?nid=2132&src_type=D&yr=2011&mn=2&x=37&y=13&p=2 カップヌードルごはん シーフード 近畿地区販売再開] 日清食品ニュースリリース{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。その後「カップヌードル味」は2011年7月25日から、「シーフードヌードル味」は同年11月21日から日本全国で販売開始された<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?yr=2011&mn=10&nid=2472 カップヌードル シーフードヌードルの味をごはんで再現!! いよいよ全国発売!!] 日清食品ニュースリリース 2011年10月27日{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。
* カップヌードルごはん カップヌードル味
* カップヌードルごはん シーフードヌードル味
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=== カップヌードルおにぎり ===
当シリーズの風味に味付けしたごはんを使ったもので、カップめんではなく冷凍食品である。味付けされたおにぎりが3つ、カプセル容器に入っており、電子レンジで調理する。2013年4月頃に全国発売。当初のCMでは食べながら口の中を見せる行為が物議を醸した。2014年9月1日にリニューアルが発表され、2個入りとなり、シーフード味が追加、2015年3月1日にはカレー味が追加された。
* カップヌードルおにぎり カップヌードル味
* カップヌードルおにぎりシーフード シーフード味
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=== その他 ===
* カップヌードル保存缶
*:賞味期限3年間の[[非常食]]([[備蓄品]])用。フィルム包装した麺、スープと具のパック、カップ、折りたたみフォークがそれぞれ2食分脱酸素剤とともに金属製の缶に詰められているもの。2012年8月にチキンラーメン保存缶と合わせて計50,000食(25,000缶)が3つの自治体に寄贈され、2013年には一般向けに数量限定発売もされた<ref>[http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130219/wec13021910210000-n1.htm 防災…カップヌードルに「保存3年OK」缶 チキンラーメンも] 産経新聞 2013年2月19日{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref><ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?nid=3037 「チキンラーメン保存缶/カップヌードル保存缶」限定発売のお知らせ] 日清食品プレスリリース 2013年2月18日{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。
* カップヌードル謎肉祭の素 4連パック
「謎肉」だけをパックにした製品。[[セブンネットショッピング|オムニ7]]限定販売。
 
== 日本で過去に発売されていたもの ==
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=== レギュラー ===
<!-- 商品名表記は、日清食品カップヌードル公式サイトの情報に準じています -->
* カップヌードル 天そば - 黎明期のバリエーションのひとつ。[[1972年]](昭和47年)12月<ref name="ayumi"/>に販売開始。世界初の和風カップ麺とされる。しかし1976年(昭和51年)に同社の和風カップ麺「[[どん兵衛]] 天ぷらそば」が発売されたのに伴い、そのまま終売となった。[[伊集院光]]はラジオなどで「カップヌードルの天そばを見たことがあるといくら言っても誰も信じてくれない」と語っていたが{{いつ|date=2017年9月}}、後述の40周年記念キャンペーンで「復刻希望第1位」を獲得し、2012年1月16日に約35年ぶりに復刻版が数量限定で発売された。
* カップヌードル ビアンコ - 2001年に3カ月間限定で復刻
* カップヌードル China 回鍋肉(ホイコーロー)麺 - 1989年発売。短命に終わる。
* カップヌードル China 芙蓉蟹(フヨウハイ)麺 - 1989年発売。こちらも短命に終わる。
** 上記2種類については、[[マイケル・チャン]]をコマーシャルに起用した。
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* カップヌードル とろみ中華 四川麻婆みそ
* カップヌードル とろみ中華 上海蟹玉しお
* カップヌードル スケルトン - 1999年9月に個数限定発売、透明カップを使用<ref>[http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20080818/1017681/?ST=life&P=15 インスタントラーメン大研究 半世紀に渡る進化の歴史と次の商品〔15〕] 日経トレンディネット 2008年9月24日</ref><ref>[http://ascii.jp/elem/000/000/305/305142/ スケルトンボディーのカップヌードル--『日清カップヌードル スケルトン』] ASCII.jp 1999年9月13日</ref>。内容は通常のものと同じ。[[スケルトン (外殻)|スケルトン]]ブームが起きたのを受け、通常商品では見る事のできない塊麺構造やお湯で戻っていく様子を観察することができるというギミックがあった。関東・中部・近畿のコンビニで100万個限定発売されたが、環境ホルモン問題で[[ポリカーボネート]]の食品容器としての使用が批判された時期だったため早期に販売終了となった。
* カップヌードル 旨ダレ中華 焼豚しょうゆ
* カップヌードル 旨ダレ中華 担々みそ
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* カップヌードル チャイナ 旨味オイスター醤油
* カップヌードル チャイナ 辛味豆板醤味噌
* カップヌードル 夏の辛口スパイシーチリ - カップヌードル誕生35周年記念限定商品。
* カップヌードル ワイルド ホットチリペッパー
* カップヌードル マイルド クリーミーチキン
* カップヌードル スパイシーコクしょうゆ たっぷり7種類の具 - 35周年記念終了限定商品。シリーズ唯一のJAS上級規格の材料を用いる。
* カップヌードル 担々 - 2008年に「中国麺ロードを行く」シリーズとして、どん兵衛、チキンラーメン、日清焼そばU.F.O.との4製品でそれぞれ中華風の味が企画された。
* カップヌードル クリーミーチキン
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* カップヌードル 辛口レッドペッパー
* カップヌードル トムヤムクン
* カップヌードル マサラ
* カップヌードル サマーシーフードヌードル
* [[カップヌードルキムチ|カップヌードル Kimchi]]([[キムチ]])- 現在はスープヌードルのラインアップに存在している。
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* カップヌードル イタリアンカレー
* カップヌードル レッドカレー(3代目)
* カップヌードル クリームシチューヌードル - [[バンクーバーオリンピック]]公式ライセンス商品として、どん兵衛・日清焼そばU.F.O.とともに白いパッケージの商品が発売されていた。[[ソチオリンピック]]でも同じ3品が発売された。
*
* カップヌードル [[ブラジル]]風グリルチキン - FIFAワールドカップ[[2014 FIFAワールドカップ|ブラジル大会]]の開催に合わせて発売された。
* [[パンプキン]][[ポタージュ]]ヌードル - [[ハロウィーン]]期間の限定販売商品。
* カップヌードル ベジータ ソテー風キャベツ&ベーコン味 - 過去にも一度、期間限定販売されていた。2015年のCMキャラクターには[[ドラゴンボールZ]]の主要登場人物「[[ベジータ]]」を起用。
* カップヌードル [[マッサマン]]カレー
* カップヌードルライトプラス - チーズフォンデュ<ref>{{Cite news|title=チーズフォンデュ味なのに低カロリー 日清のカップ麺|newspaper=朝日新聞|date=2015-10-30|url=http://www.asahi.com/articles/ASHBX4SF3HBXULFA017.html|accessdate=2015-11-06}}{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>
* カップヌードルライトプラス 和風コンソメ - 2015年発売
* カップヌードルライトプラス 海老の[[ビスク]] - 2016年発売
* カップヌードル リッチ 贅沢だし[[スッポン]]スープ味 - 45周年で限定発売された、初の高級食材を使った商品。
*[[カップヌードル欧風チーズカレー|カップヌードル 欧風チーズカレー]]
* カップヌードル 黄金の鶏油付きスパイシーチキンカレー - [[リオデジャネイロオリンピック]]を前に錦織圭とコラボしたもの。どん兵衛・日清焼そばU.F.O.と併せパッケージが金色の商品が発売された。
* [[カップヌードル欧風チーズカレー|カップヌードル 欧風チーズカレー]]
* カップヌードル レッドシーフードヌードル
* カップヌードル ベジータ 豚キャベツとんこつ
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* カップヌードル イタリアン ビッグ
* カップヌードル チゲ ビッグ
* カップヌードル ジャーマンポテト ビッグ ペッパー塩味
* カップヌードル ロブスターソースシーフード ビッグ
* カップヌードル あらびきポークソーセージ
* カップヌードル イタリアンシーフードヌードル
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* ポークチャウダーヌードル ビッグ
* カップヌードル ベーコンポテトマヨネーズ ビッグ
* カップヌードル キムチマヨネーズ コロチャー入りビッグ
* カップヌードル ポークジンジャー ビッグ
* カップヌードル オニガリラー油ヌードル ビッグ
354 ⟶ 396行目:
* カップヌードル ブイトン ビッグ - 2014年2月発売。ブイヤベースととんこつ醤油。
* カップヌードル ブラジリアンシーフードヌードル ビッグ - FIFAワールドカップブラジル大会の開催に合わせて発売された
* カップヌードル スパイシービーフチリペッパー味 - RED DEVILと書かれ、パッケージに[[マンチェスター・ユナイテッド]]が描かれている
* カップヌードル アヒージョ - エビのオリーブオイル煮風
* カップヌードル とんこつ ビッグ - 以前は「トンコツ」表記だった
* カップヌードル "謎肉祭" 肉盛りペッパーしょうゆ - 45周年記念商品。ダイス状ミンチ肉「謎肉」を通常の10倍使用している。2016年9月12日に発売を開始したが、消費者からの反応が非常に大きく当初の販売計画を大幅に上回ったため出荷を一旦休止。その後同年10月24日に販売を再開した。
* カップヌードル シーフード [[クラムチャウダー]] - アサリのクラムチャウダー
* カップヌードル チーズメキシカンチリ - [[チリコンカルネ]]味。ひき肉とトマトの煮込み風。
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=== キング ===
* カップヌードル [[麻婆豆腐]][[麻婆茄子|茄子]] ピリ辛[[麻辣]]みそ味 - 2013年5月20日発売。麻婆系料理の代表格である「麻婆豆腐」と「麻婆茄子」を合わせた創作メニューであり、その名の通りピリッと辛い麻辣味噌ベースの麻婆スープが用いられている。
 
* カップヌードル キング Miso("コクみそ" との記載)
* カップヌードル キング ベジ豚 - 豚コク醤油 野菜マシとの記載があり、史上最も野菜の量が多い
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*: 両方とも『[[機動戦士ガンダム]]』30周年記念コラボレーション商品。ガラスコップは2009年10月26日発売の完全数量限定商品、リフィル(詰め替え)は2009年12月までの発売期間限定商品で、通常の「カップヌードル カレーリフィル」に比べ3倍の香辛料([[赤唐辛子]]・[[コショウ|ペッパー]])を使用<ref>[http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20091005_char_noodle/ 辛さ3倍のシャア専用赤いカレーヌードルを日清が発売] GIGAZINE 2009年10月5日</ref>。
* カップヌードルリフィル [[AKB48]]マグカップ カップヌードル リフィル付
*: 2012年12月3日発売の完全数量限定商品。2012年当時カップヌードルのCMキャラクターだったAKB48の大島優子、高橋みなみ、小嶋陽菜の3人の画像とサインがそれぞれパッケージと容器にプリントされていた<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?nid=2859 「カップヌードルリフィル用 AKB48マグカップ カップヌードルリフィル付」 【数量限定】2012年12月3日(月) より全国発売] 日清食品 2012年11月30日閲覧{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。
 
=== 食玩マイ・レンジタイム ===
* カップヌードル レンジスタイル マンハッタン[[クラムチャウダー]](トマト風クラムチャウダーヌードル)
* カップヌードル レンジスタイル ニューイングランドクラムチャウダー(クリーム風クラムチャウダーヌードル)
* カップヌードル マイ・レンジタイム クリーム風クラムチャウダーヌードル
* カップヌードル マイ・レンジタイム ミネストローネヌードル
* カップヌードル マイ・レンジタイム オニオングラタン風ヌードル
* カップヌードル マイ・レンジタイム リッチカレーヌードル
 
=== 食玩 ===
* カップヌードル《miniガンプラ》パック
*: 2009年(平成21年)8月31日に数量限定で『機動戦士ガンダム』30周年記念のコラボレーション商品として、いろプラガンダムシリーズとしては史上最小(1/380スケール)となる特製オリジナル「[[ガンプラ]]」をパックした「カップヌードル miniガンプラパック」が発売された。価格はオープンプライスで、シリーズ初の[[食玩]]商品であった<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?yr=2009&mn=7&nid=1660 カップヌードル×GUNPLA(R)たて型カップめん『カップヌードル《miniガンプラ》パック』数量限定新発売およびクローズドキャンペーンのご案内] 日清食品ニュースリリース 2009年7月21日 2009年8月3日閲覧{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。
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== 関連する製品 ==
以下は派生・関連・発展商品。
 
=== カップライス ===
かつて販売されていた[[インスタント食品|ライス加工食品]]。
 
1975年(昭和50年)に姉妹商品として同様の容器を使用し、自販機販売にも対応していた「カップライス」が発売された<ref name="cuprice"/>。従来から確立していた油熱処理技術とパフドライ(加圧乾燥)技術に新開発技術を組み合わせることによって、油っぽさを抑えた多孔質の米([[アルファ化米]]状)にする加工技術が開発されたことにより、美味しいプリクックライス(既処理米飯)として商品化された<ref name="cuprice"/><ref name="info">[http://dictionary.infoseek.co.jp/?ii=0&sm=1&sc=&gr=ml&qt=p&sv=KN&lp=325 プリクック‐ライス [precooked rice]] Infoseekマルチ辞書</ref>。調理法は、熱湯を注いで数秒待ち、その湯を捨てた後に3分から5分蒸らすという、通常のものより工程が増えていた<ref name="cuprice"/><ref name="info"/>。ラインナップにはチキンライス、ドライカレー、エビピラフ、五目寿し、赤飯などがあった。商品自体は優れているとの評価もあったが、調理にインスタント食品としては手間がかかることや、消費者の割高感が払拭されず、発売後まもなく売上減少に至った影響で販売中止となった<ref name="cuprice"/>。
 
1980年代にも同名の商品が発売され、CMや「[[ベスパ|Vespa]]プレゼント」キャンペーンなどの展開が行われたが、後に販売終了した<ref>[http://web.archive.org/web/20040419223829/http://www2.nissinfoods.co.jp/world/premium/list/n1989.html キャンペーン年表] 日清食品(2004年4月19日時点でのインターネットアーカイブ)</ref>。
 
=== カレーメシ ===
2013年9月2日にカップカレーライスが発売。日清GoFanやカップヌードルごはん同様、パフライスに水を注ぎ電子レンジで約5分半加熱して調理する(500Wでの場合)。当時のラインアップはビーフカレー甘口・ビーフカレー中辛・ビーフカレー辛口の3種類<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?yr=2013&mn=8&nid=3198 日清食品から、カレーライスの新しいカタチ。「日清カップカレーライス ビーフカレー 甘口/中辛/辛口」2013年9月2日(月)新発売] 日清食品ニュースリリース 2013年8月6日 2013年8月8日閲覧{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。
 
発売から半年後の2014年4月7日に「'''日清カレーメシ'''」としてリニューアルされ<ref>[http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140225/biz14022512490028-n1.htm 日清がカップカレーライスをわずか半年で見直し 「カレーメシ」に改称し4月リニューアル] 産経新聞 2014年2月25日閲覧{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref><ref>[https://www.nissin.com/jp/news/3397 「日清カレーメシ」4品 (4月7日発売)] 日清食品プレスリリース 2014年2月25日 2014年2月25日閲覧</ref>、カレーメシ・中辛、カレーメシ辛口、カレーメシ大辛、トマトカレーメシの4種類がラインナップ。同年9月16日にシーフードカレーメシが新たに加わった<ref>[https://www.nissin.com/jp/news/3721/ ルゥでもレトルトでもない「第3のカレー」から新メニュー登場 「日清シーフードカレーメシ」 を2014年9月16日(火)に新発売] 日清食品プレスリリース 2014年9月1日 2014年9月1日閲覧</ref>。2015年6月1日に「'''日清カレーメシ2'''」に商品名が変更、リニューアルされ、ダイスミンチが大きめになった。イメージキャラクターは「カレーメシ君」で後に「カレーメシ2君」に改名した。CMでは、カレーメシ時代は「腹が減ったらカレーメシ!!」や「ジャスティス!!」というキャッチコピーが使用され、カレーメシ2になってからは「ペコチン!!」と言った直後、「ペーペコペーペコペーペコチン!!」というBGMが流れ、出演者全員が「ペコチンダンス」というダンスをする内容のCMが放送されており、ジャスティス!!のキャッチコピーは引き続き使用されている。
 
2016年8月29日から、カレーメシとシーフードカレーメシが水を入れてレンジで調理する方式からお湯を注いで指定時間まで待つというカップ麺と同じ方式に切り替わった<ref>[https://www.nissin.com/jp/news/5393 「日清カレーメシ ビーフ / シーフード」 (8月29日発売) ] 日清食品 2016年8月22日</ref>。ただし、レンジ調理式のカレーメシは継続販売している。
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鶏ガラ醤油味、ネギしお味(2011年3月14日発売)、コク旨みそ味(2011年8月22日発売)の3種類。
 
=== 日清マグヌードル ===
公式サイトや商品紹介ページには関係する表記が無いが、パッケージには同シリーズのロゴがついた派生商品。麺とスープをマグカップに入れてお湯を注ぐものである。姉妹品として『どん兵衛』の派生品『日清マグうどん』がある。
* 日清マグヌードル
**1992年に発売。2010年にリニューアル。現在はコンソメしょうゆ味×2、シーフード味×2のセット売り。区別させる為にコンソメしょうゆ味には犬、シーフード味にはパンダの蒲鉾が入っている。
 
=== SDFヌードル ===
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=== らーめんですかい ===
国際線での提供用に[[日本航空]] (JAL) と共同開発されたもの。ミニサイズ。2015年時点では「しょうゆ味」のみが通販等で入手可能だが、過去には「シーフード」等も存在した。味はややさっぱりした和風寄り。郵政公社時代には郵便局の取り寄せカタログも度々登場していた。
 
うどん、そば、そーめん (過去の他バリエーションも) 含めて「[[JALですかい|ですかいシリーズ]]」として、別にカテゴライズされる事も多い。
 
=== スポーツヌードル ===
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* 欧風ブラックカレーヌードル<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?nid=1500 欧風ブラックカレーヌードル] 日清食品{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>
 
== 日本でのスポンサコマ活動シャル ==
この商品はテレビコマーシャルにも力を入れている。CMソングはヒット曲になることが多く、国内外で受賞歴がある<ref>[http://www.sony.jp/products/Professional/ProMedia/sup/sup020604.html ソニーマーケティング]</ref>。
1985年から1986年に放映された「[[パリ・ダカールラリー]]」編では、ラリー参加者のオートバイ・ライダーが食べているイメージを見せ「ハングリアン民族」というCMを流した。曲は[[HOUND DOG]]の「[[ff (フォルティシモ)]]」。このことが理由で親しまれた。
{{See also|#CMソング}}
 
1985年から1986年に放映された「[[パリ・ダカールラリー]]」編では、ラリー参加者のオートバイ・ライダーが食べているイメージを見せ「ハングリアン民族」というコピーを入れたCMを流した。曲は[[HOUND DOG]]の「[[ff (フォルティシモ)]]」。このことが理由で親しまれCMによってヒット曲になった。
CM曲はヒット曲になることが多く、国内外で受賞歴がある<ref>[http://www.sony.jp/products/Professional/ProMedia/sup/sup020604.html ソニーマーケティング]</ref>。
 
{{See also|#CMソング}}
 
1992年には米国ブラックミュージック界の大御所ミュージシャンである[[ジェームス・ブラウン]]が初代MISO(みそ)のCMキャラクターに起用され話題となった。彼の楽曲「Get Up(I Feel Like Being Like A)Sex Machine」の中のフレーズ「Get Up!」が日本人の耳には「ゲロッパ(ゲロンパ)!」と聴こえるという事もあって、それを「ミソンパ!」というフレーズに置き換え彼本人が歌うというセルフパロディ的な内容だった<ref>「歌い分けがミソ「セックス・マシーン'93」 「ミソンパ!」の掛け声CMのみ」『[[日経MJ|日経流通新聞]]』1993年3月2日付、23頁。</ref>。近年、このMISOはしばらくメニューからは外されていたが、味と具材を大幅に刷新し再びラインナップに加わったのは、奇しくも彼が亡くなる前月の2006年11月だった。2009年3月現在販売されているものは通算3代目にあたる。
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1992年より放送開始の、極端に小さなミニ[[原始人]]が[[マンモス]]を追いかける「hungry?」篇(アートディレクター:[[大貫卓也]]、映像ディレクター:[[中島信也]]、ナレーション:[[アニマル・レスリー]])が、1993年にカンヌ国際CMフェスティバルでグランプリを受賞した。日本人ディレクターとしては初の快挙である。このCMには、日清のスタッフが「俺達の方が面白いCMを作れる、失敗した場合は責任を取って全員坊主になる」と会社に持ちかけ、企画を通させたという逸話がある。なお、このCMは好評を博したためシリーズ化され、[[ブロントテリウム]]、[[ウインタテリウム]]、[[メガテリウム]]、[[シンテトケラス]](以上の5つは全て哺乳類)、[[モア]](走鳥類、鳥類)、[[ケツァルコアトルス]](翼竜、爬虫類)といった計7種の絶滅動物が次々と登場することとなった(この順番は登場順ではない)。
 
1999年頃には、[[永瀬正敏]]を[[ベルリンの壁崩壊]]の現場(1989年)や[[スペースシャトル]]の機内(1981年)、生前の[[ジョン・レノン]](1971年)や[[エルヴィス・プレスリー]](1973年)、[[ミハイル・ゴルバチョフ]](1985年)や[[カール・ルイス]](1991年)や[[王貞治]](1977年)など、[[ワルキューレの騎行]]のBGMに乗せて、20世紀を象徴する出来事や人物に対してデジタル合成で現場に居合わせながらカップヌードルを食べさせる「20世紀カップヌードル」篇が作られた。
 
2003年ごろからは「[[Mr.Children]]」の楽曲を使用したCM「NO BORDER」篇を開始、このシリーズは回を増すごとに反戦色が強い映像となっている(国境のマーカーが並べたカップで線引きされており、人々がカップを取る事によって国境が消失するなど)。
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2008年のエコカップ切替時より[[木村拓哉]]がCM出演していた。
 
2010年4月からは「この味は、世界にひとつ」シリーズがスタート。「音楽×カップヌードル」をテーマに<ref>[http://music.goo.ne.jp/contents/news/NML29449/ MISIAのヒット曲「Everything」が日清カップヌードルのCM曲に] goo音楽 2010年3月31日{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>、有名アーティストの曲をカップヌードルをテーマにした替え歌に置き換えるCMで、元となる曲のPVをそのまま映像に使用し、歌詞を替えた部分はCGを駆使して口の動きを歌詞に合わせて変えるなど、非常に手の込んだ作業を行っている。替え歌を唄う人物の正体については公表を控える方針となっている<ref>[http://fmvs.jp/news/music/archive/eid4006.html GLAYが生歌を披露、六本木ヒルズ大歓声に包まれる] meVIEWsa radio 2010年9月20日{{リンク切れ|date=2017年9月}}</ref>。
 
ラジオでもコマーシャルが作成されており、過去には[[ニッポン放送]]で23時の時報前のCMが、ニッポン放送の[[アナウンサー]]を起用し放送されていた。また、発売30周年・35周年記念イベントの一環として同局にてラジオCMが作成されている<ref>[http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/news_release.html?mn=8&nid=351&yr=2001] 日清食品ニュースリリース 2001年8月23日{{リンク切れ|date=2017年9月}}<br />
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2014年の夏ごろからは、外国から見た日本文化を紹介する「SAMURAI,FUJIYAMA,CUPNOODLE」シリーズを制作。「現代のサムライ編」と「[[壁ドン]]編」、「[[本音と建前]]編」が放送された。
 
2015年の6月から「STAY HOT いいぞ、もっとやれ。」なるスローガンにCMを制作。
 
2017年は「HUNGRY DAYS 編」と称して、国内外の名作をモチーフとして、[[窪之内英策]]がデザインしたキャラクターが現代日本で生活し、青春(アオハル)を展開す繰り広げているという設定のアニメーションCMを[[タツノコプロ]]が制作しており、6月の『[[魔女の宅急便]]』編<ref>[http://www.cupnoodle.jp/hungrydays/majyotaku/ 魔女の宅急便 | HUNGRYDAYS アオハルかよ。] 日清食品</ref>、9月の『[[アルプスの少女ハイジ]]』編<ref>[http://www.cupnoodle.jp/hungrydays/heidi/ アルプスの少女ハイジ | HUNGRYDAYS アオハルかよ。] 日清食品</ref>、11月の『[[サザエさん]]』編<ref>[http://www.cupnoodle.jp/hungrydays/sazae/ サザエさん | HUNGRYDAYS アオハルかよ。 | 日清カップヌードル|CUPNOODLE]</ref>、2018年1月の『最終回』編が放送された。
 
2018年3月から「ヤバイ。なんか熱い。」をスローガンに[[EXILE TRIBE]]出演のCMが放送されている。なおCMの内容は、EXILE TRIBEが出演していたドラマ・映画『[[HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜|HiGH&LOW]]』に酷似していることが話題となっている<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/14508908/ どう見ても「HiGH & LOW」カップヌードル新CMがネットでお祭り騒ぎに]</ref>。