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'''Belle II 実験'''(ベル・ツー・じっけん、{{Lang-en-short|Belle II experiment}})とは、[[高エネルギー加速器研究機構]]のSuper[[KEKB#KEKB加速器|KEKB加速器]]とBelle II測定器を用いて、[[B中間子]]における[[CP対称性の破れ]]の精密測定と、人類のまだ知らない[[物理法則]]の探索を目指す国際共同実験である。世界23の国と地域から約700人が参加する[[日本]]最大級の[[素粒子]]実験プロジェクトである。
[[File:The BELLE II Detector.jpg|thumb|Belle II計測器]]
== 概要 ==
前身の[[ベル実験|Belle実験]]に比べ、[[加速器]]の性能を40倍に高め、取得データ量は50倍を目指す。大量のデータ取得によりめったに起こらない稀な素粒子反応を測定するチャンスを向上させることで、新しい物理法則やそれに伴う新しい粒子の発見が期待される。
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有名な素粒子の実験として[[CERN]]の[[LHC]]などがよく挙げられるが、そちらはより高エネルギーの領域(エネルギーフロンティア)での実験であるのに対し、Belle II 実験はより高精度の領域(インテンシティフロンティア)で実験を行うことにより、新物理の探索を行う。
 
[[2010年]]にデータ取得を終了した直後から、Belle II実験に向けた加速器および測定器の高度化に向けた改良作業が始まった。実験はPhase1、Phase2、Phase3と、段階的に計画されている。[[File:The BELLE II Detector.jpg|thumb|Belle II計測器|272x272ピクセル]]
 
=== 各フェーズの時期と概要 ===
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