「交通機関の喫煙規制」の版間の差分

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1976年、[[新幹線]]「[[こだま (列車)|こだま]]」の16号車に[[禁煙車]]が初導入。1980年に国鉄車両内の禁煙化を求める[[嫌煙権訴訟]]が起こされたことを契機に禁煙車設置が本格化。[[1987年]]4月の[[国鉄分割民営化]]後はサービス向上の高まりもあいまって、同年7月には[[山手線]]の[[原宿駅]]・[[目白駅]]で終日禁煙が始められた。[[1990年代]]以降は概ね優等列車全車両の半数 - 70%が禁煙化された。また2007年のダイヤ改正ではJR各社が大幅禁煙化に踏み切った。そして、航空機・[[高速バス]]との競合が激しい東海エリアや西日本エリアにおいては2009年6月、(新幹線・寝台列車・四国(岡山発着含む)の一部列車を除き)ついに全列車禁煙となった。2011年3月のダイヤ改正においては、四国(岡山発着)の列車も全列車禁煙となった。
 
2018年時点で、列車内の一部で喫煙できる場所が存在するのは、[[東海道・山陽新幹線]]と[[九州新幹線]]([[ひかりレールスター|「ひかりレールスター」用700系7000番台]]、[[新幹線800系電車|800系]]を除く)、在来線では[[JR西日本285系電車|285系]]運用による寝台列車のみ、JR以外は[[近鉄特急]](こちらも喫煙ルーム設置による分煙化が進んでいる)のみとなっている。
 
=== JR以外の鉄道・軌道事業者 ===
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私鉄は主に都市部で[[通勤形車両 (鉄道)|通勤形電車]]や準ずる車両を用いる[[大手私鉄]]や地下鉄などは禁煙で、JR[[中距離電車]]に匹敵する運行距離の列車([[近畿日本鉄道]][[大阪上本町駅|大阪上本町]] - [[鳥羽駅|鳥羽]]間[[快速急行#近鉄大阪線|快速急行]]150.4km)でも、原則禁煙となっている。
* 東武鉄道[[館林駅]]や[[新栃木駅]]以北の路線末端区間の[[東武8000系電車|8000系車両]]など4扉ロングシート通勤形電車では喫煙が認められていたが、日光線快速車両以外に灰皿は設置されておらず床面に焦げ跡が見られた。
* [[富士急行]]は自社と[[日本国有鉄道]]の灰皿設置車両で喫煙可能であったが、臨時乗り入れする[[国鉄115系電車]]臨時[[急行列車]]は[[高尾駅 (東京都)|高尾駅]]通過後の旧国電区間が禁煙区間で、これは「○○ - ○○間は禁煙」と車内表示するなど[[優等列車]]も関西以外の電車特定区間は禁煙区間であったことによる。後年、開業当初から禁煙の[[中央高速バス]]に競合して全列車禁煙になる。
 
2000年代以降はJR同様に[[特急形車両|専用車両]]を用いる優等列車で[[座席指定席|座席指定制]]の座席配分で喫も全面禁席を設けたがほぼ標準となり、喫煙ルームも[[近鉄特急]]では喫煙ルームをにおいて設置を進め分煙すいる程度であなどの配慮や<ref>[https://www.ticket.kintetsu.co.jp/web/help/smodevehicle.html 近鉄電車 喫煙できる号車]</ref>、概ね最長200km以内で3時間程度の移動は禁煙を目指すなどの動きが見られる
 
[[路面電車]]、[[モノレール]]、[[新交通システム]]、[[トロリーバス]]、[[ガイドウェイバス]]の軌道や[[大阪市営地下鉄]]等、[[軌道線]]として特許された路線は軌道運輸規程で車内喫煙が禁じられている。