「陸山会事件」の版間の差分

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:2012年6月27日、田代に嫌疑不十分の不起訴処分とした上で減給処分、他の検察幹部に嫌疑なしの不起訴処分とした上で戒告処分が出た。田代は同日に辞職した。さらに監督責任を問われた当時の東京地方検察庁検事正・[[岩村修二]]検事が厳重注意処分を、当時の東京地方検察庁特捜部長の佐久間が、[[戒告]]の懲戒処分を受けるなどした<ref>NHK 6月27日15時42分</ref>。
:上記のように、検察の調査はあくまで『田代検事個人の記憶違いによる過失』としているが、産経は、司法修習生時代に親しい仲だった男性弁護士の弁として「今回の問題は、上から言われたことをきちっとやったことで起きたのだろう」と田代の人柄から『検察の組織的犯行』を匂わす記事を載せている<ref>{{Cite news|title=「努力型」「優秀な検事」早大野球部から法曹の道に 処分の田代検事|newspaper=MSN産経ニュース|date=2012年6月27日23時31分|url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120627/trl12062723220004-n1.htm}}</ref>。
:市民団体は、この不起訴処分を受けて、7月2日に[[検事総長]]・[[笠間治雄]]以下6名の最高検・東京高検・東京地検幹部を犯人隠避で刑事告発、さらに、不起訴処分とともに記者に配布された最高検調査報告書そのものが犯人隠避に当たるとしてさらなる追加告発と検察審査会に申し立てを明言しているた。<ref>{{Cite news|title=虚偽報告書処分 身内への甘さが招く検察不信|newspaper=読売新聞|date=2012-06-27|url=http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120627-OYT1T01518.htm}}{{リンク切れ|date=2015年4月}}</ref><ref>{{Cite news|title=検事総長らを告発 犯人隠避容疑で市民団体|newspaper=産経新聞|date=|url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120702/trl12070216520002-n1.htm}}{{リンク切れ|date=2015年4月}}</ref><ref>{{Cite news|title=虚偽捜査報告で検事総長ら告発 犯人隠避容疑で市民団体|newspaper=朝日新聞|date=2012-07-02|url=http://www.asahi.com/national/update/0702/TKY201207020443.html}}{{リンク切れ|date=2015年4月}}</ref>。
:2013年4月19日に東京第一検察審査会は田代元検事の不起訴不当を、元上司について不起訴相当をそれぞれ議決し、4月22日に発表された<ref>{{Cite news|title=陸山会事件「記憶の混同」、元検事に不起訴不当] |newspaper=読売新聞|date=2013-04-22|url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130422-OYT1T00599.htm}}{{リンク切れ|date=2015年4月}}</ref>。しかし、この審査会での議決は、審査員が全員入れ替わる9ヶ月という異例の長さを要し、さらに補助弁護士の澤新弁護士が元検察高官であったことから、審査補助員が起訴議決を避けるべく恣意的な誘導を行ったのではないかという疑いの余地が生まれ、の選定の過程に疑惑が持たれることになった。東京弁護士会は、7月8日、この選任手続きが、東京弁護士会会長と副会長のみの判断で行われたことを回答<ref>{{Cite news|title=東京弁護士会回答書 |date=2013-07-08|url=http://shiminnokai.net/doc/toben_response5.pdf}}</ref>。検察は田代元検事に対して再度捜査を行ったが、7月31日に不起訴処分とした。
 
===与党議員の行動===