「2タッチ入力」の版間の差分

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'''2タッチ入力'''(つーたっちにゅうりょく)は、[[携帯電話]]端末への文字入力方法の一種である。「'''2キー入力'''」や「'''ポケベル入力'''」、「'''ポケベル打ち'''」、さらに略して「'''ベル打ち'''」などの別名・俗称もある。
 
多くの文字数を携帯機器の一般的な入力方法である[[トグル入力]]に比べ少ないキー操作で入力できる特徴がある<ref>{{Cite web
|date=2003-04-28
|url=http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/0304/28/n_input.html
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== 概要 ==
かな・英文字表示可能な[[無線呼び出し|ポケットベル]](ポケベル)]]へ電話機からメッセージを送る際、かな・英文字1文字を送信するため2つの数字の組み合わせで打ち込む方式が日本で多く採用されていた。この文字入力方法をそのまま携帯電話端末などの携帯機器で行えるようにしたのが「2タッチ入力」モードである。
 
携帯電話端末の通常のかな入力方法では、1文字を入力するのに1〜5回のキー操作が必要であるのに比べ、必ず2回のキー操作で入力できることが特徴である。
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ポケベルにてかな・英文字メッセージを多用していた人にとっては、文字と数字との対応パターンをあらかじめ記憶しているため、一定のキー操作で入力できるメリットが高いとされてきた。
 
2011年現在では、[[ATOK]]・[[Wnn|iWnn]]・[[POBox|POBox Pro]]など日本国内で発売されている携帯電話端末に採用されている文字入力システムのほとんどで、2タッチ入力が標準で使用することができるようになっている。QWERTYキーボードを搭載した機種の増加や、[[入力予測|シングルタップ]]・[[フリック入力]]などの他の効率的な入力方法の導入もされているが、2タッチ入力はテンキー搭載機が広く対応してい、汎用的な入力方法である点がメリットの1つである。
 
[[パナソニック|Panasonic]]の一部機種では、一部2タッチ入力の入力方法を変更した、[[ニコタッチ方式]]もPanasonicの一部機種で採用されている。
 
== 操作方法 ==
子音(あかさたなはまやらわ)を選択後、母音(あいうえお)を12345のうちから選択し入力する。
 
例えば「お」と入力する際、かな入力では「11111」と押して「あ、い、う、え、お」を辿る必要があるが、2タッチ入力の場合「"あ"行(1)の5番目」という意味の「15」と入力する。また、「けいたい」と入力したい場合、かな入力では「2222(け)、11(い)、4(た)、11(い)」と9回押すが、2タッチ入力では「24(け)、12(い)、41(た)、12(い)」と8回押しで済む。
 
2タッチ入力の最初の入力キーは通常の入力で使うキーと同じということ、2タッチ入力の2番目の入力キーは、通常の入力の際にキーを押す総数ということに着目するとキーの押し方を覚える手助けになる。例えば通常の入力で「2」を「4」回押す場合(この場合は「け」)は、ポケベル入力では「24」と押す。同様に通常の入力で「4」を「1」回押す場合(この場合は「た」)は、ポケベル入力では「41」になる。
 
さらにひらがな1文字に対して必ず2キーなので、前の文字に関わらず打ちたい文字だけで確定的に入力できる。例えば「あい」と「かい」の場合、かな入力では「1(あ)、→、11(い)」「2(か)、11(い)」の様に同じ行の文字が続くときだけは矢印キーでカーソルを移動する必要がるが、2タッチ入力では「11(あ)、12(い)」「21(か)、11(い)」の様に前後関係を気にする必要が無い。
 
このため、多くの単語を少ない入力数で入力できるうえ、実際の入力数以上にリズムよく高速に入力することが可能になる。ただし、文字と数字との対応パターンを記憶しておく必要があるなど、一定の慣れも必要である。
 
== 文字の割り当て ==