「ダフニスとクロエ (ロンゴス)」の版間の差分

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『'''ダフニスとクロエ'''』({{lang-grc|'''Ποιμενικά κατά Δάφνιν και Χλόην'''}}、もしくは {{lang|grc|'''Δάφνις και Χλόη'''}})は、[[2世紀]]末から[[3世紀]]初め頃の[[古代ギリシア]]で書かれた恋愛物語。'''ロンゴス'''({{lang|grc|'''Λόγγος'''}} ; [[ラテン語]]表記では Longus、生没年不詳)作と伝えられているが、作者に関することはほとんど何もわかっていない。
 
全4巻がほぼ完全な形で現存しており、[[エーゲ海]]に浮かぶ[[レスボス島]]の牧歌的な情景を舞台に、少年と少女に芽生えた純真な恋とその成就が、恋敵との諍い・海賊の襲撃・都市国家間の戦争などの逸話を絡めて、抒情豊かに描かれている<ref>{{Cite book|和書 |author = [[小林頼子]] |year = 2010 |title = 花と果実の美術館 名画の中の植物 |publisher = 八坂書房 |page = 34 |isbn = 978-4-89694-967-4}}</ref>
 
何度か映画化されているが、日本では、1963年[[ニコス・コンドゥロス]]監督によるギリシアの映画が『春のめざめ』の題で公開されている。