「パンチング」の版間の差分

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[[手]]の[[指]]を握り、[[拳]]にした状態で、腕を前方に突き出したり、上下左右のいずれかの方向から振り回したりして拳を相手の体にぶつけることによって、殴打によるダメージを与える技。
 
格闘技において「打撃技」に区分されて、その中の「[[殴打技]](手技)」に分類される。手技には腕を前方に出す「突き技」と、腕を振り回すようにして繰り出す「打ち技」があるが、パンチは両方の繰り出し方がある。[[手刀打ち]]や[[貫手]]などの拳を握らない殴打技は[[オープンブロー]]と呼ばれ、パンチとは区別される。
 
頭部や、こめかみなどの[[急所]]を狙えばKOや致命傷などの大ダメージを与えることも可能であるが当て方、当てる位置、タイミングなどにより、自らの手を負傷させてしまう[[リスク]]もある。
 
パンチは多くの格闘技武術に取り入られており、様々な名称で使用されている。また、パンチの打ち方も多く存在し、派生技も多い。
 
== ボクシング ==
[[File:Olanda Anderson (Red) tries to land a punch against Rudolf Kraj, 2000.jpg|thumb|right|200px|ボクシングにおけるフック]]
パンチのみで格闘する種目である[[ボクシング]]においては様々な種類のパンチが使用される。主に、直線的な動きを伴うストレート系と、曲線的な動きを伴うフック・アッパー系に大別されるが、同じ種類のパンチでも、力の入れ方や体重の動かし方、またはフォームやスピードが変わる事によって、全く異なった性質を持つことがある。代表的な例が、ジャブとストレートである{{要出典|date=2017年10月}}。
 
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パンチの種類として、腰の回転を使わず腕の瞬発力をもって放つものは'''[[ジャブ]]'''である。重心の移動や体の回転を伴い、主に利き腕を真っ直ぐに突き抜くものは'''[[ストレート]]'''である。これらのパンチは、その軌道からストレート系と呼ばれる。また、ジャブに続けてストレートを放つものを'''ワンツーパンチ'''、または単に'''ワンツー'''と呼び、最も基本的かつ効果的なコンビネーションとして知られる。
 
横から水平に拳を当てるものは'''[[フック (打撃)|フック]]'''である。またフックより大きく弧を描くパンチを'''[[スイング]]'''。下から突き上げるように放つものは'''[[アッパーカット]]'''または単に'''アッパー'''と呼ばれる。アッパーとフックの中間で打たれるパンチに[[ジャック・デンプシー]]が得意としてい '''ショベル・フック'''、[[ドノバン・ラドック]]が得意としていた'''[[スマッシュ]]'''などがある。これらのパンチは、その軌道からフック・アッパー系と呼ばれ、特に左フックは右ストレートと並び、KO率の高い強打である。
 
相手の頭部ではなく腹部を狙うものを'''ボディブロー'''と呼び、ボディストレート、ボディフック、ボディアッパーなどに分類される。また、ボディブローはハードパンチャーであれば[[ノックダウン|ダウン]]を奪うことも可能であるが、通常は相手の動きを止めたり、スタミナを奪ったり、ガードを下げさせて顔面の防御を崩す戦法として使われることが多い。ボディブローのうち、相手の[[みぞおち]]を狙うものを'''ストマックブロー'''、相手の肝臓付近を狙うものを'''レバーブロー'''('''リバーブロー''')と呼ぶ。