「インフォマティクス」の版間の差分

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インフォマティクスの広義の解釈は、1994年[[エディンバラ大学]]によって「コンピュータシステムにおける構造、行動、自然的または人工的な相互作用」というように紹介された。当時設立された情報学部(University of Edinburgh School of Informatics)は現在でも残っている。この解釈は2006年現在のイギリスにおいてもますます利用され、システム上の表現、処理、コミュニケーションなどの研究を含み、情報技術の全てと認知的、社会的側面をも持っている。中心的な概念は情報の変化であり、それは計算やコミュニケーションであり、有機物や人工物でもある。そのような意味では、インフォマティクスは計算機科学、認知科学、人工知能、情報学や関連分野を含み、コンピュータシステムや設計と同様に計算機科学の自然的な範囲にも広がっている。[[アリゾナ大学]]では、このような広い定義を「[http://sci.asu.edu.index.php School of Computing and Informatics]」として2006年9月に採用した。
 
また日本では、高校の教科「情報」の実施が広まった際に、その英訳としての英文表記に関し '''Informatics''' を使うように、2017年4月18日に情報処理学会から提言が出されている<ref>[http://www.ipsj.or.jp/release/teigen20170418.html 高等学校教科「情報」の英文表記について-情報処理学会]</ref>。
 
[[インディアナ大学]]情報学部([http://informatics.iu.edu/ Indiana University School of Informatics])ではインフォマティクスの定義を「情報技術における芸術的、科学的、人間的な面」と「社会の技術革新と応用に対する研究」の二つに定義している。これらの定義は広くアメリカでも受け入れられており、コンピュータの自然利用に関する研究は当てはまらないとするイギリスの使用法とは異なっている。
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英語で発音されるインフォマティクスは、当初「メディカルインフォマティクス」と混同された。メディカルインフォマティクスとは、「医療の現場における認知、情報処理、コミュニケーションと、仕事を支えるための教育、研究、科学技術」という意味合いである。このような混乱は現在でも多く存在し、それらのほとんどはインフォマティクスの応用領域である別の分野として考えられている。
 
インフォマティクスの技術者は「informatician」とも呼ばれる。
 
== 商標 ==