「軽飛行機」の版間の差分

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完成品の販売だけでなくユーザー自らが機体を組み立てることを前提とし、設計図と部品リストに専用部品のみをセットにした組み立てキット([[ホームビルト機]])も多い。
 
長年[[セスナ]]、[[ビーチクラフト]]、[[パイパー・エアクラフト]][[ビッグスリー]]とされている<ref>Pattillo (1998), p. 83</ref>にムーニー社([[:en:Mooney International Corporation|Mooney International Corporation]])が続くという状態であったが、近年では新興メーカーの[[ダイヤモンド・エアクラフト・インダストリーズ]]<ref>[https://alphaaviation.aero/ja/kiji/gakko-kiji/39616 セスナ機(飛行機)について | アルファーアビエィション]</ref>と[[シーラス・エアクラフト]]<ref>[https://gama.aero/wp-content/uploads/2016-GAMA-Databook_forWeb.pdf GAMA 2016 General Aviation Statistical Databook & 2017 Industry Outlook]</ref>のシェアが伸びている。
 
== 代表的な軽飛行機 ==
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:単発高翼。180シリーズの方がややエンジン主力が大きい。シリーズの中で特に[[セスナ 172|172]]がベストセラーとなって1956年の製造開始から1985年の製造中断までに35,000機以上生産され、「[[セスナ機]]」が軽飛行機の代名詞ともなる原因を作った(しかも、1996年には製造が再開されている)。高翼式のため遊覧にも好適。170/180は尾輪式であったが[[セスナ 172|172]]/[[セスナ 182|182]]から前輪式となった。
;[[パイパー PA-28|パイパー・チェロキーシリーズ]]
:単発低翼。普及型の軽飛行機。セスナ 172に対抗できるように製造コストを下げたれもとで良好な性能ながら低価格を実現し、各型合わせて30,000機以上が生産された。
;[[ビーチクラフト ボナンザ]]
:単発低翼。初期型のボナンザ35はV字型の尾翼が特徴だった。現在のA36は通常形式の尾翼に改められている。やや高級なクラスであるが[[航空大学校]]などのプロパイロットの養成機関で一括採用されたこともあり、10,000機以上が生産されている。
;シーラス SRシリーズ
:単発低翼。[[シーラス SR20|SR20]]、[[SR22 (航空機)|SR22]]。充実した装備によりパイロットスクールや[[エアタクシー]]など法人向けや高級プライベート機としての需要が高まり、2013年には年間デリバリー機数がセスナの軽飛行機(172, 182, 206, TTxの合計)を抜き、次世代のベストセラー機としての地位を確立しつつある<ref>[https://gama.aero/wp-content/uploads/2016-GAMA-Databook_forWeb.pdf GAMA 2016 General Aviation Statistical Databook & 2017 Industry Outlook]</ref>。
;ダイヤモンド DAシリーズ
:単発低翼。[[:en:Diamond DA20|DA20]]、[[:en:Diamond DA40|DA40]]。1991年からデリバリーを開始。シーラスのSRシリーズと同じく法人パイロットスクール、高級プライベート機として人気が高まっている<ref>[http://www.onoaviation.com/aboutus/da20.html 航空新時代に向けて....The Best Aviation]</ref>。
 
{{DEU}}
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:[[エアレース]]や[[曲技飛行]]など、[[スカイスポーツ (競技)|スカイスポーツ]]を目的とした機体で、一般的な軽飛行機より高出力のエンジンを装備し、安定性よりは機動性を重視する。またコストを度外視し[[カーボンファイバー]]などを多用する機体も多い。多くは単座の固定脚である。[[ピッツ・スペシャル]]、[[ジブコ エッジ540]]など。
;[[超軽量ジェット機]]
:機長一人での運行が可能で乗客が4-8人の単発ジェット機。[[ビジネスジェット]]よりも運行経費も小さく、航空[[エアタクシー]]や個人向け利用高級プライベート機として需要想定され伸びている。[[エクリプス (航空機メーカー)|エクリプス・アヴィエーション]]の[[エクリプス 500]]、[[シーラス・エアクラフト]]の[[シーラス Vision SF50|Vision Jet]]など。
;ミニジェット機
:主として個人のユーザーを前提とした、スポーツ用のジェット機。超軽量ジェット機よりも小型であり、多くは単座もしくは複座で、軍用のジェット[[練習機]]に近似したスタイルを持つ事が多い。安全性や経済性の問題から実用化に至ったケースは少ない。[[:en:Viper Aircraft ViperJet|バイパージェット]](アメリカ)、[[ATG ジャベリン|ATGジャベリン]](アメリカ/[[イスラエル]]、中止)、[[SIPA S-200]](フランス)など。
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File:RCMP Cessna Caravan on Floats.JPG|[[ランディングギア]]内蔵のフロートを持つ、セスナ 208の[[水陸両用機]]型キャラバン・アンフィビアン
File:AirTractor 402.jpg|農薬散布中の[[w:en:Air Tractor AT-400|エアトラクターAT402]]
File:Pitts.s-2a.n74dc.arp.jpg|複葉式のエアロバティック機、ピッツ・スペシャル
File:Kirby Chambliss, Langley Park.jpg|エアレース機、ジブコ エッジ540V
File:Cirrus Vision SF50(N280CJ) (4632096346).jpg|シーラス Vision Jet
File:Eclipse-N503EA-060825-23-16.jpg|超軽量ジェット機、エクリプス 500
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