「学校の怪談 (映画)」の版間の差分
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ホラーものだからといってあらすじまでホラー風に書く必要はありません |
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=== あらすじ ===
: 夏休みを翌日に控えた、一学期終業式の日の夕方。小学2年生の美夏は、忘れた絵の具箱を取りに学校に戻っていた。するとそこで美夏は、サッカーボールが自分を導くように旧校舎へと転がっていく不思議な光景を目撃する。旧校舎は取り壊しが決まって立ち入り禁止になっていたが、お化けが出ると子供たちの間で噂になっていた。しかし、美夏はボールにつられて中へと入ってしまい、そしてトイレの中で何者かに襲われてしまう
: 美夏を心配した、5年生で姉の亜樹は、一人学校を訪れ、何者かに吸い寄せられるように
: しかしやがて、5人は自分たちが旧校舎から出られなくなっていることに気づく。そして5人の前に、ただの噂だったはずのお化けが現れた
=== キャスト ===
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=== あらすじ ===
:
: そして夕方、肝試しが始まろうとしていた。しかし、その直前に理香が指名手配されている寺泥棒の浅野と遭遇、肝試しは中止になってしまう。準備やすでに出発をしていた数名の子供たちを除いて
▲: そして夕方、肝試しが始まろうとしていた。しかし、その直前に理香が指名手配されている寺泥棒の浅野と遭遇、肝試しは中止になってしまう。準備やすでに出発をしていた数名の子供たちを除いて……。その頃、塾の生徒の憲が、何者かに引き寄せられるように学校の時計台に登ってしまい、そこで時計の歯車にスニーカーを挟まれる。時計は故障してしまい、何と'''4時44分'''で止まってしまった。すると謎の赤い服の少女が現れ、突然暗雲があたりに立ち込め、憲を含む数名の子供たちと逃げてきた浅野は学校に閉じ込められてしまう。
▲: そして、30年前、校長先生が殺されたときに校舎内をうろついていた、不気味な茶汲み人形が姿を現し、それに誘われるかのようにお化けたちも出現し暴れだした……。
=== キャスト ===
* 浅野和成 - [[野村宏伸]]
: 寺や神社をよく狙う泥棒で、指名手配の肖像<ref>手配書を見た子供たちは「ロンゲ」「サル顔」などと言いたい放題言っており、彼が寺に侵入した時点で手配書の顔に酷く落書きをされていた。</ref>が出回っている。住職に変装し、[[スクーター]]を乗り回している。
: 理香たちの合宿先の寺から衝立を盗んで逃走中に地下通路から学校の校長室に辿りついたことで事件に巻き込まれる。子供たちに対しては、4月からの新任教師と偽って取り繕う。
: 学校でも盗みを働こうとしており、校長室から金色の懐中時計を盗んだが、それを(知らないうちに)邪魔をする子供たちに対して冷淡に接するが、根っからの悪人という訳ではなく、司と憲の「時計台の扉を開けてほしい」という頼みを(一時的とはいえ)引き受けたり、子供たちに脅される形で直弥となな子の救助に行ったが、いざその2人に気づくと、途中で見つけた盗んだ衝立を崩れた瓦礫から掘り起こす作業をやめて、崩れてきた瓦礫から身を挺して2人を庇う一面を見せている。
: すべてが終わった後、別の寺から盗んだ仏像を背負ってパトカーから逃走中、杏子たちが乗っていた帰りの列車に並走しながら、別れ別れになった。エンディング後のオマケシーンでは電車内で新聞を読んでおり、彼の陰からテケテケが現れて周りの乗客を驚かせるというオチがついている。
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: 10歳。東京からやってきた理香の教え子。都会的な雰囲気を纏った強気な性格で、何かと自分に絡んでくる司と激しく対立する。直弥のことが好きだが、全然自分に振り向いてくれない事に対して、もどかしさを感じている(小説版では身を挺して自分となな子を守ってくれた司にも惹かれていき、2人の間で思いが揺れるようになる)。
: ポラロイドカメラで[[心霊写真]]を撮るのが趣味で、それを出版社に送るともらえる賞金が目当てで肝試しに参加する。一方で虫が大の苦手。当時としては珍しく、子供であるにもかかわらず携帯電話を所有しており(小説版では「父親のものを借りた」と彼女自身が述べており、使用頻度も本編より多い)、司には「生意気」と詰られている。偶然写真に写った浅野の正体を直弥に指摘され、後に合流した際には「直弥君を助けに行かないと正体をバラす」と彼を脅していた<ref>浅野の正体を知っているのは、直弥と杏子のみ。</ref>。
: 名前の由来は同じく学校の怪談をテーマにした漫画で当時『[[少年ジャンプ]]』(集英社)
* 三好憲 - [[太田翔平]]
: 8歳。東京からやってきた理香の教え子。内気でほとんど言葉を発する事がなく、かわりに[[笛]]で意思表示をする。なぜか笛の音だけで言いたい内容を理解できる浅野に懐く(小説版では浅野が未登場のため、自分を助けてくれた直弥になついている)。ゆかり曰く偏差値は高いが、とても臆病でドジなところがあり<ref>ご飯を炊くために炊飯器に米と水を入れてスイッチを入れたまではよかったが、異変を感じて机の中に隠れてそのまま眠ってしまった上に、そもそも炊飯器の電源プラグを差し忘れていた。</ref>、妖怪の誘いによって時計塔に侵入した際に靴の片方を歯車に巻き込んで時計を4時44分で止めてしまうなど、今回の事件の発端は(妖怪におびき出されたとはいえ)彼の不手際によるところもある。
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監督は[[金子修介]]に交替。金子は、前作までが「和風」であったのに対し、本作は「洋風」を目指したという。シリーズで唯一鉄筋コンクリートの校舎が舞台となっており、また学校のみならず(鏡の世界ではあるが)街全体が舞台になっているのは本作が初めてである。撮影が行われた小学校は、シリーズでSFXプロデューサーを担当する中子真治の母校。
本作の宣伝に際して[[学研ホールディングス|学習研究社]]が協力しており、同社の[[イマジン学園]]の広告に映画のポスターを模した広告
=== あらすじ ===
: 槙町小学校には、
: 運動会の放課後、八橋先生が図工室で見つけたのは、まさにその鏡だった。これをききつけた彼女の教え子である良、繭子、茜、真琴の4人は、鏡を一目見ようと放課後の学校に忍び込む。4人のうち、良と繭子は二人三脚で転んでしまった生徒だった。すると4人は、学校に残っていた八橋先生と、良の母親の再婚相手の連れ子である悟と柚香と共に、鏡の中で引きずり込まれてしまう。
: そこは、全てが反転しており、噂にきくお化けたちが暴れまわる恐ろしい空間だった。7人は最初はそれぞれ仲たがいしていたものの、やがて互いを理解し団結していく。しかしその7人の前に、亡霊となったタイチが現れ
=== キャスト ===
* 八橋かおる - [[西田尚美]]
: 良・繭子・茜・真琴の担任(5年2組)を務める、学校の教師。24歳。生徒からは「八橋ちゃん」と呼ばれている。少しヘタレな一面があるが愛する生徒達のためなら自身の危険も顧みない熱血教師。為山に想いを寄せていたが、騒動の直前にフラれる。当初はお化けの存在を信じていなかった。
: 幼少時は体が弱く、体力増強のためボクシングを始めており、現在ではライセンスを持つほどの腕前である(小説版では、デビュー戦の試合の様子も描かれている)。学校にもトレーニング用具を持ち込んでおり、暇があれば練習している。運命は自分で切り開くことを[[モットー]]としている。だが、周り(生徒)からは
: 図工室の準備室にある倉庫から「タイチの鏡」を発見し、そうとは知らず当初はフォームチェックに使用したが、外に出してしまったことがきっかけで生徒たちと共に騒動に巻き込まれてしまう。
* 藤井繭子 - [[前田亜季]]
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=== ロケーション ===
* [[岐阜県]][[益田郡]][[下呂町]]
* [[下呂市立下呂小学校|下呂町立下呂小学校]]
* [[下呂温泉]]望川館
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=== あらすじ ===
: 恒と弥恵の兄妹は、夏休みを利用して、海辺の町・戸野崎にやってきた。しかし、やってきたその日、戸野崎は数年ぶりの大型台風に見舞われる。そんなときに、従姉妹のあゆむは
: すると次の日から、町の子ども達が次々と消えていった。ある子は海に引きずり込まれ、ある子は正体不明の列車に誘拐され、ある子は女の子の幽霊に攫われた。そして、どことも知れない木造の古い学校でかくれんぼの鬼をさせられるという夢に悩まされ続けていた恒も、とうとう弥恵の前から姿を消してしまう。
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; {{Anchor|クマヒゲ}} / インフェルノ
: 旧校舎を掃除していた[[用務員]]。伸一が小学生だったころから学校に居り、死後も学校に幽霊として留まっていたが、邪悪な妖怪が乗り移る。正体は蜘蛛のような姿をした凶暴な妖怪(怪物)。クマヒゲ自体は短気で頑固だが、悪霊ではなく悪さはしない。目玉は眼鏡と一体化しており、これをなくすとより醜悪な怪物「インフェルノ」に変貌する。
: クマヒゲの状態では校則に厳しく、廊下を走っていると「廊下を走るなぁ!!」と怒鳴りつける。学校全体が彼の活動場所であるが、特に用務員室を「自分の城」といって聖域の
: クマヒゲの時は役者、インフェルノのときは[[着ぐるみ]]で表現。その変身過程では特殊メイク、アニマトロニクスで撮影。元々は「用務員フェルノ」という引っ掛けの名前が考案されていたが、用務員に対する差別表現となる可能性があった為、クマヒゲという名前となったエピソードがある。妖怪の姿も子供が怖がるだろうという理由で蜘蛛をモチーフとしている。顔のモチーフは[[骨盤]]{{Sfn|宇宙船YB|1997|p=39}}。名の由来は「[[地獄]]」の意。
: ポプラ社版小説では、クマヒゲは幽霊ではなく普通の用務員で、妖怪になるのは偽者のクマヒゲである(伸一の偽者も登場し妖怪になる)。一方、集英社版小説では、クマヒゲは登場せず、代わりに生徒に屋上から突き落とされた鬼島という事務員の目だけの幽霊が登場する(みらい文庫では、突き落とされた設定と名前がカットされている)。
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: 旧校舎の[[保健室]]に登場。「私ってキレイ?」と笑いながら質問しマスクを外すものの、都市伝説のように質問対象を追いかけてはこない。役者が演じている。
: 研輔、将太は上記の質問に「ブス」と答え「ポマード、ポマード」と叫びながら逃げた。
;[[ベートーベン]]の亡霊<ref>劇中パンフレット及びオフィシャルガイドブックにも登場。</ref>
:[[音楽室]]に登場。亡霊の楽団の演奏の指揮をしている。
: 本編からはカットされたが、ベートーベンの肖像画から抜け出して登場するシーンが存在する。
; 亡霊の楽団
: [[音楽室]]に登場。ベートーベンの亡霊の指揮の下、音楽室で香織といい雰囲気になろうとする将太のためにムード音楽を演奏した。どぎついメイクをしているほかは数人編成の楽団で演奏しているだけ。
:
; 巨人
: 眼鏡を掛けており、ゴム草履を履き、浴衣を着た太った巨人の男の子で、廊下を歩き、隠れた亜樹に笑いかけた。悪さはしない。
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: くみ取り式の和式トイレに登場。便器の中から唐突に「赤い紙と青い紙どっちがいい?」と尋ね、覗き込んだ憲の顔面をつかんで、引きずり込もうとした(原型は「[[赤い紙、青い紙]]」)。
; [[紫の鏡|ムラサキカガミ]]
: 廊下に掛けられている一般的な鏡であるが、子供達が時計塔に向かうことを妨害する為になな子を攫い、標本室へ閉じ込めた。
; 人面地球儀
: 司の顔が浮き出た地球儀で、大笑いすることでその地球儀が配備されていた教室の壁一面に司の顔が現れ、見る者に恐怖と不快感を与える(司の顔なのは偶然だと思われるが、司本人が詰られてしまった)。
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: 良達と二人三脚をすることで思いを遂げるが、そのことで妖怪達が激怒してしまう。タイチの鏡が割れた後、自ら光の橋となって(コミカライズ版では学校のプールを脱出用の鏡にしている)、良たちを元の世界へと帰し、感謝の言葉を伝えながら消えていった。その後、母親の再婚による東京への引越しに伴う良の転校(転出)の日、繭子から彼への(頬への)別れのキスの後に、良と二人三脚するときに使った(運動会で良と繭子も使った)ハチマキを、空から餞別として彼に贈った。
; 四次元カガミ(タイチの鏡)
: この世と異界をつなぐ鏡。タイチの無念が乗り移っており、タイチの腕や特別な吸引力で次々と人を吸い込む<ref>タイチ自身が引きずり込んでいるように見えるが、実際には妖怪たちが彼の意思に反応して行っている。</ref>。鏡の世界は空間がゆがんでおり、現実世界と位置関係が異なっていることがある(
: タイチが思いを遂げた後、激怒した妖怪たちによって鏡の世界は崩壊を始め、タイチの鏡も割れて粉々に砕けてしまった。
; [[のっぺらぼう]]
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; シャカシャカ
: テケテケの従兄弟とされている妖怪。為山先生がテケテケの従兄弟と称して形作った粘土細工が勝手に動き出したもので、未完成らしく、下半身は何も履いていない。かなりお茶目な性格のようで、他の妖怪のような明確な悪意は持ち合わせていないようである。劇中でかおるに好意を持ち、手から花を出して告白するが、パンツを履いていない事を指摘されると、赤面して逃げ去った。
: しかし、元の世界に戻ったかおるが確認すると、赤いふんどしを着用した彼が置いてあったが、
: テケテケ同様、ストップモーション・アニメーション、パペット演技で表現されている。
: 小説版では、言葉を発し会話することが出来る。
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: 晴美の夫で、あゆむの父。幽霊での登場はポプラ社版小説のみである。
: コウイチたちが成仏した後、[[ダイバー]]の姿で弥恵、恒、護、須美子の前に現れて海へ沈みゆく校舎から浜まで彼らを救い出し、そこへ駆けつけて来た妻・娘とも再会を果たし、僅かだが言葉を交わしたあと消えていった。
▲'''人面ガニ'''
▲:冒頭、台風で流されてきたランドセルの中から無数の小さなカニと一緒に出てきた一番大きいカニで背中に鬼瓦のような禍々しい顔がある。
; 幽霊列車
: 廃線となった鉄道路線の踏切に現れる。列車の中にはススムとテツオが乗っており、人をさらって列車ごと海へと入っていく。
: 接近時は実物で、海へ入っていく遠景ではCGで表現されている。なお塗装パターンが微妙に異なること以外は『2』のラストに登場した電車と同型(ポプラ社版小説では、貨車と車掌車(最後尾)を繋げた蒸気機関車(挿絵あり)で2人は車掌車に乗っている)。
; 女の子の人形
: サカエが死亡時に持っていた人形。サカエの無念とともにたびたび現れ、須美子を連れ去った。[[彼岸]]の世界では、サカエの隠れていた[[ロッカー]]の中に遺されていた。
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:[[魚]]のような蛍のような、[[クリオネ]]に近い幻想的な姿をしており、彼岸の世界の校舎内で空中を漂っている。すべてCGで表現されている。
== 関連書籍・ゲーム・サウンドトラック ==
=== 書籍 ===
'''ストーリーブック'''
* 学校の怪談ストーリーブック(東宝)
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'''小説''':映画の小説版となるが、人物設定や話の展開などが映画と少し異なっている。
* 学校の怪談([[集英社]]、[[岡崎弘明]])
* 学校の怪談([[ポプラ社]]、[[岡本賢一]])
* 学校の怪談2(ポプラ社、岡本賢一)
* 学校の怪談3(ポプラ社、[[大場惑]])
* 学校の怪談4(ポプラ社、[[秋月達郎]])
* 夏のかくれんぼ 学校の怪談4([[角川書店]]、[[飯野文彦]])
'''[[漫画化|コミカライズ]]'''
* 『学校の怪談2』([[講談社]]、[[井上大助]])
* 『学校の怪談3』(講談社、[[冬凪れく]])
* 『学校の怪談4』(講談社、[[笹野鳥生]])
'''シナリオ'''([[日本シナリオ作家協会]]
'''その他'''
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===サウンドトラック===
* 『学校の怪談 スペシャル・サウンドトラック』([[キングレコード]])1997年7月22日発売
*: 『3』のサウンドトラックに『1』の6曲と『2』の3曲を加えた映画音楽CDとなっている。
== 関連イベント ==
; [[宝塚ファミリーランド]]・イベントホール『学校の怪談』『学校の怪談2』
: 同映画版を基にした[[お化け屋敷]]
; [[岐阜県]][[下呂温泉]]合掌村 『学校の怪談2 放課後のうわさばなし』
: [[SFX]]プロデューサーの[[中子真治]]プロデュースによるお化け屋敷。
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