削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
103行目:
翌日の日本の[[全国紙|大手新聞]]である[[朝日新聞]]、[[読売新聞]]、[[毎日新聞]]、[[産経新聞]]、[[東京新聞]]は皆この証言と記者会見を一面トップで扱い<ref group="注釈">各種新聞の見出しは次の通りである。朝日新聞 1面『榎本、5億円受領認めた 前夫人が告発証言』4面『首相の犯罪 立証へ急展開 アリバイにとどめ』22面『妻の反逆 角筋の圧力許せぬ』23面『「お金受け取ったの?」「どうしよう・・」窮した榎本が打ち明け話』、読売新聞 1面『5億円授受 前夫人が衝撃の証言 車中「どうしよう」田中側根底崩れる』3面『生々しく榎本前夫人証言 三木総理のハラ一つ』23面『榎本アリバイはウソばかり 前夫人、証言決意の心情語る 隠滅工作は全部私が』、毎日新聞 1面『榎本、5億円受領認めた 前夫人が爆弾証言 田中側に致命的打撃 日程表、私が焼却』3面『爆弾証言、自民揺るがす 一転、田中有罪論強まり 各派、対応立て直し 榎本前夫人の暴露 改造に影響必至』22面『防衛線、その時崩壊 迫る捜査 榎本「三木総理の腹一つ」』23面『女の屈辱晴らしたかった ロ事件 榎本前夫人、衝撃の暴露 幸せ奪われ、中傷耐え』、産経新聞 1面『榎本は5億円の受領を妻に告白していた 前夫人が衝撃の証言 証拠書類焼いた私に榎本が「ありがとう」』18面『約束守らず・・怒り 田中先生に手紙も出した 証言したのは5分の1だけ』19面『榎本アリバイ、ウソばかり 致命的事実まだある ハチは一度刺せば死ぬ その覚悟もできている』、東京新聞 1面『5億円、榎本が認めた 三恵子前夫人が衝撃の証言 発覚後、相談受ける』9面『裁かれる首相の犯罪「もらったの?夫はうなずきました」』14面『「虚構」あえなく崩壊 これで有罪は決まり』15面『「ハチは刺せば死ぬ」榎本前夫人 覚悟の出廷 心境語る』</ref>、駅の売店では新聞が飛ぶように売れ<ref name="朝日新聞10月29日夕刊">朝日新聞 1981年10月29日 夕刊 15面 朝日新聞社</ref>、その衝撃は日本中を駆け巡った。
 
野党各党は「5億円受け取りの防御ラインは崩れた。田中側の証人に立った国会議員の姿勢が問われる。」([[日本社会党|社会党]])、「衝撃的な証言だ。裁判全体の流れを変えるのではないか。」([[公明党]])、「証言は田中元[[首相]]のシロ説が急転直下、クロ説に変わる重大な意味を持つ。」([[民社党]])、「これで榎本アリバイは完全に崩壊した。」([[日本共産党|共産党]])と一斉に三恵子証言を指示支持した<ref name="朝日新聞10月29日夕刊"/>。
 
マスコミには「日本女性がかくも強くなったか、とてもうれしい」「勇気ある証言に拍手」「庶民が汚職を追いつめた」「告発理由は正義以外何物でもない」「従来の女性観を変えるほど清新なものに映った」という称賛の電話が多数寄せられたが、そのほとんどが女性からである<ref name="朝日新聞10月29日夕刊"/><ref name="月刊現代"/>。男の感想としては「女は怖い」「長年連れ添って来た仲なのに」「お互いに身辺はきれいにしないといけないな」と困惑したものが多かった<ref>東京新聞 1981年11月1日 朝刊 7面 中日新聞東京本社</ref>。