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'''エラスチン'''({{Lang-en-short|Elastin}})もしくは'''[[弾性]]
== 性質 ==
エラスチンは、生体内においてまず[[先駆体]]タンパク質・トロポエラスチン(分子量70,000)として[[血管]]や[[平滑筋細胞]]、[[線維芽細胞|繊維芽細胞]]などで[[生合成]]される。次にトロポエラスチン分子は、[[ミクロフィブリル]]と呼ばれる[[糖タンパク質]]の周囲や間隙に集合した後、分子間で適切に[[架橋]]されて[[弾性]]繊維のコアタンパク質であるエラスチンとなる。正常なエラスチンの形成には、この第一段階であるトロポエラスチンの規則的な[[自己集合]]が重要で、この自己集合を「[[コアセルベーション]]」と呼ぶ。また、コアセルベーションはエラスチンの形成のみならず、エラスチンの[[弾性]]機能の[[発現]]にも深く関与することが知られている。
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