「メチルフェニデート」の版間の差分

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以上の報道加熱から病院への立ち入り、関係者の逮捕、ノバルティスファーマの削除申請と厚労省の受理、それにより18歳以上のADHDが治療薬の手段を失ったことなど、一連の出来事は「'''リタリン騒動'''」と呼ばれる。
 
2007年(平成19年)10月17日、[[日本精神神経学会]]の見解によると、ノバルティスファーマからの難治性うつ病、遷延性うつ病を削除の申し出を受けた厚生労働省[[医薬食品局]]審査管理課は、日本精神神経学会に見解を求める。2005年(平成17年)5月に乱用実態をふまえ、第101回学会総会([[埼玉県]])で討議していること、「難治性うつ病に対する[[電気けいれん療法|修正型電気刺激療法]]や[[気分安定薬]]併用療法、[[認知行動療法]]のほか、[[ドパミン]]作動薬]]での[[増強療法|オーグメンテイション療法]]が確立しつつあり、[[ドパミン再取り込み阻害]]の抗うつ効果の治験も進められているので、本学会理事会としては、リタリンの効能・効果から難治性うつ病、遷延性うつ病の削除については以下の一点を除いて異議はありません。すなわち、進行がんのうつ病・うつ状態に対して、リタリンは有用であります」とのこと、そのほかに規制の方法、コンサータや[[ペモリン]](商品名:ベタナミン)の規制の必要性も提言している<ref>{{Cite web|url=http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/10/dl/s1017-5g.pdf|title="学会等からの要望書"|format=PDF |accessdate=2016-2-17}}</ref><ref>[http://www.nisseikyo.or.jp/home/about/05teigen/2007/2007_16.pdf リタリンの難治性うつ病、遷延性うつ病に対する適応取り下げについて-日本精神神経学会の見解-] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100926140226/http://nisseikyo.or.jp/home/about/05teigen/2007/2007_16.pdf |date=2010年9月26日 }} 日本精神神経学会 リタリン特別委員会 2007年10月17日 2010年9月15日閲覧</ref>。
 
2007年12月19日、ヤンセンファーマより、メチルフェニデートの徐放剤であるコンサータが18歳未満のADHDに向け発売された。前述のとおり、本薬品も登録制での処方・販売である<ref name="janssen_distribution" />。