「オングストローム」の版間の差分
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|単位系=[[メートル法]] [[その他の非SI単位]]
|物理量=[[長さ]]
|定義=10<sup>-10</sup>メートル<ref>[http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=404CO0000000357&openerCode=1#82 計量単位令 別表第六] 項番2、オングストローム、メートルの百億分の一</ref>
|SI=0.1 nm = 100 pm
|画像=[[File:Hydrogengassmolekyl.png|250px|水素分子]]<br />[[水素]]の[[ファンデルワールス半径]]は1.2{{JIS2004フォント|Å}}
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'''オングストローム'''({{JIS2004フォント|ångström, 記号:Å}})は、[[長さ]]の[[単位]]である。[[原子]]や[[分子]]の大きさ、[[可視光]]の[[波長]]など、非常に小さな長さを表すのに用いられる。
1Åは10<sup>−10</sup>[[メートル|m]] = 0.1[[ナノメートル]](nm) = 100[[ピコメートル]](pm) と定義されている。[[原子]]や[[分子]]の大きさ、また可視光の波長は数千オングストロームというオーダーとなることから、分光学などにおいて数値的に都合がよく、かつては広く使われていた。しかし、[[国際
一物理量一単位を原則とする[[国際単位系]](SI)では「その他の非SI単位」と扱われており、使用するときには「使う単位の定義を SI 単位で与えなければならない」としている<ref>「国際文書第8版(2006) [[国際単位系]](SI)日本語版」[http://www.nmij.jp/library/units/si/R8/SI8J.pdf]p.40 表8 その他の非 SI 単位</ref>([[SI併用単位]]を参照)。
日本の[[計量法]]
</ref>、それ以外の用途(取引、証明)に用いることはできない。
SI単位ではないため、理化学分野、工業分野、教育分野で積極的に使われることはないが、その利便さから今日でもオングストロームを用いることがある。
== 記号 ==▼
オングストロームの記号は、日本の[[計量法]]でも[[国際単位系]](SI)でも同じであり、それは、大文字の「A」の上部に小さいリングを付したものである<ref>[http://
</ref>。
==歴史==
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[[1960年]]、メートル自体も[[クリプトン]]の橙色線の波長から分光学的に再定義され、国際オングストロームと同等の精度を持つようになった。しかし、国際オングストロームを新しく定義されたメートルで表すと、1.0000002×10<sup>-10</sup> m となったため、10<sup>-10</sup> m とされるオングストロームと2つのオングストロームが並立することとなった。
▲== 記号 ==
▲オングストロームの記号は、日本の[[計量法]]でも[[国際単位系]](SI)でも同じであり、それは、大文字の「A」の上部に小さいリングを付したものである<ref>[http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8c%76%97%ca%92%50%88%ca%8b%4b%91%a5&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H04F03801000080&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1] 計量単位規則、別表第4</ref>。
== 符号位置 ==
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