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==== 警察関係 ====
;奥田勲:[[中村嘉葎雄]]
;::新潟県長見警察署の署長。元県警本部捜査一課管理官。老年ながら、非常に洞察力が強くテロリストの行動等を推測している。階級は[[警視]]。
;佐々木友之:[[石井愃一]]
;::新潟県長見警察署の警邏課課長。奥田同様に老年。望月の強行作戦に強く反発した。
;望月邦昭:[[野村昇史]]
;::新潟県警本部刑事部長で、奥田を押しのけて現場指揮兼責任者として事件解決に臨む。独断で作戦を続行させるなど強行的な部分が多く、佐々木をはじめとした長見署警察官からは忌み嫌われていた。階級は[[警視長]]。
;塚越啓三:[[山田辰夫]]
;::新潟県警本部公安担当管理官。階級は警視。
;吉兼孝義:[[山路和弘]]
;::新潟県警本部特殊班警部。
;藤巻謙介:[[古尾谷雅人]]
;::警察庁刑事局長で赤い月と交渉を取るも人質を盾にされていた為に、要求を全面的に承諾してしまう。
 
==== テロリスト集団「赤い月」 ====
;宇津木弘貴:[[佐藤浩市]]
;::『赤い月』のリーダーで仲間と共にダムを占拠する。冷酷な卑劣漢で、警察とテロリスト双方を手玉に取りダムから逃亡を図る。映画版では、車椅子に乗っているが、実は立つことが出来るのを周囲には秘密にしており、物語終盤には仲間を裏切って逃走を図った。
;::原作では笠原殺害後、仲間と合流して追跡してきた富樫を山道でAKを使って迎撃するも、銃声で発生した雪崩に巻き込まれ死亡する。漫画版では湖の上で富樫と格闘戦を展開し、富樫が湖の氷をたたき割った際に氷に挟まれて断末魔の叫びと共に死亡する(戸塚が死亡する前に死亡)。映画では片貝ダムで仲間と合流後、追跡してきた富樫をヘリで応戦するも、富樫がスノーモービルを爆破した事で発生した雪崩によってヘリを墜落させられ、ダム爆破を阻止しようとする富樫を妨害する為に格闘戦を展開し携帯していたナガンで富樫の腹部を銃撃し、とどめを刺そうとするも墜落したヘリのメインローターが倒れてきた事に気を取られた為に富樫に組み伏せられ、墜落したヘリのテールローターに頭をえぐられ死亡する。
;笠原義人:[[吹越満]]
;::本名は'''小柴拓也'''。ダム設備の知識が豊富で、ダム制圧の中心的人物。かつて、東日本電力で働いていたが、赤い月が同社に仕掛けた爆破テロにより妻子を失われたことから退社。その後、事件の復讐を図るためにテロの犯行グループである赤い月に潜入した。千晶に対しては、当初は冷淡だったが、リーダーである宇津木が逃亡を図っていることを知ってからは、ある程度態度を軟化させた。その後宇津木の殺害を試みるが、宇津木にはすでに正体を見破られており逆に銃弾を浴びて死亡。原作では『十二月 御殿場』と『一月 羅臼沖』において名前を伏せて登場しており、裏の主人公のような役目も担う。
;::原作と漫画では平川を乗せてスノーモービルで宇津木を追い、[[水中スクーター]]で湖から現れた宇津木を見つけ復讐を遂げようとするも、逆に返り討ちに遭い死亡する。また、映画では宇津木は[[水中スクーター]]でなくスノーモービルで逃走していた為、自身のAKで宇津木を転倒させ、計画の真相を知った事で油断を作ってしまい、宇津木にスノーモービルで吹きあげられた雪しぶきで視界を奪われた上でナガンで撃たれ死亡する。
;::また、映画版では戸塚と共に作中の中心人物としての設定を際立たせる為に赤い防寒着を着ている。
;戸塚信吾:[[橋本さとし]]
;::獰猛で凶暴な性格。原作では、細身で尖った顎と眉が薄いのが特徴とある。映画では笠原と共に作中の中心人物の一人としての設定を際立たせる為に彼の着る防寒着のカラーは青になっている。原作・映画共に富樫と幾度となく遭遇し激しい戦闘を繰り広げる。原作では笠原をスノーモービルで追跡する最中に富樫と出くわし、富樫の銃撃でスノーモービルごと湖に落ちてしまい溺死する。映画では凍った湖の上で富樫のスノーモービルに体当たりし、ナイフで刺殺しようとしたところを至近距離で富樫の銃撃を受け死亡する。また、漫画では赤い月のメンバーで最後に死亡した人物で、宇津木によって爆破されたダムを塞ごうとダム湖遊覧船乗り場で富樫が爆弾をセット避難しようとした際、重傷を負った状態で富樫を捕えて心中しようとするも、間一髪で富樫が脱出した為に自身だけが爆死する形となった。また、映画では同じ赤い月のメンバーとなっている弟がいて刑務所に収容されている。
;貴嶋聡:[[工藤俊作 (俳優)|工藤俊作]]
;::映画でのみ登場するオリジナルキャラ。映画内では戸塚のパートナーとして行動することが多い。映画では発電機室で戸塚と共に富樫と銃撃戦を展開、終盤で宇津木の逃亡と笠原の裏切りで暴走した戸塚を落ち着かせようとするも、逆にAKで殴り倒され自身のAKを健二に奪われる。直後に健二を携帯していたトカレフで負傷させ、平川を殺害しようとするも笠原に撃たれ死亡する。
;::戸塚を制止する描写は、原作でのみ登場した須山が戸塚を制止する場面を基に差し込んだものである。
;桑名文彦:[[浜田学]]
;::映画でのみ登場したオリジナルキャラ。地下駐車場の監視にあたっており、宇津木が乗ったスノーモービルが駐車場から紛失している事を無線で貴嶋に伝え、逃げ出した平川を捕えようとするも、逆に平川の銃撃で死亡する。
;金子雅也:[[林宏和]]
;::レストハウスでパラボラアンテナを取りつけている最中にやって来た富樫と村瀬を見つけ、村瀬を射殺した。その後、放流管ゲート室で監視にあたるも富樫の消火器を使った威嚇で怯んだ最中に殴り倒される。原作では上記のあと、自身の靴ひもで手足を縛られて登場を終えるも、気絶に近い描写のはずが死亡という扱いになっている。映画では消火器攻撃の後富樫と取っ組みあいになり、富樫と共に滑り階段で下の階に転落、首の骨を折って死亡する。漫画版では消火器攻撃の後に格闘の末に1度気絶するも直ぐに蘇生、取っ組み合いの最中にAKを暴発させた事で起きた兆弾が頭に命中した事で死亡する。
;室岡彰:[[成田浬]]
;::映画のみ登場するオリジナルキャラ。ダムの天馬で監視を行う。大白ダムから戻って来た富樫と天端で格闘し、天端下層にある階段から富樫に投げ落とされ転落死する。
;皆川正道:[[西洋一郎]]
;::本名は'''中垣研'''だが、映画では山崎の本名になっている。富樫に殺されたテロリストのメンバー。原作の髪型は角刈り。映画では戸塚と共にレストハウスから逃げた富樫をロッジまで追跡するも、富樫がアノラックで包んでキッチンから放り出したプロパンガスを誤って撃ってしまい爆死する。原作と漫画では富樫の生死を確認しに煙で充満したダムの監査廊に向かうも、酸素ボンベで危機を回避した富樫に充満した煙の中で撃たれ死亡する。漫画にも登場するが、死亡描写は原作とほぼ同じものであるが、漫画の方では監査廊に続く階段で戸塚共々富樫の銃撃で負傷するも、戸塚よりも負傷が酷かった為に逃げ遅れた事で富樫の追い討ちにより死亡する。
;坂下秀樹:[[黄川田将也]]
;::映画・漫画でのみ登場するオリジナルキャラ。映画では無線越しの台詞一言のみで、職員宿舎及び雪上車両格納庫前を監視していたが、スノーモービルでの逃走を目撃されない為に口封じとして、宇津木のサイレンサーを付けたナガンで至近距離から撃たれて死亡する。漫画では口ひげをはやした太った体型で、宇津木が運転室に仕掛けた爆弾の爆発に巻き込まれ、下半身が爆風で消し飛んで死亡する。
;山崎史郎:[[山崎潤]]
;::映画でのみ登場のオリジナルキャラで、映画では皆川の代わりに本名が'''中垣研'''という設定なっている。煙で充満したダムの[[監査廊]]から酸素ボンベで危機を回避し、発電機室に逃げ込んだ富樫を戸塚と貴嶋の3人で追い打ちに向かうも、富樫の切れた送電線と水たまりを利用した感電攻撃に遭い感電死し、死後痙攣で反射的に反応した富樫に至近距離からAKで追い打ちを食らった。
;須山
;::原作・漫画にのみ登場した赤い月のメンバー。メンバー入りした時期は不明だが、作中では戸塚よりも後に入った事が窺う事ができる。宇津木逃亡と笠原裏切りの後、戸塚の暴走を抑えようとして戸塚に殺害された事が、事件解決後の病院での平川への警察の報告と平川の推測で判明する。
;::漫画では長髪で後頭部で1つに束ねている姿で、映画版における室岡の扱いに近いものとなっている。大白ダムから戻ってきた富樫と天馬で格闘を展開、格闘中に富樫と共に天馬から転落し、転落中にむき出しになった岩に頭をぶつけて死亡する。
 
=== スタッフ ===