「スパイン・バスター」の版間の差分

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[[File:Dave Batista - Spinebuster.jpg|thumb|250px|[[デビッド・バウティスタ|バティスタ]]によるスパインバスター]]
'''スパイン・バスター'''(Spine(''Spine buster)Buster'')は、[[プロレス]]における[[投げ技]]の一種である。[[日本]]名は'''脊椎砕き'''。メディアによっては'''逆水車落とし'''の別名も用(せきつられるくだき)
 
== 概要 ==
立って向か合った相手の正面腰を左手前屈みになり、自分の肩左腿の腹部に当て、そのままれぞれき込むようにえて相手の腿など抱える。そ軽く宙に持ち上げて自身状態のまま起き上がる体を右方向へ同時に、180度捻って相手に体自分の肩上に浴びせかけるよつ伏せな感じ担ぎ上げる。すぐさまのめりに倒れ込みながら相手勢いで背中を叩きつける。自身の体を捻らず相手の背中背面からマットへ叩き落とすつけるタイプもある
 
技名は相手の背中を叩きつけた際に脊椎が砕けるかのような衝撃があったことが由来。
応用技として、相手を担ぎ上げた状態で後方へ振り向いて倒れ込み、相手を背面から落とす'''旋回式'''も存在する。また、相手を肩の上まで担ぎ上げずに、胸の前までしか担ぎ上げずに仕掛ける形もある。さらには、走ってくる相手の力を利用した[[カウンターアタック|カウンター]]式で使用される場合も多い。
 
応用技として走ってきた相手に仕掛ける'''[[カウンターアタック|カウンター式]]'''、相手を持ち上げた状態で後方へと振り向いて倒れ込み、相手を背面から落とす'''旋回式'''がある。
さらには、[[リチャード・スリンガー]]はカウンターで使用した後に[[フォール技#ジャックナイフ・ホールド|ジャックナイフ固め]]に移行する連携技を、[[杉浦貴]]は[[スピアー (プロレス技)|スピアー]]や[[レッグダイブ]]等からの連携として使用する。
 
== 主な使い手用者 ==
この技を[[フィニッシュ・ホールド]]として使用するレスラーには[[アーン・アンダーソン]]、[[バティスタ]]がいる。[[ザ・ロック (プロレスラー)|ザ・ロック]]の[[ロック・ボトム]]や[[力皇猛]]の[[無双 (プロレス技)|無双]]などの技もこの技が元になっている。
 
技名称の由来は、相手を叩き付けた際、[[脊椎]]が砕けるかのような衝撃があったことから。なお、相手を担ぎ上げた後、後方へ倒れ込めば[[フロント・スープレックス#水車落とし|水車落とし]]となる。
 
== 主な使い手 ==
* [[アーン・アンダーソン]]
* [[スティーブ・ウィリアムス]]
* [[ダニー・スパイビー]]
* [[レイ・トレイラー|ビッグ・ボスマン]]
* [[ロン・シモンズ]]
* [[ダスティン・ロック (プロレスラ)デス|ザ・ロックゴールダスト]]
* [[トリプルH]]
* [[アーメッドジョダーソン]]
* [[ドウェイン・ジョンソン|ザ・ロック]]
* [[デビッド・バウティスタ|バティスタ]]
* [[チャードスリンガモルデツキー]]
* [[デビッド・ハーウッド|スコット・ドーソン]]
* [[杉浦貴]]
* [[ジャックボトムデイン]]
* [[安生洋二]]
* [[マートム・ペストッ|バロンフレミコービ]]
 
== 派生技 ==
; スパイン・ボム
: [[小島聡]]が若手時代に考案したのオリジナルで、スパイン・バスターの状態で担ぎ上げた後、あと相手の両太腿を両腋に抱え込んで前方に倒し、同時に自分の両足を開脚しながらジャンプ、尻餅を着いてマットへ着地すると同時に、相手を背面から落とす。走ってくる相手に対する[[カウンターアタック|カウンター]]で使用される場合が多い。[[本田多聞]]は'''タモンズ・パワード'''の名称で使用。
; <span id="スクラップ・バスター">スクラップ・バスター</span>
: [[レイ・トレイラー|ビッグ・ボスマン(ビッグ・ブーバー)]]が得意にしていた、スパイン・バスターを改良して考案した彼必殺オリジナル技。走ってくる相手を、片腕を腋の下を通して胴体に回し、もう片腕で相手の体を支え、相手を自分の横側で反転させる様に持ち上げて、前方に倒れ込み相手を背面からマットへ叩きける。[[ネックブリーカー・ドロップ]]や[[ラリアット]]の影響も受けているという説もある<ref name="nagaretomomi" />。後に考案されるロック・ボトム(後述)と類似しているが、スクラップ・バスターはカウンターで相手の勢いを利用して掛けるのに対し、ロック・ボトムは立っている相手に対して力任せに持ち上げて掛ける点で違いがある。なお、ロック・ボトム考案時にスクラップ・バスターが参考にされていたかは不明である。他の使い手では[[カーティス・ヒューズ]]などがいる。日本人選手では、[[森嶋猛]]が巨体を利用して若手時代に決め技としていた
; 振り子式スパイン・バスター
: [[パワーボム]]及び[[水車落とし#リバース・スープレックス|リバース・スープレックス]]とスパイン・バスターを合体させた様な技。立っている相手の前で前屈みになり、頭部を相手の股下に入れ、相手の両足を両腕で掴む。そのまま起き上がると同時に相手を背中で逆さまに宙吊り状態で抱え上げる(リバース・スープレックスの体勢)。その後、再び前屈みになると同時にその勢いで一気に相手を前方に反転させて、背面から叩きける。走ってくる相手へのカウンターで使用する場合もある。'''振り子式パワーボム'''<ref name="nagaretomomi">流智美著『これでわかった!プロレス技』[[ベースボール・マガジン社、1995]](1995 より</ref>と呼ばれる事もある。[[パトリオット (プロレスラー)|パトリオット]]が'''パトリオット・ボム'''の名称で考案した使用<ref name="nagaretomomi" />。他の使用者としては、[[ボブ・ホーリー|ハードコア・ホーリー]]やWLWの[[ジェイソン・ジョーンズ (プロレスラー)|ジェイソン・ジョーンズ]]がおり、両者は'''アラバマ・スラム'''の名称で決め技と使用している。
; [[ロック・ボトム]]
; <span id="スクラップ・バスター">スクラップ・バスター</span>
: [[ドウェイン・ジョンソン|ザ・ロック]]のオリジナル技。相手を自分の横側に担ぎ上げて、片腕で抱え込んで叩きける変形スパイン・バスター。自らの頭部を相手の[[腋の下]]へ差し込む様にして、相手の横側へ立ち、相手の首と腰辺りを抱き抱える様に捕まえ、担ぎ上げる。そして、片腕で相手の腹部を抱えて前方に倒れ込みながら、体重を浴びせつつ相手を背面からマットへ叩きける。
: [[レイ・トレイラー|ビッグ・ボスマン(ビッグ・ブーバー)]]が得意にしていた、スパイン・バスターを改良して考案した彼の必殺技。走ってくる相手を、片腕を腋の下を通して胴体に回し、もう片腕で相手の体を支え、相手を自分の横側で反転させる様に持ち上げて、前方に倒れ込み相手を背面からマットへ叩き付ける。[[ネックブリーカー・ドロップ]]や[[ラリアット]]の影響も受けているという説もある<ref name="nagaretomomi" />。後に考案されるロック・ボトム(後述)と類似しているが、スクラップ・バスターはカウンターで相手の勢いを利用して掛けるのに対し、ロック・ボトムは立っている相手に対して力任せに持ち上げて掛ける点で違いがある。なお、ロック・ボトム考案時にスクラップ・バスターが参考にされていたかは不明である。
*; [[無双 (プロレス技)|無双]]
: 他の使い手では[[カーティス・ヒューズ]]などがいる。日本人選手では、[[森嶋猛]]が巨体を利用して若手時代に決め技としていた。
: [[力皇猛]]のオリジナル技。相手の横から片腿と腹部を抱え込んで担ぎ上げ腹部を片手で押さえたまま自分の体重を掛けながら、相手を背面からマットへ叩きける。派生技として'''裏無双''''''無双・改''''''天下無双などの派生技'''がある。
; ロック・ボトム
{{Main|ロック・ボトム}}
: ザ・ロックのオリジナル技。相手を自分の横側に担ぎ上げて、片腕で抱え込んで叩き付ける変形スパイン・バスター。自らの頭部を相手の[[腋の下]]へ差し込む様にして、相手の横側へ立ち、相手の首と腰辺りを抱き抱える様に捕まえ、担ぎ上げる。そして、片腕で相手の腹部を抱えて前方に倒れ込みながら、体重を浴びせつつ相手を背面からマットへ叩き付ける。
; 無双
{{Main|無双 (プロレス技)}}
: [[力皇猛]]のオリジナル技。相手の横から片腿と腹部を抱え込んで担ぎ上げ、腹部を片手で押さえたまま自分の体重を掛けながら、相手を背面からマットへ叩き付ける。裏無双、無双・改、天下無双などの派生技がある。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
* [[プロレス技]]
* [[投げ技]]
* [[アーン・アンダーソン]]
* [[ロック・ボトム]]
* [[無双 (プロレス技)]]
* [[水車落とし]]
* [[脊椎]]
 
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