「T細胞」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m →分化 |
校正 過剰な強調など |
||
1行目:
{{出典の明記|date=2013年3月}}
[[画像:SEM Lymphocyte.jpg|250px|thumb|T細胞]]
'''T細胞'''(ティーさいぼう、{{lang-en-short|T cell}}、T lymphocyte)とは、[[リンパ球]]の一種で、[[骨髄]]で産生された[[前駆細胞]]が[[胸腺]]での選択を経て[[分化]][[成熟]]したもの。細胞表面に特徴的な
==歴史==
1968年にG. F. Mitchellおよび[[ジャック・ミラー (生物学者)|ジャック・ミラー]]により、初めてマウスの胸管リンパ中に19S溶血素
==分化==
T細胞は[[骨髄]]の[[造血幹細胞]]に由来する。骨髄を出た造血幹細胞は[[胸腺]]へと移動し、胸腺細胞 (thymocyte) となる。胸腺へと入った時点では、前駆細胞はT細胞特異的なCD2を発現していないが、1週間のうちに発現するようになる。この時点の胸腺細胞は[[CD4]]も[[CD8]]も発現していないため
一次レパートリーは自己の[[主要組織適合性遺伝子複合体#MHC分子|MHC]]と相互作用できる2%程度を除いて[[アポトーシス]]により死滅する (
このようにして選択された胸腺細胞はさらに、胸腺内の[[樹状細胞]]や[[マクロファージ]]などによって
これらの選別に残った細胞は成熟[[ナイーブT細胞]]として[[体循環|体循環系]]に入るが、[[リンパ系#リンパ組織|二次リンパ組織]]中で活性化され[[エフェクターT細胞]]となる。
== 分類 ==
末梢に存在するほとんどの成熟したT細胞は、細胞表面の[[マーカー]]分子として[[CD4]]か[[CD8]]のどちらかを発現している。CD4を発現したT細胞は他のT細胞の機能発現を誘導したり[[B細胞]]の分化成熟、抗体産生を誘導したりする
また、[[NK細胞]]とT細胞の性質を併せ持つ
=== ヘルパーT細胞 ===
40 ⟶ 39行目:
=== 細胞傷害性T細胞 ===
{{main|細胞傷害性T細胞}}
=== 制御性T細胞 ===
レギュラトリーT細胞ともいう。胸腺から分化してくる[[制御性T細胞]]はCD4、CD25、Foxp3分子を発現して他のT細胞の活性を抑制する。その他、末梢で抗原特異的に誘導されてくる制御性T細胞や、CD8陽性T細胞から分化する制御性T細胞もある。{{疑問点|date=2016年9月}}がん細胞の免疫回避に関わる。▼
▲その他、末梢で抗原特異的に誘導されてくる制御性T細胞や、CD8陽性T細胞から分化する制御性T細胞もある。{{疑問点|date=2016年9月}}
=== サプレッサーT細胞 ===
免疫反応を抑制
=== γδT細胞 ===
|