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PCエンジンの周辺機器である[[CD-ROM2|CD-ROM<sup>2</sup>]]システムの[[Static Random Access Memory|SRAM]]を4倍に強化した上位規格のシステム。CD-ROM<sup>2</sup>用ソフトとSUPER CD-ROM<sup>2</sup>用ソフト両方を起動する事が出来る。
この規格に対応したシステムの組み合わせは主に以下の3通りの方法が提供された。
*旧CD-ROM<sup>2</sup>システム本体にスーパーシステムカードを追加す入れ替える(旧機種ユーザー向けの方法)
*PCエンジン本体にSUPER CD-ROM<sup>2</sup>システム本体を接続する(PCエンジンのみの所有者向けの方法)
*一体型機種である[[PCエンジンDuo]]シリーズを使う(新規ユーザー向けの方法)
この他、後年になってから発売された[[パイオニア]]の製品で、数ヶ月後にNECホームエレクトロニクスも[[OEM]]である販売した[[レーザーアクティブ]]PCエンジンパックもSUPER CD-ROM<sup>2</sup>に対応している。
 
SRAM容量増加によって、旧CD-ROM<sup>2</sup>の欠点だった読み込みの多さをある程度解消することができた。また、CD-ROM<sup>2</sup>からSUPER CD-ROM<sup>2</sup>へのプラットフォーム移行過渡期には、SUPER CD-ROM<sup>2</sup>で起動したほうが動作が快適になるなど両者での動作に変化が発生する両対応ソフトがいくつか発売されている。
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同時期に[[セガゲームス|セガ]]から[[メガドライブ]]用周辺機器としてSUPER CD-ROM<sup>2</sup>を大きく上回る性能の[[メガCD]]が発売され、初めての[[CD-ROM]]機種の競合となるが、既にPCエンジンソフトの主流になっていたCD-ROM<sup>2</sup>システムからSUPER CD-ROM<sup>2</sup>環境へのアップグレードが容易だった事や、新規ユーザ向けにSUPER CD-ROM<sup>2</sup>用ソフトが遊べる[[PCエンジンDuo]]が発売された事で普及が進み、ソフト供給も安定していたため同世代のCD-ROMプラットフォームとしてはPCエンジンが活発であった。PCエンジンの市場はSUPER CD-ROM<sup>2</sup>中心に移行し多数のタイトルが発売された。
[[ファイル:PCEngine SuperGrafx with SuperCDRom2.jpg|thumb|200px|スーパーグラフィックスに直接接続したSUPER CD-ROM<sup>2</sup>]]
プラットフォームとしてのSUPER CD-ROM<sup>2</sup>普及の一方で、周辺機器としてのSUPER CD-ROM<sup>2</sup>システム本体は、同規格に対応するハードの中で発売が遅く、先行して発売されたスーパーシステムカードやPCエンジンDuoシリーズが需要殆どをまかなったことに加え、そのPCエンジンDuoシリーズがSUPER CD-ROM<sup>2</sup>対応システムが需要以降殆どをまかPCエンジンの主力供給ハードとなっているということからもあり、この機器自体はセールス的には不振に終わった。本体の色調はコアグラフィックスIIに合わせたもの。ユニット全体が[[拡張バス]]の後方に配置されるデザインにしたことで[[PCエンジンスーパーグラフィックス]]にもアダプタなしで直接接続可能となったが、[[PCエンジンLT]]との接続にはSUPER ROM<sup>2</sup> ADAPTER(PI-AD18)が必要となった。
 
旧[[CD-ROM2|CD-ROM<sup>2</sup>]]システム本体からの変更点は、システムカードと[[インタフェース (情報技術)|インターフェース]]ユニットの内蔵、[[Static Random Access Memory|SRAM]]容量増加(2Mbit)。旧CD-ROM<sup>2</sup>システムで各々独立していたパーツをコンパクトに一体化させたことで、上位機種ながら定価は大きく下がった。
 
上記の通りシステムカード機能が内蔵されているため、CD-ROMソフトを使う場合は(下記アーケードカードなどの使用時を除き)PCエンジン本体のHuカードスロットには何も挿さないでスイッチを入れる。これはPCエンジンDuoでも同じ仕様になっている。