「早野凡平」の版間の差分

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Gorugon1025 (会話 | 投稿記録)
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大道芸人の[[パン猪狩]]の弟子。[[新宿松竹文化演芸場]]の研究生として出入りしているうちにこの世界に入った。その後キャバレー廻りなどを経験して、主にテレビの演芸番組や舞台で活躍した。
 
[[1980年]]、[[芸術祭 (文化庁)|文化庁芸術祭賞]]優秀賞受賞。
「ホンジャマーの[[帽子]](ホンジャマカ帽、マジックハットの異名もある)」と呼ばれる、帽子を用いた[[ヨーロッパ]]起源の古典芸([[:en:Chapeaugraphy|Chapeaugraphy]])が有名。この帽子は帽体とツバの部分が分離するようになっており、早野は慣れた手つきで黒い帽子を様々な形に変形させて、有名人や動物の真似をして人気を博した。「[[牧師]]」、「[[客室乗務員|スチュワーデス]]」、「[[ナポレオン・ボナパルト|ナポレオン]]」、「[[カウボーイ]]」、「[[教皇|ローマ法王]]」(なぜか2度やってしまう)、「[[鞍馬天狗]]」(名乗る際、頭巾に見立てた帽子が落ちてしまう)等が定番ネタ。「ホンジャマー、ホンジャマカ…」と舌足らずな歌を歌いながら、次々と繰り出すのが特徴。
 
1990年5月3日、転移性[[肺がん]]のため、死去。{{没年齢|1940|2|21|1990|5|3}}。<!--これは特筆すべき内容ではないでしょう--なお、長男の晋一は早野が24歳のときに夫人に産ませた子供である。-->香典返しには帽子芸の帽体形状とその折り方のいくつかを記した説明書きにその小道具で一枚もの布生地のレプリカが返礼に贈られた。
この帽子芸によりテレビ出演も増え一躍人気者となり、舞台トークのネタとして「この帽子のおかげで[[練馬区|練馬]]に家を建てることができました」と語っていた。
 
夫人は舞踊家の[[印南明美]]。長男はタップダンサーの[[松本晋一]]<ref>[http://tapwonderland.web.fc2.com/profile.html 松本晋一のタップワンダーランド「プロフィール」]</ref>。また、早野の孫にあたる白根陽介はお笑いコンビ「[[しらすのこうげき!]]」([[太田プロダクション]]所属)のメンバー・白根陽介は孫として、「ひより」という芸名で活動している<ref>[https://www.ohtapro.co.jp/talent/shirasunokougeki.html 太田プロダクションあた掲載されてい公式プロフィール]</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.sanspo.com/geino/news/20170211/owa17021111000001-n1.html|title=【ビッくらぼんの365日・芸人日記(276)】キュートな女装男子とオタク風めがね男子の仲良しコンビ、しらすのこうげき!|publisher=[[サンケイスポーツ]]|date=2017-02-11|accessdate=2017-02-11}}</ref>。
[[とんねるず]]の[[石橋貴明]]がデビュー初期に早野の帽子芸を真似たネタをしていたことがある。また、[[お笑いコンビ]]の[[ホンジャマカ]]の名前は、この帽子芸に由来する。
==芸風==
「ホンジャマーの[[帽子]](ホンジャマカ帽、マジックハットの異名もある)」と呼ばれる、帽子を用いた[[ヨーロッパ]]起源の古典芸([[:en:Chapeaugraphy|Chapeaugraphy]])が有名。この帽子は帽体とツバの部分が分離するようになっており、早野は慣れた手つきで黒い帽子を様々な形に変形させて、有名人や動物の真似をして人気を博した。「[[牧師]]」、「[[客室乗務員|スチュワーデス]]」、「[[ナポレオン・ボナパルト|ナポレオン]]」、「[[カウボーイ]]」、「[[教皇|ローマ法王]]」(なぜか2度やってしまう)、「[[鞍馬天狗]]」(名乗る際、頭巾に見立てた帽子が落ちてしまう)等が定番ネタ。「ホンジャマー、ホンジャマカ…」と舌足らずな歌を歌いながら、次々と繰り出すのが特徴。この帽子芸によりテレビ出演も増え一躍人気者となり、舞台トークのネタとして「この帽子のおかげで[[練馬区|練馬]]に家を建てることができました」と語っていた
 
帽子以外の芸としては、長さが異なる4本の蛇腹状のホースを振り回して音を鳴らす「パイプオルガン」がある。4本のホースを器用に使い分け、低い音を出すときはゆっくり振り回し、高い音を出すときは早く振り回す。レパートリーは、「[[黒田節]]」、「[[船頭小唄]]」など。
 
==エピソード==
[[1980年]]、[[芸術祭 (文化庁)|文化庁芸術祭賞]]優秀賞受賞。
[[とんねるず]]の[[石橋貴明]]がデビュー初期に早野の帽子芸を真似たネタをしていたことがある。また、平成後期ではものまねタレントの[[古賀シュウ]]が早野のものまねを行った事がある<ref>[https://datazoo.jp/tv/%E3%81%A8%E3%82%93%E3%81%AD%E3%82%8B%E3%81%9A%E3%81%AE%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%8B%E3%81%92%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F/641284 TVでた蔵 - とんねるずのみなさんのおかげでした(2013年5月9日放送 21:00 - 21:54 フジテレビ)]</ref>。
 
[[とんねるず]]の[[石橋貴明]]がデビュー初期に早野の帽子芸を真似たネタをしていたことがある。また、[[お笑いコンビ]]の[[ホンジャマカ]]の名前は、この帽子芸に由来する。
1990年5月3日、転移性[[肺がん]]のため、死去。{{没年齢|1940|2|21|1990|5|3}}。<!--これは特筆すべき内容ではないでしょう--なお、長男の晋一は早野が24歳のときに夫人に産ませた子供である。-->香典返しには帽子芸の帽体形状とその折り方のいくつかを記した説明書きにその小道具で一枚もの布生地のレプリカが返礼に贈られた。
 
[[落語家]]の[[三遊亭圓丈]]は、自身のCDジャケットで、早野から譲り受けた帽子をかぶっている。
 
夫人は舞踊家の[[印南明美]]。長男はタップダンサーの[[松本晋一]]<ref>[http://tapwonderland.web.fc2.com/profile.html 松本晋一のタップワンダーランド「プロフィール」]</ref>。お笑いコンビ「[[しらすのこうげき!]]」([[太田プロダクション]]所属)のメンバー・白根陽介は孫にあたる<ref>{{Cite web|url=http://www.sanspo.com/geino/news/20170211/owa17021111000001-n1.html|title=【ビッくらぼんの365日・芸人日記(276)】キュートな女装男子とオタク風めがね男子の仲良しコンビ、しらすのこうげき!|publisher=[[サンケイスポーツ]]|date=2017-02-11|accessdate=2017-02-11}}</ref>。
 
早野の一番弟子として[[漫談家]]で活動する[[はやのみこみ]](東京演芸協会所属)がいる。カラフルな風呂敷で次々と色々な形を作る風呂敷漫談を得意とし、必ず生まれて何年と年齢の鯖読みが入る<ref>{{Cite web|url=http://www.tokyo-engeikyokai.com/member/member_053.html|title=【はやの みこみ - 東京演芸協会ホームページ|publisher=|date=2017-02-11|accessdate=2017-02-11}}。</ref>。