「医心方」の版間の差分

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医心方は、撰者[[丹波康頼]]により[[984年]]、朝廷に献上された。これは宮中に納められていたが、[[1554年]]に至り[[正親町天皇]]により[[典薬頭]]半井(なからい)家に下賜された。また丹波家においても秘蔵されていたとされるが、これは少なくとも丹波家の末裔である多紀家(半井家と並ぶ江戸幕府の最高医官)においては、幕末までに多くが失われていたとされ、[[多紀元堅]]が復元し刷らせている。幕末に、江戸幕府が多紀に校勘させた「医心方」の元本には、半井家に伝わっていたものが使用された。この半井本は、[[1982年]]、同家より文化庁に買い上げがあり、[[1984年]]、[[国宝]]となっている。現在は[[東京国立博物館]]が所蔵している。
 
2018年10月16日に、国宝「医心方」のユネスコ「世界の記憶」登録を推進する議員連盟(会長:[[鴨下一郎]])が設立され、ユネスコ「[[世界の記憶]]」への登録を目指している<ref name="jihou20181016">{{Cite web |url=https://mf.jiho.jp/article/191372 |title=日本最古の医書「医心方」のユネスコ登録に向け議連発足 |publisher=[[じほう]] |accessdate=2018-10-20}}</ref>。
 
== 訳注一覧 ==
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== 注釈 ==
{{reflist}}
<references />
 
== 外部リンク ==