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=== 複音ハーモニカ ===
[[Image:Suzuki Humming.png|right|200px|トレモロ・ハーモニカ]]
{{listen
| header =
| filename = Wiener Tremolo Mundharmonika.ogg
| title = トレモロ・ハーモニカの音色
| description = ビブラートがかかっている。
| format = [[Ogg]]
}}
 
複音ハーモニカは、海外ではトレモロ・ハーモニカ (Tremolo Tuned Harmonica) と言われる。1音につき2枚のリードがありわずかにピッチをずらして調律してあるため微妙にビブラートがかかり豊かな響きを生む。テンホールズ・ダイアトニック・ハーモニカやクロマティック・ハーモニカと違って、一つの穴につきリードが1枚である。正面から見ると小さめの穴が上下2段に並んでいて、上下の穴を同時に吹いて(吸って)鳴らす。吹く音と吸う音は交互に並んでいる。元来はドイツで開発された物で、上述の欧米式音配列(リヒター配列) が海外では主流であったが、後に日本で[[川口章吾]]が改良した日本式配列の複音ハーモニカがアジア一帯に広く普及した。また、東アジアの広域で、その地域の音楽になじんだ音色だったこともあり、日本式配列の複音ハーモニカはアジアで大発展した。