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'''北米4大プロスポーツリーグ'''とは、[[北アメリカ]]の[[アメリカ合衆国]]と[[カナダ]]において人気・経営規模で団体競技の頂点に位置する4つのプロスポーツリーグである。[[アメリカンフットボール|フットボール]]の[[NFL|ナショナルフットボールリーグ]](NFL)、[[野球|ベースボール]]の[[メジャーリーグベースボール]](MLB)、[[バスケットボール]]の[[NBA|ナショナルバスケットボールアソシエーション]](NBA)、[[アイスホッケー]]の[[ナショナルホッケーリーグ]](NHL)がこれに該当する。NFLには32チーム、NHLには31チーム、MLB・NBAには30チームが加盟している。
 
競技全体としての人気では、アメリカ合衆国内において[[サッカー]]がアイスホッケーを既に上回っており<ref name="washingtonpost"/><ref name="gallup">[http://www.gallup.com/poll/4735/Sports.aspx Sports]Gallup 2015年11月15日閲覧。</ref>、アイスホッケーに取って代わり、サッカーを4大スポーツの一つに数えてもよいという意見もあるが<ref>[https://sports.yahoo.com/blogs/nhl-puck-daddy/has-soccer-passed-hockey-in-america--colin-cowherd-says-yes-161119548.html Has soccer passed hockey in America? Colin Cowherd says yes] Greg Wyshynski Puck DaddyJune 14, 2016 2017年9月18日閲覧</ref>、1プロリーグ単位では[[メジャーリーグサッカー]](MLS)のチーム数や収益などにおいて、4大プロスポーツリーグにまだ遠く及ばないのが現状である。この用語を使用するのは通常スポーツリーグチームの時に限定されているため、個人競技である[[ゴルフ]]、[[テニス]]、[[自動車競技]]などは用いることはない。ただゴルフの[[PGAツアー]]と自動車競技の[[NASCAR]]はファンの多さや競争レベルの高さから4大プロスポーツリーグ並の主要な競技として扱われ、匹敵する報道量を誇っている。
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[[NBA|ナショナルバスケットボールアソシエーション]](NBA)は[[バスケットボール]]の世界最高峰リーグであり、[[1946年]]に[[バスケットボールアソシエーションオブアメリカ]](BAA)の名称で設立された。[[1979年]]に革新的な[[スリーポイントフィールドゴール]]が採用された。同年に[[マジック・ジョンソン]]([[ロサンゼルス・レイカーズ]])と[[ラリー・バード]]([[ボストン・セルティックス]])がデビューしてからは一時期低迷していた人気が急上昇していった。[[1984年]]には[[マイケル・ジョーダン]]([[シカゴ・ブルズ]])がデビューして更に人気が高まった。1984年に就任した[[デビッド・スターン]][[NBAコミッショナー|コミッショナー]]は世界戦略を推し進めていき、[[1992年]]には[[1992年バルセロナオリンピックのバスケットボール競技|バルセロナオリンピック]]においてマジック・ジョンソン、ラリー・バード、マイケル・ジョーダンらも参加した「'''[[ドリームチーム (バスケットボール)|ドリームチーム]]'''」が編成されるなどして、海外における人気も高まっていった。
 
[[1949年]]にライバル関係にあった[[ナショナル・バスケットボール・リーグ (アメリカ合衆国)|ナショナルバスケットボールリーグ]](NBL)を部分的に吸収して12チームから17チームに増加し、現在の名前に改称した。[[1976年]]にライバルの[[アメリカン・バスケットボール・アソシエーション (1967-1976年)|アメリカンバスケットボールアソシエーション]](ABA)と合併して18チームから22チームに増加した。[[2013年]]はアメリカ合衆国に29チーム、カナダに1チーム存在している。
 
1997年に[[ヴァイオレット・パルマー]]<ref>{{cite web|url=http://www.basketball-reference.com/referees/palmevi99r.html|title=Violet Palmer|accessdate=2018-4-30|date=2015|publisher=basketball-reference.com}}</ref>と[[ディー・キャンター]]<ref>{{cite web|url=http://www.basketball-reference.com/referees/kantnde99r.html|title=Dee Kantner|accessdate=2018-4-30|date=2002|publisher=basketball-reference.com}}</ref>が、NBAと契約を交わし、'''北米4大プロスポーツリーグ'''では初めてとなる女性審判員が誕生することとなった。
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| <ref name="DeloitteARFF2013">{{cite web|url=http://www.bbc.com/news/business-32931345|title=Premier League football club revenues and profits soar|publisher=BBC|accessdate=2014年11月15日}}</ref>
|-
| 参考:[[日本プロ野球機構]]
| 野球
| [[日本]]
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|}
各リーグの年間総収入はNFLが120億ドル、MLBが90億ドル、NBAが50億ドル、NHLが37億ドルとなっている。
参考としてMLSが4億9,000万ドル、プレミアリーグが33億ポンド/50億1,000万(1ドル約0.66ポンド換算)、日本プロ野球機構が1,750億円/17億5000万ドル(1ドル100円換算)である
 
NFLは最も高額のテレビ契約を結んでおり、2014年から2022年までの9年間のシーズンを通じて[[フォックス放送|FOX]]、[[CBS]]、[[NBC]]、[[ESPN]]との契約により、年間50億ドルの[[放映権]]料収入が入る。MLBは2014年から2021年までの8年間のシーズンを通じてESPNとFOXとの契約により、年間15億ドルの放映権料収入が入る<ref>[http://espn.go.com/mlb/story/_/id/8453054/major-league-baseball-completes-eight-year-deal-fox-turner-sports MLB completes new TV deals] EFPN.com</ref>。NBAは2008-09年から2015-16年までの8年間のシーズンを通じて[[アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー|ABC]]、[[ターナー・ネットワーク・テレビジョン|TNT]]との契約により、年間9億3,000万ドルの放映権料収入が入る<ref>[http://usatoday30.usatoday.com/sports/basketball/2007-06-27-3096131424_x.htm NBA extends TV deals with ESPN/ABC, TNT] USA TODAY</ref>。 NHLはアメリカ合衆国(カナダは含まない)において、2011-12年から2020-21年までの10年間のシーズンを通じてNBC&NBCスポーツとの契約により、年間2億ドルの放映権料収入が入る<ref>[http://www.nhl.com/ice/news.htm?id=560238 NHL, NBC sign record-setting 10-year TV deal] NHL.com</ref>。
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=== メジャーリーグベースボール ===
MLBは北アメリカ以外では[[ラテンアメリカ]]と[[東アジア]]に大きな存在感を発揮している。特に[[ドミニカ共和国]]や[[ベネズエラ]]はMLB各チームが運営する野球アカデミーなど貧しくても才能があれば野球に専念出来る環境が充実しており<ref>[http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20070918&content_id=2215646&vkey=news_mlb&fext=.jsp&c_id=mlb Creating complete, healthy players] MLB.com</ref><ref>[http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=3077371 Politics makes toxic mix with MLB's investment in Venezuela] ESPN.com</ref>、多くの野球少年がMLBでのプレーを夢見て猛練習に励んでいる。[[社会主義国]]であり、アメリカ合衆国と[[国交]]を断絶しているためにMLBでのプレーを国が認めていない[[キューバ]]からも国内リーグ([[セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル]])に所属する多くの一流・期待の若手選手がプレーするためにこれまでに[[亡命]]している。世界第2位の年間総収入を稼ぎ、人気が非常に高い国内リーグ([[日本プロ野球機構]])を有する[[日本]]からも[[佐々木主浩]]、[[イチロー]]、[[松井秀喜]]、[[松坂大輔]]、[[ダルビッシュ有]]などリーグを代表する多くの一流選手がこれまでにMLBでのプレーに挑戦している。[[大韓民国|韓国]]からは{{by|2012年}}オフに[[柳賢振]]が初めて国内リーグ([[韓国野球委員会]])から直接MLBでのプレーに挑戦した。2013年の試合出場選手の出身国・地域数は22。その割合はアメリカ合衆国50州72.1%、ドミニカ共和国10.2%、ベネズエラ7.5%、カナダ1.7%、[[プエルトリコ]](アメリカ合衆国[[自治領]])1.6%、キューバ1.6%、[[メキシコ]]1.2%、日本0.9%、[[キュラソー島|キュラソー]]([[オランダ]]自治領)0.6%、[[パナマ]]0.5%などだった<ref>[http://www.baseball-almanac.com/players/birthplace.php?y=2013 Major League Baseball Players by Birthplace During the 2013 Season] Baseball-almanac.com</ref>。
 
=== ナショナルホッケーリーグ ===
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=== ナショナルバスケットボールアソシエーション ===
[[NBAデベロップメントゲータレード・リーグ|NBAデベロップメントゲータレードリーグ]](NBADL)(NBAGL)がNBA傘下のプロリーグとして運営されている。[[2005年]]3月にデビッド・スターンコミッショナーが同リーグを「真のNBA傘下のファームシステム」としていく計画を発表したが、現状ではまだほとんどの新人がNCAAから[[NBAドラフト]]の指名を受けている。
 
=== ナショナルホッケーリーグ ===