「ハーモニカ」の版間の差分

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ハーモニカの歴史の中にはさまざまな変わった機種が存在するが、現在では上記の3種が主流である。他に使われるものとしては、複音ハーモニカから派生した、上下にリードをオクターブ違いに調律したものがある。これは「オクターブ・ハーモニカ」と呼ばれる。この機種はかなり限定的な使用をされるので各メーカーで必ず制作している物ではない。構造としては、二段式の穴になっており、上と下では同じ音階だがオクターブの異なるリードが同時に鳴るので、ハーモニカ・アンサンブルなどで伴奏に厚みを付ける役目で利用されるにとどまる。
 
[[File:Hohner Akkord Begleit Mundharmonika.jpg|thumb|right|ホーナー社のコード・ハーモニカ。和音伴奏用。]]
また、「コード・ハーモニカ」と「バス・ハーモニカ」があるが、ハーモニカ・アンサンブルでの上記同様、伴奏楽器として以外に使用されることはまずない。利用方法も限定的なため、古くから同じ機種が細々と継続販売されている物が多い。
 
この他、複数のトランペット型のホーンが付いたハーモニカ(ビブラート効果があり独特な響きになる)や、ベル付きのハーモニカ、調が異なる複数のハーモニカを星形にまとめて転調もこなせる回転式ハーモニカ、夜中でも練習できる消音器付きハーモニカ<ref>鈴木楽器製作所のサイレンサー(消音器)付きハーモニカ「SUZUKI SNB-20  SHINOBIX 忍」</ref>など、ユニークな機種が多数、存在する。
 
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Octave harmonica.jpg|オクターブ・ハーモニカ
[[File:Hohner Akkord Begleit Mundharmonika.jpg|thumb|right|ホーナー社のコード・ハーモニカ。和音伴奏用。]]
File:Hohner Doppeloktavbass.jpg|バス・ハーモニカ
M.Hohner Trumpet Call Harmonica in C.jpg|トランペット型ホーン付き
HOHNER Historic Collection Echobell.jpg|ベル付き
Hohner Kreuzwender.jpg|ホーナーのクロスベンダー。調が異なる6本の複音ハーモニカを星型にまとめる器具。
Special custom made 6 tones harmonica player, Dresden - 1136.jpg|クロスベンダーの使い方。このような器具を使わず、素手で調の異なる数本のダイアトニック・ハーモニカをつかんで吹き鳴らし、転調をこなす猛者もいる。
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== ハーモニカの構造と材質及びその分類 ==