「独眼竜政宗 (NHK大河ドラマ)」の版間の差分

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渡辺の出演は実際に右目を閉じた状態で行われたため所作には苦労し、西郷輝彦によると、入室の場面で頭を下げていたら大きな音がしたので面を上げると、渡辺がひっくり返っていたという。ただし、第11回「八百人斬り」での夢の中のシーンにて、かつ鏡に映った姿でのみ両目を開いた状態で登場している。最終話の脚本段階では、政宗臨終の幻想シーンで両目が開かれるという演出が盛り込まれていたが、本編では用いられなかった。
 
また、豊臣秀吉役を演じた[[勝新太郎]]は、『[[座頭市]]』シリーズなど数多くの時代劇に主演した名優であるが本作が生涯唯一の大河ドラマ出演であった(NHK制作のドラマとしても同様)。『[[影武者 (映画)|影武者]]』での勝の降板劇を踏まえ、勝が降板しても良いように秀吉役の候補も[[三國連太郎]]、[[仲代達矢]]、[[山崎努]]、[[緒形拳]]に検討されていた。本作での「渡辺=知名度の高くない若手」、「勝=衆目の知るところの大御所」という図式が、そのまま「政宗=奥羽の若き大名」、「秀吉=老成した天下人」にも当てはまる。配役決定後、渡辺は勝のクランクイン前に一度挨拶したのみで、初共演のシーン本番まで顔を合わせることがなかった<ref name="カツシンp2">{{Cite web |url=http://www.dailyshincho.jp/article/2015/07020630/?all=1&page=2|title=渡辺謙が語る、独眼竜政宗での秘話とは……!? 感動のエピソードで綴る天才・勝新太郎の真実|publisher=デイリー新潮|work=[[吉本浩二]]「カツシン」|accessdate=2016-06-13}}</ref>。これは「小田原で政宗が秀吉と初めて出会うのなら、そのシーンの撮影まで渡辺と会うべきでない」という勝のアイデアによるもので、収録は渡辺と勝が会うことがないよう調整して行われた<ref name="カツシンp2"/>。初共演となる小田原参陣での対面シーンはリハーサル無しで収録され<ref name="カツシンp2"/>、2人の楽屋も隔離されており収録シーン本番で初めて対面することとなった<ref name="カツシンp3">{{Cite web |url=http://www.dailyshincho.jp/article/2015/07020630/?all=1&page=3|title=渡辺謙が語る、独眼竜政宗での秘話とは……!? 感動のエピソードで綴る天才・勝新太郎の真実|publisher=デイリー新潮|work=[[吉本浩二]]「カツシン」|accessdate=2016-06-13}}</ref>。このシーンの収録後、渡辺は勝から「いい眼をしていたぞ…」との声をかけてもらったという。
 
また、終生のライバルのひとり[[最上義光]]役には当初、[[松田優作]]がキャスティングされていたが実現しなかった(奇しくも後年、[[2009年]]の大河ドラマ『[[天地人 (NHK大河ドラマ)|天地人]]』では優作の長男である[[松田龍平|龍平]]が政宗役を演じ、渡辺の娘である[[杏 (女優)|杏]]が愛姫役だった)。