「教会堂」の版間の差分

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Chino Kafu (会話 | 投稿記録)
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== 初期キリスト教建築の教会堂 ==
古くは[[古代ローマ]]の集会場である[[バシリカ]]を継承した長方形で、これを'''バシリカ式教会堂'''と呼ぶ。身廊の両側に、列柱で隔てられた側廊、正面奥に半円形平面のアプシスを持つ平面構成。屋根は木造小屋組。身廊の天井は一段高く、側壁に[[クリアストーリー]]と呼ばれる高窓を持つ。後に交差廊を加え、[[ラテン十字]]形を基本とする形式をとるようになった。
 
一方、古代には円形・正多角形を基本とする教会堂(集中堂式教会堂)も作られ、教会堂のほか、[[洗礼堂]]、[[墓廟]]としても用いられた。こちらは[[ローマ帝国]]分裂後、東ローマに伝わり、[[ビザンティン建築]]の起源となったと考えられている。時代が下るにつれ、堂内に小礼拝堂などを併設するようになる。