削除された内容 追加された内容
111行目:
=== F-5A/B系列 ===
; F-5A
: 初期型。エンジンはJ85-GE-13(ドライ推力:1,234kg、アフターバーナー使用時推力:1,850kg)を2基搭載。
: 初期型。
:; RF-5A
:: F-5Aの[[偵察機]]型。機首にカメラを搭載。[[武装]]は残されているF-5Aとまったく同一のため、そのままでもF-5Aと同等の空対空戦闘/空対地攻撃能力を有するほか、機首の換装でF-5Aに戻すことも可能。[[イラン]]、[[トルコ]]、[[南ベトナム]]、[[タイ王国|タイ]]、[[ギリシャ]]、[[大韓民国|韓国]]、[[モロッコ]]が採用。
; F-5B
: F-5Aの複座[[練習機|練習]][[攻撃機]]型。[[T-38 (航空機)|T-38]]の機首を流用しているため、[[機関砲]]を装備していない。
125行目:
: [[カナダ]]の[[カナディア]]で[[ライセンス生産]]されたF-5A/B。CF-5A(R)はRF-5Aに準じた偵察機型。[[カナダ空軍]]ではCF-116、[[ベネズエラ空軍]]ではVF-5と呼称される。
: 基本的にはノルウェー空軍仕様のF-5A/Bと同じであるが、以下の改良が加えられた。
# エンジンは、オリジナルのF-5A/Bより高出力のJ85-CAN-15(ドライ推力1:1,361kg、アフターバーナー使用時推力1:1,950kg。[[オレンダ・エンジンズ]]でライセンス生産)に変更。これに伴い、エンジン直前の後部胴体側面に開閉式の補助空気取り入れ口を追加。
# 前脚を33cm延長する機能を追加。これにより離陸時に約3°の迎え角を付け、離陸滑走距離を20%ほど短縮。
# フェランティ製のリード・コンピュータ式照準器を装備。
136行目:
=== F-5E/F系列 ===
; F-5E
: F-5Aの改良型。
: F-5Aの改良型。[[エンジン]]などを強化し、[[AN/APQ-153]] 空対空[[レーダー]](後期型は改良型の{{仮リンク|AN/APQ-159|en|AN/APQ-159}}を装備)。
# [[エンジン]]をCF-5よりもさらに強力なJ85-GE-21(ドライ推力:1,588kg、アフターバーナー使用時推力:2,268kg)に変更。これに伴い空気取り入れ口の面積を20%拡大したほか、胴体側面にCF-5/NF-5と同型の補助空気取り入れ口を追加。
:# F-5Aの改良型。[[エンジン]]などを強化し、[[AN/APQ-153]] 空対空[[レーダー]](後期型は改良型の{{仮リンク|AN/APQ-159|en|AN/APQ-159}}を装備
# 胴体中央部の構造を変更し、燃料搭載量を増加。これに伴い、翼端にAIM-9サイドワインダーの発射レールを固定(翼端増槽の取り付けが不可能となった)。
# 翼面荷重をF-5Aと同等にするため、自重増加に合わせて主翼面積を拡大。主にストレーキ(LEX)の部分の面積が拡大されたため、二段角が付いた形状となっている。
:; RF-5E
:: RF-5Aと同様、機首のレーダーおよびコーンを撤去し、代わりにカメラを搭載した専用コーンを装着した簡易[[偵察]]型。ただし、小さすぎて新型の偵察装置を搭載できないという問題点があり、[[サウジアラビア]]が後述するタイガーアイ配備までの暫定型として運用したのみ。