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'''山城屋事件'''(やましろやじけん)は、[[明治]]5年([[1872年]])に発覚した近代日本初の[[汚職]]事件。
'''山城屋事件'''(やましろやじけん)は、[[1872年]](明治5年)に[[陸軍省]]の御用商人[[山城屋和助]]が、陸軍省から無担保で借り受けた公金を返済できず自殺した事件。山城屋の借り出した公金は総額約65万円、当時の国家歳入の1%という途方もない額であった<ref>毛利敏彦『明治六年政変』67ページ</ref><!--ref>藤村道生『山縣有朋』53ページによれば「歳入の12%」</ref-->。
 
[[山縣有朋]]が[[陸軍省]]の公金を、同郷で親交があった陸軍御用達の商人である[[山城屋和助]]に勝手に貸し付け、その見返りに金銭的な享受を受けていたとされる事件。
事件発覚後、和助は自害、山縣も陸軍大輔を辞任した<ref>三省堂大辞林 第三版</ref>。
'''山城屋事件'''(やましろやじけん)は、[[1872年]](明治5年)に[[陸軍省]]の御用商人[[山城屋和助]]が、陸軍省から無担保で借り受けた公金を返済できず自殺した事件。山城屋の借り出した公金は総額約65万円、当時の国家歳入の1%という途方もない額であった<ref>毛利敏彦『明治六年政変』67ページ</ref><!--ref>藤村道生『山縣有朋』53ページによれば「歳入の12%」</ref-->。
 
== 事件経過 ==