「タンカイザリガニ」の版間の差分

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== 導入と分類の歴史 ==
[[1926年]]から[[1930年]]にかけて[[農林省]]水産局によって優良水族移植という名目で、アメリカ原産のザリガニ(シグナルザリガニ)が輸入され、各地の[[水産試験場]]や天然水域に頒布された。そのうちのひとつとして、淡海湖では1926年11月4日に30個体が放流され、定着し、現在でもこの個体群は淡海湖に生息している<ref name="A">[http://doi.org/10.3739/rikusui.68.471 Usio N・中田和義・川井唯史・北野聡. 2007. 『特定外来生物シグナルザリガニ (''Pacifastacus leniusculus'') の分布状況と防除の現状』] 陸水学雑誌 68:471-482</ref>。当時の研究では、その導入された外来ザリガニのうち、淡海湖の個体群だけがタンカイザリガニとして分類され、その他の地域(主に[[北海道]])の個体群はウチダザリガニとして別に分類された。この淡海湖個体群(タンカイザリガニ)とその他地域の個体群(ウチダザリガニ)を別種(別亜種)とする判断は、便宜的な呼び分けとしてしばらくその状態が続いたが、現在は両者を同種としている<ref>{{cite book | 和書 | author = 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著) | title = 決定版 日本の外来生物 | publisher = 平凡社 | date = 2008-04-21 | isbn = 978-4-582-54241-7 }}</ref>。
 
== 保護と駆除の対立 ==