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→‎雌雄: 「徘徊性のクモ」の例をユウレイグモ→コモリグモに変更。
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== 雌雄 ==
[[性的二形]]がはっきりしているものが多く、雌雄の区別は比較的たやすい。模様にはっきりとした差のあるものが多い。雄が雌より小型である種が広く知られており、中でも雌雄による大きさの違いが著しい[[コガネグモ科]]のクモが有名であるが、徘徊性のクモ(<!--[[ユウレイグモ]]→ユウレイグモは造網性なので例として不適。-->[[コモリグモ]]や[[ハエトリグモ]])などには雄が雌よりやや華奢な程度で差が小さい種もよく見られる。
 
確実な区別は[[外性器]]でおこなう。雌では、腹部の腹面前方、書肺の間の中央に生殖孔があり、開口部はキチン化して、複雑な構造を持つ。雄では、生殖孔は特に目立たないが、触肢の先端にふくらみがあり、複雑な構造になっている。精液をここに蓄え、触肢から雌の生殖孔へ[[精子]]を送り込むという、特殊な交接を行うためである。この雌の生殖孔と雄の触肢の構造は、種の区別の際にも重視される。