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== 歴史 ==
[[Image:NASA Wallops Flight Facility, 2010.jpg|thumb|left|ワロップス飛行施設、2010年]]
[[1945年]]、NASAの先行的組織であった連邦航空諮問委員会(NACA)が[[ラングレー研究所]]の管理下で[[ワロップス島]]にロケット射場を設立した。この射場は「無人航空機研究所」と呼ばれ、飛行関連の研究で風洞と調査実験所を補助するため、高速空気力学の研究を行った。1958年にはNASAが設立され、NASAはNACAの施設やセンターを吸収していった。これにはラングレー研究所も含まれており、このとき「無人航空機研究所」はワロップス基地として分離した施設になり、NASAの本部に直接運用されるようになった。1959年、NASAは以前の[[チンコティーグ海軍航空基地]]を取得し、工学的・管理的活動はこの場所に移動した。1974年、ワロップス基地はワロップス飛行センターと名前を変え、さらに1981年には現在の[[ワロップス飛行施設]]に変わり、同時に[[ゴダード宇宙飛行センター]]の一部となった。
 
ワロップスでの研究の初期には[[亜音速]]から[[遷音速]]域での[[空気力学]]データの収集のために研究が行われた。[[1959年]]から[[1961年]]にかけては、[[マーキュリー計画]]のカプセルがワロップスで試験され<ref>[http://www-pao.ksc.nasa.gov/history/mercury/mercury-overview.htm Project Mercury] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20130603211738/http://www-pao.ksc.nasa.gov/history/mercury/mercury-overview.htm |date=2013年6月3日 }}</ref>、[[ケープカナベラル空軍基地]]から宇宙飛行士が打ち上げられるまでNASAの有人宇宙飛行計画を支えた。マーキュリー宇宙船の脱出、回収システム、生命維持装置や飛行適格性の確認のために設計された{{仮リンク|リトル・ジョー (ロケット)|en|Little Joe (rocket)|label=リトル・ジョー}}なども打ち上げられた。また[[アカゲザル]]のサムとサム夫人は宇宙飛行士のさきがけとしてワロップス飛行施設から高高度に送られ、両方ともが無事に回収された。
 
1945年以来、[[ワロップス試験射場]]は飛行機や打ち上げ機の飛行特性の情報の採取、あるいは地球の上層大気や近[[宇宙環境]]の知識を高めるために14,000の研究機を打ち上げている。打ち上げ機は様々な大きさ、出力であり、[[気象観測]]用の{{仮リンク|ロキ (ロケット)|en|Loki (rocket)|label=ロキ}}から衛星打ち上げ能力のあるものまで打ち上げられている。
 
== 施設 ==