「都市国家」の版間の差分

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[[ヴェネツィア共和国]]などの[[イタリア]]の小国家群、[[神聖ローマ帝国]]の[[帝国都市]]などが、中世ヨーロッパの都市国家の例として挙げられる。
 
このような都市国家が成立した背景としては、当時のヨーロッパが封建社会で農業経済を前提としていた事から、商工業を基盤とするには、それとは異なる国家機構が必要だったからである。16世紀以降の[[絶対王政]]への移行とともに、封建諸同様に都市国家も王権の元に組み込まれるようになっていったが、それでも後述の通り近現代まで存続した場合も多かった。
 
日本における[[堺市|堺]]や[[博多]]なども、ほぼ完全な自治を行っていた点に鑑みると、中世ヨーロッパの都市国家に相当する地域であったと考えられる。ヨーロッパの都市国家が王権の元に組み込まれていったのと同様、堺や博多も[[織田信長]]や[[豊臣秀吉]]の天下統一事業の課程で、自治を失った。