「免疫チェックポイント阻害剤」の版間の差分

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正確な原理はまだ研究途上のため不明であるが、一般にがん細胞は、正常細胞のフリをして、T細胞などからの攻撃をまぬがれているので、それに関係しているだろうという説明が、よくなされる。
 
T細胞は、その生物個体自身の細胞に攻撃をしないように、「免疫チェックポイント」と呼ばれる、発現すると免疫が抑制される機構をT細胞表面にもつが(免疫チェックポイントの仕組みについては後述する)、しかしこの機構では、がん細胞を見分けることができず、がん細胞を仲間と誤認してしまう。なお、2018年の現時点で一般に免疫チェックポイント阻害剤の「免疫チェックポイント」とされる分子(一般細胞/T細胞 の書式として PD-L1/PD-1 や CD80/CTLA-4など)は、[[主要組織適合遺伝子複合体|MHC]]とは別の分子である。MHCも細胞表面にあるが、MHCとは別に免疫チェックポイントに関連する分子(一般細胞/T細胞 の書式として PD-L1/PD-1 や CD80/CTLA-4など) は、細胞表面に存在している<ref>宮坂昌之 ほか編集『標準免疫学』、医学書院、2016年2月1日 第3版 第2刷、139ページ、ページ上部の図画</ref>。[[カドヘリン]]分子/KLRG1分子とも、一般に免疫チェックポイント分子とされるPD-L1/PD-1 や CD80/CTLA-4は別の分子である。