「演劇集団キャラメルボックス」の版間の差分
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[[2015年]](平成27年)、劇団結成30周年を迎えた。[[DMM.com]]にて公演映像の配信サービスを開始した<ref>{{cite web|url=http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2015/11/20_02.php|title=DMM.comでキャラメルボックスの公演映像が配信開始|publisher=シアターガイド|date=2015-11-20|accessdate=2015-11-25}}</ref>。
== 概要 ==
=== 脚本・演出 ===
脚本・演出は、劇団創立から成井豊が担当している<ref name="CBabout"/>。[[1993年]](平成5年)から創立メンバーである[[真柴あずき]]も脚本を執筆するようになり、後に成井と真柴が協働するのが主流となっている<ref name="CBabout"/><ref name="hayashi"/>。海外作品は[[翻訳]]のまま使わず、成井と真柴が新たに書き上げた脚本をオリジナルとして上演している。また、成井が[[宮沢賢治]]や[[宮崎駿]]の影響を受けているため、純粋な[[悪役]]はほとんど登場しない。
なお、本公演外では成井と真柴が関わらない作品がある。チャレンジ公演では[[恩田陸]]が原作・脚本。新人公演では、他劇団所属の高橋いさを([[劇団ショーマ]]所属)・[[土田英生]](MONO所属)が脚本を担当している。
このほか、[[高等学校]]における[[文化祭]]等での上演も多い。劇団側は演劇振興のため、成井原作・原作者側が許可した舞台[[台本]]を[[論創社]]から出版し、上演許可願制にしている。
=== 音楽 ===
劇中の音楽は、製作総指揮の加藤昌史が選曲している。初期は[[洋楽]]が使用される事が多かったが後にオリジナル[[サウンドトラック]]に絞り、[[ZABADAK]]や加藤と親交の深い[[石田ショーキチ]]の楽曲が多く使われている。[[the brilliant green]]の[[インディーズ]]時代の楽曲が使用されたこともあった。[[1997年]]の『あなたが地球にいた頃』には、男性フォークデュオ・[[TWO of US (歌手グループ)|TWO of US]]の楽曲「Wish」を採用した経緯から、[[長井勝]]による楽曲提供も受けている。
既存曲を多用しながら、[[SEKAI NO OWARI]]や[[androp]]などのメジャーからインディーズまで幅広いバンド、様々な[[ミュージシャン]]の曲を起用している。
また、公演ごとに自社レーベルでミュージシャン側が収録許可した使用曲は、サウンドトラックとしてCD化、[[ネット配信|デジタル配信]]している。
=== 前説 ===
上演中に鳴動する[[携帯電話]]の着信音などによる[[騒音]]トラブルが問題化した際、毎回公演前の前説にて製作総指揮の加藤昌史が登場し、爆笑トークを交えながら観劇マナーをアピールした。なお、アピールにあたっては、「携帯の電源を切りましょう」というメッセージをその時々の流行物を[[パロディ]]にした歌「携帯電話チェックタイムのテーマ」を作成した。後にそれを劇団員が受け継ぎ、ダブルキャストで出演する側でないキャスト達が歌うなど様々に形を変えていった。以降は加藤と新人劇団員が登場して、注意を呼び掛けている。
=== アクション ===
時代劇の[[殺陣]]はフリー殺陣師[[佐藤雅樹]]指導のもと、「本当に人を斬ることのできる殺陣」を目指している。また、アクションクラブの武田浩二が指導する事もある。
時代劇以外の舞台ではOPと劇中にダンスシーンがあり、その多くを[[川崎悦子]]が担当している<ref>{{Cite web |url=http://www.beatnik-studio.com/class/32.html|title=川崎悦子|publisher=BEATNIK STUDIO|accessdate=2015-11-18}}</ref>。また、劇団員の[[大内厚雄]]が担当する事もある。
== 公演作品 ==
{{See also|Category:演劇集団キャラメルボックスの作品}}
主な作品ジャンルは
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国内小説だけでなく海外小説原作の作品も増えている。
=== 小説原作作品 ===
* 『[[嵐になるまで待って]]』
* 『[[賢治島探検記]]』
* 『[[スキップ (小説)|スキップ]]』
* 『[[クロノス・ジョウンターの伝説]]』シリーズ
* 『[[雨と夢のあとに]]』
* 『[[サボテンの花 (小説)|サボテンの花]]』
* 『[[トリツカレ男]]』
* 『すべての風景の中にあなたがいます』
* 『光の帝国』
* 『[[容疑者Xの献身]]』
* 『[[夏への扉]]』
* 『[[飛ぶ教室]]』
* 『[[流星ワゴン]]』
* 『[[無伴奏ソナタ]]』
* 『[[アルジャーノンに花束を]]』
* 『[[キャロリング]]』
* 『[[隠し剣 鬼の爪]]』『盲目剣谺返し』
* 『[[ナミヤ雑貨店の奇蹟]]』
* 『[[時をかける少女]]』
* 『[[ゴールデンスランバー]]』
* 『[[スロウハイツの神様]]』
* 『[[エンジェルボール]]』
=== 映画原作作品 ===
* 『[[鍵泥棒のメソッド]]』
== 俳優 ==
=== 在籍劇団員 ===
{|
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* [[真柴あずき]]
* [[伊藤ひろみ]]
* [[大森美紀子]]
* [[西川浩幸]]
* [[石川寛美]]
* [[坂口理恵]]
* [[岡田さつき]]
* [[岡田達也]]
* [[菅野良一]]
* [[前田綾]]
| width="235" valign="top" |
* [[大内厚雄]]
* [[岡内美喜子]]
* [[温井摩耶]]
* [[畑中智行]]
* [[三浦剛]]
* [[石原善暢]]
* [[筒井俊作]]
* [[実川貴美子]]<ref>{{Cite web |url=http://ameblo.jp/jitsukimi/entry-11265348614.html|title=2012年5月31日『いらぬ緊張感。。。』|publisher=kimiko jitsukawa なんたら日和 實川貴美子のテキトウ日記|accessdate=2012-9-20}}</ref>
* [[左東広之]]
* [[渡邊安理]]
| width="235" valign="top" |
* [[阿部丈二]]
* [[多田直人]]
* [[小林千恵 (女優)|小林千恵]]
* [[小多田直樹]]
* [[鍛治本大樹]]
* [[林貴子]]
* [[森めぐみ]]
* [[原田樹里]]
* [[小林春世]]
| width="235" valign="top" |
* [[木村玲衣]]
* [[関根翔太]]
* [[金城あさみ]]
* [[石森美咲]]
* [[大滝真実]]
* [[山﨑雄也]]
* [[竹鼻優太]]
* [[元木諒]]
* [[石川沙織 (女優)|石川沙織]]
* [[島野知也]]
* [[矢野聖]]
* [[生田麻里菜]]
* [[山本沙羅 (女優)|山本沙羅]]
|}
=== かつて所属していた主な俳優 ===
* [[上川隆也]]
* [[津田匠子]](現在は[[賢プロダクション]]に所属)
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* [[中村亮子]](現在は[[オフィスケイアール]]に所属)
* [[成瀬優和]](現在は[[セントラル]]に所属)
* 町田久美子
* 成瀬さとみ(町田同様劇団初期の看板俳優。[[1992年]](平成4年)に退団)
* [[細見大輔]](現在は[[ヘリンボーン]]に所属)
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* [[篠田剛]]
== 観劇活動 ==
=== CSC・COC ===
'''CSC'''(キャラメル・サポターズ・クラブ)は、観客が[[サッカー]]の[[サポーター]]の様に劇団を応援するキャラメルボックスの会員制度。1993年7月に結成され、10年毎に記念公演を上演している。
会員特典としては、チケット先行販売、公式ハンドブック割引、会報誌『ハテナ気象台』、オリジナルグッズ頒布、当日券後日入場の約半額料金のサポータズ・スタンバイ、次年度分限定発売されるチケット・グッズ購入可能クーポン券のトライアスロンパスが頒布される。
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また、主な権利としては現状と最新情報のメール報告、ファンサービスの提案と劇団総指揮からの回答、劇作に関する提案と劇団代表からの回答が得られるようである。大口では、ゲネプロ見学や劇団主催イベントの優先参加等の追加権利を得られる<ref>{{Cite web |url=http://www.caramelbox.com/coc/|title=キャラメルボックス・オーナーズ・クラブ|publisher=演劇集団キャラメルボックス|accessdate=2015-5-20}}</ref>。
=== 宣伝、販売活動 ===
[[ホームページ]]、[[ブログ]]、[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|キャラメランド(SNS)]]、[[磁気テープ|ビデオ]]・[[DVD]]、[[本]]、[[テレビ|TV]](後述のCaramelboxTVや、他にはNHKで配信されたことがある)などのメディアを使い、観客とのつながりを大切にしている。また、2012年末に携帯サイトが[[スマートフォン]]対応になり、2014年に配信終了した。動画コンテンツは、ニコ動チャンネル「キャラメルボックスチャンネル」に移行されている。
グッズについては、当初はキャラメルボックスが直接販売していたが2013年より一部ネット販売店で取り扱う。また、DVDは販売中止後にオンデマンドDVDにて再版を開始している。
このほか、'''キャラメルボックス・アンバサダー'''制度は、「キャラメルボックスや演劇の楽しさを広めたいと思っている、18歳以上の人」の応募によるアンバサダー(親善大使)広報活動である<ref>[http://www.caramelbox.com/ambassador/entry.html キャラメルボックス・アンバサダー公式ページ]</ref>
=== CaramelboxPV ===
動画サイト・[[YouTube]]および電話音声配信されるチケットインフォメーションである。劇団及び会社主催の公演チケット残席、劇団員の客演情報を紹介している。動画には、出演者のトークが収録されている。[[左東広之]]が司会し、製作部メンバーが交代でアシスタンスしている。2015年07月30日号にて最終回を迎えたが、動画サイトでは過去回が視聴可能である<ref>{{Cite web |url=http://ch.nicovideo.jp/caramelbox2525|title=キャラメルボックスチャンネルinニコニコ動画|publisher=ニコニコ動画|accessdate=2015-11-18}}</ref>。
=== CaramelboxTV(2018年5月終了) ===
キャラメルボックスのレギュラー番組で、当初は[[シアター・テレビジョン]]によって上演作品から毎月2本放送していたが、[[2009年]](平成21年)4月30日をもって放送終了<ref>放送局側の方針変更が理由で、その経緯は加藤昌史のブログやホームページにて説明された。</ref>。
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番組は[[筒井俊作]]が司会し、アシスタントを若手劇団員が交代で務め、公演情報、当日放送される2本の演目のエピソードを紹介する内容であった。
== 関連項目 ==
* [[ネヴァーランド・アーツ]]
* [[ヒア・カムズ・ザ・サン (小説)|ヒア・カムズ・ザ・サン]]/[[キャロリング]] - キャラメルボックスをキッカケとした[[有川浩]]原作小説
206行目:
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist|2}}
== 外部リンク ==
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* [http://www.so-net.ne.jp/press-caramelbox/ CARAMELBOX PRESS ON THE WEB (So-net)]
* {{Twitter|CARAMELBOX_info|キャラメルボックス更新情報(公式)}}
* {{
* {{
* {{ニコニコチャンネル|caramelbox2525}}
* [http://www.nevula.co.jp/ 株式会社ネビュラプロジェクト] - 運営会社。
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