「JR東日本209系電車」の版間の差分

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[[常磐緩行線]]と[[帝都高速度交通営団]](現・[[東京地下鉄]])[[東京メトロ千代田線|千代田線]]の信号保安システム更新に伴う列車増発に伴い、1999年(平成11年)[[12月4日]]の[[JRダイヤ改正|ダイヤ改正]]から営業開始した番台区分である。
 
営団との相互乗り入れ協定に準拠した地下鉄直通仕様の2,800 mm 幅車体で、先頭車の長さは中間車と同一としたため第1ドア・第2ドア間の間隔が短くなっており、その間の座席が6人掛けであるのは500番台と同様である。台車中心間距離については0番台と同様の 13,300 mm であるが、[[樋 (建築)|雨樋]]端部が千代田線内のトンネル形状に対する[[車両限界|限界]]によって支障があるため先端が斜めに削られている。地下鉄線内における非常時の脱出用として先頭車前面には[[非常口]]([[プラグドア]])を設置し、乗務員室内に格納式の[[梯子|非常用ハシゴ]]を搭載する(格納枠に収め、乗務員室仕切上部に収納)。
 
車体の帯は、落成当初に同線で共通運用されていた[[国鉄203系電車|203系]]や[[国鉄207系電車|207系900番台]](共に現在は廃車)に合わせて窓下部にのみ{{color|#00b261|■}}エメラルドグリーンの帯を配しており、窓上部には配色されていない。
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従来の旧国鉄・JR車両と同様、代々木上原から[[小田急電鉄]]に乗り入れ運用はなく、JR車両を小田急線への直通運転に対応させるための改造工事は[[JR東日本E233系電車#2000番台|E233系2000番台]]が対象であり、当車種は計画に含まれなかった<ref>{{Cite press release |date=2013-03-27 |url=http://www.jreast.co.jp/press/2012/20130311.pdf |title=小田急線 千代田線 JR常磐線(各駅停車) の相互直通運転に向けた準備を開始します |format=PDF |publisher=小田急電鉄株式会社、東日本旅客鉄道株式会社 |accessdate=2013-03-27}} </ref>。2016年(平成28年)3月25日まではE233系2000番台と区別されることなく共通で運用に就いていたが、同26日のダイヤ改正からE233系2000番台が小田急線に乗り入れるようになったため、現在は小田急線に乗り入れない運用に限定されており、先頭車前面にサークルEマークが貼られている。
 
基本的な機器構成は同時期に製造されていた500番台に準じているが、主電動機はE231系と同一のMT73形に変更されている。さらに相互乗り入れ協定に必要な性能を確保するため、電動車の比率向上 (6M4T) により[[起動加速度]]を 3.3 km/h/s に強化し、常用最大減速度と非常減速度は 4.7 km/h/s を確保している<ref name="Fan1999-11" >交友社「鉄道ファン」1999年11月号新車ガイド「JR東日本209系1000番台」参照。</ref>。編成中の7号車には千代田線用の[[誘導無線]]送受信機と妻面・床下に[[列車無線アンテナ|誘導無線アンテナ]]を設置している<ref name="Fan1999-11" />ほか、パンタグラフは[[剛体架線]]に対応したPS21形を搭載していたが、現在はシングルアーム式の物パンタグラフに交換されている。電動車比率の高い本番台では編成中にモハ208形が3両連結されるが、補助電源装置(SIV)、空気圧縮機は編成中2台で十分なことから5号車のモハ208形はこれら補機を準備工事としている。
 
その他の仕様は500番台に準じており、車内では車椅子スペースが営団車に合わせて2・9号車に設けられている。
 
側面の行先表示器は行先と路線名を3秒ごとに交互表示するタイプ仕様で、路線名の部分は「常磐線・各駅停車」「千代田線直通・各駅停車」「常磐線直通・各駅停車」(それぞれ「・」を境に2段表示)と表示される。行き先は路線名の表示パターン方式ごとに設定されており(路線名を表示せずに行先のみの固定表示のもの行先表示器もある)、通常は綾瀬駅で適宜切り替える。また、案内装置は千代田線内でもJR線と同様の表示が行われているため、千代田線の[[駅ナンバリング]]には対応していなかった。しかし、2018年(平成30年)でのROM更新により、案内装置が常磐緩行線・千代田線の駅ナンバリングに対応するようになった。
 
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2018年10(平成30年)10月13日に「ありがとう209系常磐線各駅停車引退の旅」を実施し<ref>[[2018年]](平成30年)9月5日から北千住・松戸・柏の各駅のびゅうプラザでの販売が開始される。(駅構内告知ポスターより。)</ref>、常磐緩行線の運用から撤退した。なお、撤退後は12月以降、[[中央線快速]]で使用されているE233系へのグリーン車組み込み12連化に伴う工事の関係で、豊田車両センターへの転属が決定している<ref>[[2018年]](平成30年)9月1日付 JR東労組八王子機関紙「はちおうじ」第179号より</ref>。同年11月5日、マト81編成が帯をオレンジに変更の上[[豊田車両センター]]へ回送された<ref>「[https://railf.jp/news/2018/11/06/103000.html 209系1000番台が豊田へ」]交友社『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』railf.jp 鉄道ニュース 2018年11月6日</ref>。
 
=== 3100番台 ===