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*昭和27年7月31日 - [[保安庁]]設置による[[海上公安局]]法の公布により、「海上公安学校」を置くとされる(昭和27年法律第267号)。
*昭和29年7月1日 - [[防衛庁]]設置法附則の第2項により海上公安局法の廃止(昭和29年法律第164号)。
*平成30年4月12日 - [[#管制課程|管制課程]]を新設<ref name="mainichi20180412">{{Cite news |date=2018-04-12 |title=海保学校 外国船舶増で「管制課程」新設 舞鶴で開設式 /京都 | url=https://mainichi.jp/articles/20180412/ddl/k26/040/437000c | newspaper=毎日新聞:地方版 京都府 | publisher=毎日新聞 |accessdate=2018-11-23 }}</ref>。
 
== 海上保安学校課程 ==
海上保安学校には[[#船舶運航システム課程|船舶運航システム課程]]、[[#航空課程|航空課程]]、[[#情報システム課程|情報システム課程]]、[[#管制課程|管制課程]]、[[#海洋科学課程|海洋科学課程]]の5つの課程がある<ref name="kaiho20180713">{{Cite web |date=2018-07-13 |title= 教育課程 |url=https://www.kaiho.mlit.go.jp/school/elements/main_edu/edu_info.html |publisher=[[海上保安学校]] |accessdate=2018-11-23 }}</ref>。
*船舶運航システム課程 - 海上保安官として巡視船に乗組むための教育を行う課程。期間は1年で、航海、機関、主計のコースがある。
 
**航海コース - 巡視船等の運航を担当する海上保安官を育てるコースである。船舶運航に必要な知識を中心に、警備救難業務や武道などを学べる。
=== 船舶運航システム課程 ===
***'''カリキュラム'''
*船舶運航システム課程 - 海上保安官として巡視船に乗組むための教育を行う課程。期間は1年で、航海、機関、主計のコースがある。
****航海、運用、海事法、海象・気象、通信運用(全課程共通科目)、基礎教養(法学概要、国際法、海上保安業務概要等)、英語 (I)、情報処理 (I)、小型船舶操縦、体育・基本動作、乗船実習、統合実習(船舶運航システム課程、航空課程、情報システム課程共通科目)、刑法、刑事訴訟法、海上警察、海上環境、航行安全、救難防災、主計、訓練、英語 (II)
 
**機関コース - 巡視船等の機関運転・整備を担当する海上保安官を育てるコースである。船舶の機関、電気機器等に関する知識を中心に、警備救難業務や武道などを学べる。
; 航海コース
***'''カリキュラム'''
**航海コース - 巡視船等の運航を担当する海上保安官を育てるコースである。船舶運航に必要な知識を中心に、警備救難業務や武道などを学べる。
****機関、電気機器、海事法、通信運用(全課程共通科目)、基礎教養(法学概要、国際法、海上保安業務概要等)、英語 (I)、情報処理 (I)、小型船舶操縦、体育・基本動作、乗船実習、統合実習(船舶運航システム課程、航空課程、情報システム課程共通科目)、刑法、刑事訴訟法、海上警察、海上環境、航行安全、救難防災、主計、訓練、英語 (II)
**** カリキュラム - 航海、運用、海事法、海象・気象、通信運用(全課程共通科目)、基礎教養(法学概要、国際法、海上保安業務概要等)、英語 (I)、情報処理 (I)、小型船舶操縦、体育・基本動作、乗船実習、統合実習(船舶運航システム課程、航空課程、情報システム課程共通科目)、刑法、刑事訴訟法、海上警察、海上環境、航行安全、救難防災、主計、訓練、英語 (II)
**主計コース - 巡視船等において経理や調理を担当する海上保安官を育てるコースである。調理技術、総務、経理補給、船舶衛生等を中心に、警備救難業務や武道などを学べる。
 
***'''カリキュラム'''
; 機関コース
****主計(総務・経理補給・船舶衛生)調理、通信運用(全課程共通科目)、基礎教養(法学概要、国際法、海上保安業務概要等)、英語 (I)、情報処理 (I)、小型船舶操縦、体育・基本動作、乗船実習、統合実習(船舶運航システム課程、航空課程、情報システム課程共通科目)、刑法、刑事訴訟法、海上警察、海上環境、航行安全、救難防災、主計、訓練、英語 (II)
**機関コース - 巡視船等の機関運転・整備を担当する海上保安官を育てるコースである。船舶の機関、電気機器等に関する知識を中心に、警備救難業務や武道などを学べる。
*航空課程 - 海上保安庁の航空機の運航を担当する海上保安官になるための基礎教養を習得する課程。期間は1年。飛行士となるために必要な数学、物理、英語等を中心に、警備救難業務や武道などを学ぶ。ここでの基礎教養を修了した後は、航空基地飛行員となり、固定翼機の要員は、[[海上自衛隊]][[小月教育航空群]]で研修(2.5年)、ヘリコプターの要員は、海上保安学校宮城分校(1.5年)の実用機による研修に進む。
**** カリキュラム - 機関、電気機器、海事法、通信運用(全課程共通科目)、基礎教養(法学概要、国際法、海上保安業務概要等)、英語 (I)、情報処理 (I)、小型船舶操縦、体育・基本動作、乗船実習、統合実習(船舶運航システム課程、航空課程、情報システム課程共通科目)、刑法、刑事訴訟法、海上警察、海上環境、航行安全、救難防災、主計、訓練、英語 (II)
**'''カリキュラム'''
 
***数学、物理、海象・気象、船舶概要、航空通信運用海上航空業務(全課程共通科目)、基礎教養(法学概要、国際法、海上保安業務概要等)、英語 (I)、情報処理 (I)、小型船舶操縦、体育・基本動作、乗船実習、統合実習(船舶運航システム課程、航空課程、情報システム課程共通科目)、刑法、刑事訴訟法、海上警察、海上環境、航行安全、救難防災、主計、訓練、英語 (II)
; 主計コース
*情報システム課程 - 通信機器の運用・管理と船舶の安全航行に必要な情報を提供する航行援助システムの管理運営を行う海上保安官を育てる課程。通信機器及び航行援助システムの運用・保守に必要な知識、技能を学ぶとともに、警備救難業務や武道などを学ぶ。期間は2年。
**主計コース - 巡視船等において経理や調理を担当する海上保安官を育てるコースである。調理技術、総務、経理補給、船舶衛生等を中心に、警備救難業務や武道などを学べる。
**'''カリキュラム'''
***数学、物 カリキュラム - 主計(総務・経、電気通信、情報通信、情報処補給・船舶衛生)調 (II)、通信実験、航行援助システム、海上交通、電気機器運用(全課程共通科目)、基礎教養(法学概要、国際法、海上保安業務概要等)、英語 (I)、情報処理 (I)、小型船舶操縦、体育・基本動作、乗船実習、統合実習(船舶運航システム課程、航空課程、情報システム課程共通科目)、刑法、刑事訴訟法、海上警察、海上環境、航行安全、救難防災、主計、訓練、英語 (II)
 
*海洋科学課程 - 航海の安全を確保するために必要なさまざまな海洋データを収集・解析し、提供する海上保安官を育てる課程。期間は1年。海洋の科学的資料の収集、解析に必要な知識、技能を学ぶ。
=== 航空課程 ===
**'''カリキュラム'''
*航空課程 - 海上保安庁の航空機の運航を担当する海上保安官になるための基礎教養を習得する課程。期間は1年。飛行士となるために必要な数学、物理、英語等を中心に、警備救難業務や武道などを学ぶ。ここでの基礎教養を修了した後は、航空基地飛行員となり、固定翼機の要員は、[[海上自衛隊]][[小月教育航空群]]で研修(2.5年)、ヘリコプターの要員は、海上保安学校宮城分校(1.5年)の実用機による研修に進む。
***(全課程共通科目)基礎教養(法学概要、国際法、海上保安業務概要等)、英語 (I)、情報処理 (I)、小型船舶操縦、体育・基本動作、乗船実習、統合実習、数学、基礎科学、海上安全業務、情報処理 (II)、海象、気象、天文、水路業務管理、測量、図誌・印刷、通信運用
****主計(総務・経 カリキュラム - 数学、物補給、海象気象、船舶衛生)調理概要航空通信運用海上航空業務(全課程共通科目)、基礎教養(法学概要、国際法、海上保安業務概要等)、英語 (I)、情報処理 (I)、小型船舶操縦、体育・基本動作、乗船実習、統合実習(船舶運航システム課程、航空課程、情報システム課程共通科目)、刑法、刑事訴訟法、海上警察、海上環境、航行安全、救難防災、主計、訓練、英語 (II)
 
=== 情報システム課程 ===
*情報システム課程 - 通信機器の運用・管理と船舶の安全航行に必要な情報を提供する航行援助システムの管理運営を行う海上保安官を育てる課程。通信機器及び航行援助システムの運用・保守に必要な知識、技能を学ぶとともに、警備救難業務や武道などを学ぶ。期間は2年。
*** カリキュラム - 数学、物理、海象・通信船舶概要情報通信、情報処理 (II)航空通信運用実験、航行援助システム、海上航空業務交通、電気機器(全課程共通科目)、基礎教養(法学概要、国際法、海上保安業務概要等)、英語 (I)、情報処理 (I)、小型船舶操縦、体育・基本動作、乗船実習、統合実習(船舶運航システム課程、航空課程、情報システム課程共通科目)、刑法、刑事訴訟法、海上警察、海上環境、航行安全、救難防災、主計、訓練、英語 (II)
 
=== 管制課程 ===
運用管制官として運用管制業務を担う海上保安官を育成する課程で、期間は2年<ref name="kaiho20180713" />。
 
=== 海洋科学課程 ===
*海洋科学課程 - 航海の安全を確保するために必要なさまざまな海洋データを収集・解析し、提供する海上保安官を育てる課程。期間は1年。海洋の科学的資料の収集、解析に必要な知識、技能を学ぶ。
*** カリキュラム - (全課程共通科目)基礎教養(法学概要、国際法、海上保安業務概要等)、英語 (I)、情報処理 (I)、小型船舶操縦、体育・基本動作、乗船実習、統合実習、数学、基礎科学、海上安全業務、情報処理 (II)、海象、気象、天文、水路業務管理、測量、図誌・印刷、通信運用
 
== 所在地 ==