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'''嫡子教会と廃嫡者の教会'''(ちゃくしきょうかおとはいちゃくしゃのきょうかい(The{{lang-en-short|The Inherited church, The Disinherited Church }}は、[[H・リチャード・ニーバー]]の説<ref>H.リチャード・ニーバー『アメリカ型キリスト教の社会的起源』ヨルダン社</ref>
 
嫡子教会とは、社会から政治的、経済的恩恵を受けている教会。廃嫡者の教会とは、受けていない教会である。
 
ニーバーが嫡子教会としてあげているのは、[[ローマ]][[カトリック教会]]、[[正教会]]、[[イングランド国教会]]、[[米国聖公会]]、[[ルーテル教会]]、[[改革派教会]]などである。
 
廃嫡者の教会とは、初代教会(第一[[コリントの信徒への手紙一]] 2:16)から[[3世紀]]までの教会、[[ピューリタン]]、[[フレンド派]]、[[ホーリネス教会]]、[[救世軍]]、[[バプテスト]]教会などである。
 
[[大川修平]][[牧師]]は[[ペンテコステ派]]、[[ナザレン教団]]、ホーリネス教団、バプテスト教団も廃嫡者教会から始まったとしている。ペンテコステ派の指導者[[ウィリアム・ジョセフ・シーモア|ウィリアム・シーモア]]は黒人奴隷の子どもであり、これらの教会に集った者は、労働者、貧民、無教育な下層階級であった。
 
[[東京神学大学]]出身の[[日本基督教団]]牧師は、日本基督教団は上流階級に伝道し、救世軍とペンテコステ派は下層民に伝道すればいと主張したが、大川牧師は現代のペンテコステ派は社会的地位が向上し、学問的にも発展したと指摘している<ref>大川修平『ペンテコステ神学』マルコーシュ・パブリケーション社</ref>
 
== 脚注 ==
<references />