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しかしあらゆる物質は経時変化を起こすので、1960年の第11回[[国際度量衡総会]]でメートル原器を長さの基準とすることをやめ、物理現象による長さの定義に改められた(1,650,763.73λKr。「ラムダ[[クリプトン]]」と読み、クリプトン86元素が一定条件下で発する橙色の光の[[真空]]中の波長である。更に1983年には、[[光速]]の「299,792,458メートル毎秒」という'''定義値'''と、「[[秒]]」から導出される「299,792,458分の1[[光秒]]」が1メートル、となり、独立してメートルが定義されていた時代が終わった)<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22644950U7A021C1CR8000/ 重さの基準、分銅不要に? 「1キロ」決定に新手法]</ref><ref>[https://mainichi.jp/articles/20171025/k00/00e/040/255000c kg新基準、日本など確立…原器の分銅130年で幕]</ref>。
 
日本のメートル原器は、1960年以降目盛の引きなおしがされ、現在は標準尺となっている。また日本では、旧度量衡法においては併用されていた「[[尺]]」の原器も製作されている<ref>[http://www.aist.go.jp/aist_j/news/20120420.html]</ref>。2012年には[[重要文化財]]に指定された<ref>[https://www.aist.go.jp/aist_j/news/20120420.html メートル原器の重要文化財指定について-我が国の度量衡制度近代化への礎を築く-] - 産業技術総合研究所</ref>。
 
== 参考文献 ==