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{{出典の明記|date=2012年6月}}
'''内陸湖'''(ないりくこ、{{Lang-en-short|Endorheic lake, Terminal Lake, Sink Lake}})は、[[湖沼]]の形態の一つ。降雨などで湖沼へ流入する自然[[河川]]はあっても、湖沼から流出する自然河川がない「無口湖(むこうこ)」のことで、乾燥地域の[[低地]]や[[盆地]]、[[凹地]]、[[火山]]の[[火口]]や[[河道閉塞]]などで生じることがある。内陸湖への[[流域]]は[[内陸流域]]を形成する。このような湖沼からは水はもっぱら湖面から蒸発していく。[[利水]]のために人為的に[[引水]]が行われることがある。人為的には過度の利や、[[埋め立て]]、自然には乾燥や降雨減少などの環境の変化どで縮小・消滅することがある。
 
日本において[[湖]]と[[海]]との違いは[[汽水湖]]などを除き比較的明瞭だが、世界には生活圏を遥かに凌ぐほど広大で「海」を名に持つ内陸湖があるほどに定義は明確でない。しかし内陸湖には[[国際海洋法]]が適用されていない。内陸湖である[[カスピ海]]は、その水面をめぐって沿岸の5か国が主権を争っていたが、[[2018年]]の会議で「海」と主張する[[ロシア]]、[[アゼルバイジャン]]、[[トルクメニスタン]]、[[カザフスタン]]に、「湖」と主張する[[イラン]]が大きく譲歩して5か国間で[[領海及び接続水域に関する条約|領海協定]]が締結された。カスピ海は「[[領海]]」として分割されることになり、20年にもわたった[[国際紛争]]が事実上決着した。<ref>[http://www.sankei.com/world/news/180903/wor1809030002-n1.html カスピ海は湖か?海か?20年越しの論争が決着 権益めぐりイランが譲歩、背景に米の圧力] (産経新聞)</ref>