「交響曲第7番 (シューベルト)」の版間の差分

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=== 第4楽章 ===
多くの補筆完成版では作曲時期や編成の類似、調性がロ短調であることから、『ロザムンデ』の間奏曲第1番('''Allegro molto moderato''')を基にしており、またこの間奏曲はそもそも完成されていたこの交響曲の第4楽章を流用したものである、とする説もある<ref name="v"/>。その中には「シューベルトは劇付随音楽ロザムンデを完成させるため、グラーツ楽友協会へ『第三楽章と第四楽章を返してくれないでしょうか』と自筆譜の返還を申し出たのであり、未完成交響曲は実は完成していた<ref>{{Cite web |url =https://tower.jp/item/4534276/Schubert%EF%BC%9A-The-Finished--Unfinished--(Symphony-No-8-D-759,-Reconstructed-by-Mario-Venzago) |title =舞台上演まで時間がなかったため(初演時に序曲として、『アルフォンソとエストレッタ』のそれを転用したように)、この交響曲の第4楽章の音楽を転用するべく急遽グラーツのヒュッテンブレンナーに楽譜の返還を求め、ヒュッテンブレンナーはスケルツォの2ページ目以降を作曲者に戻した |publisher =tower.jp |date = |accessdate =2018-12-11 }}</ref>。完成していたことを証明するため、第三楽章の第1フォリオ(第1ページと第2ページ)のみを協会の預かりにした・・・」という意見がある。[[マリオ・ヴェンツァーゴ]]補筆構成版は「フィナーレだから失われた第一カッコ部分がある」という説に基づき、バレエ音楽の前半をまず第一カッコ部分として演奏し、モノディートータルユニゾン部分に差し掛かると第一間奏曲冒頭に戻って最後まで演奏する。
多くの補筆完成版では作曲時期や編成の類似、調性がロ短調であることから、『ロザムンデ』の間奏曲第1番('''Allegro molto moderato''')を基にしており、またこの間奏曲はそもそも完成されていたこの交響曲の第4楽章を流用したものである、とする説もある<ref name="v"/>。
 
== 脚注 ==